
『バトルフィールド 1』とは、エレクトロニック・アーツより2016年に発売されたファーストパーソン・シューティングゲーム(FPS)である。実際の戦争や架空の戦いをテーマにした大人数でのマルチプレイや、キャンペーンモードを主としている。『バトルフィールド 1』は、バトルフィールドシリーズ初となる第一次世界大戦が時代背景であることが話題になった。前作『バトルフィールド ハードライン』から1年、初代となる『バトルフィールド1942』の発売から14年の時を経て制作された。
『バトルフィールド 1』の特徴として、最初に目に付くのは騎兵である。第一次世界大戦当初では、各国はまだ騎兵隊による突撃などが主流であり、花形でもあった。しかし、機関銃の台頭により、徐々に花形の位置から落とされていったという経緯がある。また、機関銃の台頭が第一次世界大戦の特徴である、塹壕戦・戦車・戦闘機の開発に繋がっていったとも言われている。
『バトルフィールド 1』では、偵察や移動用に騎馬が使用される。
塹壕

騎兵だけでなく、第一次世界大戦の大きな特徴といわれる塹壕戦。第一次世界大戦当時も塹壕の奪い合いを繰り広げた事から、ゲーム内においても塹壕の奪い合いが勝敗を決する可能性がある。また、塹壕を掘るだけでなく、相手を殴り倒せるということで塹壕戦で最も使われたスコップも登場している。
兵器

塹壕戦を有利に戦う為に必要不可欠な兵器も、『バトルフィールド 1』の注目点である。今作では各兵科限定のハンドガンと各兵科共通のハンドガンの2種類が存在。
なお、第一次世界大戦の発明品である戦車や、空中から地上を攻撃できる飛行船・戦闘機、戦艦等の兵器の数々がゲームに登場する。特に当時の戦車は脅威の存在であり、その絶望感が何処まで再現されているのかにも注目である。
『バトルフィールド 1』の登場人物・キャラクター
本作ではさまざまなキャンペーンが実施されているが、キャンペーンごとに異なるキャラクターが登場する。
血と泥濘の先に
ダニー・エドワーズ(Danny Edwards)
キャンペーン「血と泥濘の先に」の主人公。イギリス陸軍の新人戦車兵である。軍に入隊する以前はイギリス本国で自動車の運転手をしていた。
マクマナス(McMannus)
ブラック・ベスの砲手。戦争の影響か荒々しい性格をしているが、信仰に厚いのか、たびたび神に祈っている。
タウンゼント(Townsend)
エドワーズ達の上官で、ブラック・ベスの戦車長。自分達のいるブラック・ベスごとドイツ兵を砲撃するように命じるなど、無茶な命令を出す。
フィンチ(Finch)
ブラック・ベスの機関士。ブラック・ベスを可愛がっており、汚い言葉を使うエドワーズをたしなめていた。
プリチャード(Prichard)
ブラック・ベスの機銃手らしきキャラクター。ドイツ兵襲撃の際には、砲撃要請のため鳩を飛ばそうとする。
高き場所の友
クライド・ブラックバーン(Clyde Blackburn)
キャンペーン「高き場所の友」の主人公。イギリス陸軍航空隊に所属するアメリカ人パイロット。
実はストーリー冒頭で、イギリスの名家であるウィンザー家の末裔ラックハムと賭けをして、イカサマでブリストルF.2戦闘機と彼の身分を手に入れた。相棒のウィルソンとともに航空戦闘に繰り出す。
ウィルソン(Wilson)
Related Articles関連記事

Battlefield V(バトルフィールドV)のネタバレ解説・考察まとめ
『Battlefield V』は2018年にエレクトロニック・アーツから発売されたファーストパーソンシューティングゲームで、『バトルフィールドシリーズ』の通算13作目。第二次世界大戦を題材にした作品であり、連合国と枢軸軍の戦闘を描いている。 本作にはシリーズで初めてマルチプレイにバトルロイヤルモードが導入された。「ファイアストーム」というバトルロイヤルではソロ、スクアッドの2つのモードをプレイできる。
Read Article

BFシリーズの作品まとめ【バトルフィールドシリーズ】
『バトルフィールドシリーズ』は架空の戦争をテーマにしたFPSである。2002年に一作目となる『バトルフィールド1942』が発売され、2021年には『バトルフィールド2042』が発売される。どのシリーズでも大きなマップやチームワーク、車両戦争、オンラインマルチプレイに焦点を当てており、多大な人気を誇る。ここではそんな『バトルフィールドシリーズ』をまとめてみた。
Read Article

BF1とBF4の違い・変更点まとめ【バトルフィールドシリーズ】
『バトルフィールド1』は「1」とナンバリングされているものの、『バトルフィールド4』よりも後に発売された作品である。この2作の間に発売された『バトルフィールド ハードライン』が他のシリーズ作品とは少し毛色が異なることもあって、『1』と『4』は比較されやすい。ここでは『1』と『4』の違い・変更点についてまとめた。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『バトルフィールド 1』の概要
- 『バトルフィールド 1』のあらすじ・ストーリー
- シングルプレイのキャンペーン
- 鋼鉄の嵐(Storm of Steel)
- 血と泥濘の先に(Through Mud and Blood)
- 高き場所の友(Friends of High Places)
- サヴォイアに栄光あれ!(Avanti Savoia!)
- ランナー(The Runner)
- 記されぬ言葉(Nothing Is Written)
- 『バトルフィールド 1』のゲームシステム
- シングルプレイ
- マルチプレイ
- 勢力
- 騎兵
- 塹壕
- 兵器
- 『バトルフィールド 1』の登場人物・キャラクター
- 血と泥濘の先に
- ダニー・エドワーズ(Danny Edwards)
- マクマナス(McMannus)
- タウンゼント(Townsend)
- フィンチ(Finch)
- プリチャード(Prichard)
- 高き場所の友
- クライド・ブラックバーン(Clyde Blackburn)
- ウィルソン(Wilson)
- サヴォイアに栄光あれ!
- ルカ・ヴィンチェンツォ・コッキオラ(Luca Vincenzo Cocchiola)
- マッテオ(Matteo)
- ランナー
- フレデリック・ビショップ(Frederick Bishop)
- ジャック・フォスター(Jack Foster)
- 記されぬ言葉
- ザラ・グフラン(Zara Ghufran)
- アラビアのロレンス(Lawrence of Arabia)
- ティリキシ(Tilkici)
- 『バトルフィールド 1』の用語
- 第一次世界大戦
- AP徹甲弾
- AT
- AA
- 『バトルフィールド 1』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 前作『バトルフィールド ハードライン』から約1年での『バトルフィールド 1』の発売