[※最新12話/最終回まで]ジョーカー・ゲーム エンドカード集/東京十二景まとめ
レトロな味わいのあるアニメ『ジョーカー・ゲーム』のエンドカードまとめ。昭和初期特有の、和と洋が融合した独特の世界観は必見です。エンドカードが出来るまでの制作裏も掲載。
~製作工程~その1
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
ラフを描く。この段階で監督および発注元にチェックしてもらい修正部分などあれば反映します。
液晶タブレットでPhotoshopを使って作業。
以後の作業は主線の清書以外は全てPhotoshopです。 pic.twitter.com/tYFt5uO7JV
~製作工程~その2
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
構図を調整しつつキャラクターを清書。ここだけ紙と鉛筆。後の作業を考えて分けて描いておきます。
通常、アニメーションの作業だと、ここで影の線も描くのですが、今回は彩色も自分なので主線のみで終わり。 pic.twitter.com/3oTxZhGwCB
~製作工程~その3
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
スキャン後、ゴミ掃除などして(2値化はしません、理由は後ほど)彩色。
本編のノーマル色のデータをもらっって塗り。影は投げ縄ツールで選択範囲とって塗ってます。少しくらいのはみ出しは気にしない。 pic.twitter.com/glLuyWQ2Py
~製作工程~その4
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
背景素材も鉛筆で清書。やはり後の作業のために分けておく。
ちなみに、柱や窓などの連続物は片方だけ描いてコピペしてます。効率も大事。 pic.twitter.com/sXhYbFz9R4
~製作工程~その5
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
枠を乗せて、背景も塗り。色味は後で調整するのでここではグレーで。
機関員達の位置を気にしながらライティングしていきます。重なってあまり見えないモブ達はコピペ左右反転で省力。 pic.twitter.com/MARMhfUDbY
~製作工程~その6
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
キャラクターとタイトルを乗せて、構図を確認。色を塗ってみると想定していた様になっていない事があるのでここで微調整。 pic.twitter.com/BN9cjc0Ohg
~製作工程~その7
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
色味とライティングを調整。
色はPhotoshopのレンズフィルターを使ってます。元の色を壊さずに調整出来るので便利。 pic.twitter.com/vUAutw3Sn9
~製作工程~その8
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) May 19, 2016
紙の質感素材を乗せます。(『百日紅』の時に買った素材集が役に立った!)
全ての素材に同じ様に乗せると、見え方が宜しくなかったので、背景、機関員達、白紙部分にそれぞれ違うモードで乗せ方を調整してます。 pic.twitter.com/7O5UbL2H1c
『ジョーカー・ゲーム』で板津が受けた仕事は、「エンドカード」12枚。11話の「絵コンテ、演出、美術設定」というものです。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
この「美術設定」というのがやっかいで、、、。作品で必要なロケーションを資料を探しつつ作っていくのですが、、、。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
こんな感じ。 pic.twitter.com/9rq7Zite14
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
フレームがあるのは、そのまま絵コンテの絵として使うためです。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
先に絵コンテの構成を作っておいて、そこで必要な絵を設定に起こして、監督、及び白土さんにチェックしてもらう、という手順でした。
OKが出たらコンテにします。こんな感じ。 pic.twitter.com/zeFWhfbPvm
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
#11「日比谷公園」 pic.twitter.com/zCXOqxCeID
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
当初、三好1人で描いていたのですが、監督の「背中合わせでベンチに座ってるとか?」というアイデアを頂いて描いてます。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
背中合わせなので、関係性が薄い人の方がよい、というのと。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 17, 2016
ここまで作品を観ている人は、いろいろ予想したりするだろうから、なるべく以外な人がよいな、という事で蒲生に。
#12「神田 万世橋駅」 pic.twitter.com/coUWITVE4w
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
左から、神永、実井、田崎、甘利、三好、福本、小田切、波多野、結城。 pic.twitter.com/osH1C5X5h1
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
その話数の主人公をエンドカードのメインにするという縛り(自分で勝手に決めたのだけど、、、)でエンドカードを描いてきたのですが、最終回は最後らしい絵にしたかったので、10話を小田切メインの絵にしました。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
ただの全員集合の絵というのも、この作品らしくなく、芸が無いので、スパイらしく「顔を描かない」絵に挑戦してみる事に。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
アニメーションの版権物で顔を描かないのも珍しいんじゃないかな、と。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
実際にあったであろう光景、というよりは象徴の絵で。「鏡像」=「別の存在」を操る彼らに光が当たる作品である。という事と、彼らを送り出す結城中佐が主人公である。という絵のつもり。
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
広瀬中佐、杉野兵曹長の銅像と万世橋駅。どちらも現在は残っていません。 pic.twitter.com/RecMZ0uM1s
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
完成品だとほとんど見えないけど、水たまりの奥はこんな感じ。 pic.twitter.com/BCimzV0wnv
— 板津匡覧 Yoshimi Itazu (@jokerendcard) June 23, 2016
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