『ホイッスル!』とは、1998年から2002年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された樋口大輔によるサッカー漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。背が低いために名門校では雑用を命じられた主人公・風祭将が、サッカーができる環境を求め、弱小の桜上水中学へ転校。ひたむきに努力する彼を中心に、少年たちが選手として、人間として成長する姿を描く。ジャンプの「友情・努力・勝利」を体現した本作には、読者の胸を熱くし、背中を押し続けてくれる珠玉の名言や名シーンが数多く凝縮されている。
椎名 翼(しいな つばさ)
学年:3年生
背番号:4
ポジション:ディフェンダー(DF)/センターバック
プロフィール:1983年4月19日生まれ、身長151cm、体重43kg、B型
愛称:特になし
飛葉中学校のキャプテン。風祭と同じく小柄で、一見すると女の子のような可愛らしい顔立ちだが、その内面は極めて好戦的かつ男らしい。
頭の回転が非常に速く、相手に反論の余地を与えないほどの鋭い皮肉やマシンガントークが特徴で、その性格ゆえに敵を作ることも多い。
「与えられた練習をただこなしてるだけじゃ身につかないってこと 何でこんなことするのか どうしてこれが必要なのか 常に考えてなきゃ進歩はないのさ」
「与えられた練習をただこなしてるだけじゃ身につかないってこと 何でこんなことするのか どうしてこれが必要なのか 常に考えてなきゃ進歩はないのさ」
飛葉中の司令塔である椎名が放った、本質を突く言葉。ただ盲目的に努力するのではなく、その目的や意味を理解しようとする「思考の深さ」こそが、一流と二流を分ける境界線であることを教えてくれる。
「邪魔になるプライドがないからどこまでも貪欲に吸収しようとする ありゃ上手くなるときは一気にくるぜ」
「邪魔になるプライドがないからどこまでも貪欲に吸収しようとする ありゃ上手くなるときは一気にくるぜ」
格上の相手である自分に対しても、恥も外聞もなく教えを請う風祭の姿を見て、椎名がその脅威を感じた際の一言。不要なプライドを捨て、成長することだけに集中できる人間がいかに強いかを物語っている。
松下左右十(まつしたそうじゅう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
松下 左右十(まつした そうじゅう)
ポジション:元日本代表ミッドフィールダー(MF)
プロフィール:1961年10月24日生まれ、身長182cm、体重73kg、O型
元日本サッカーリーグ・新川電工の名選手であり、日本代表の経験も持つ。かつて指導した雨宮との確執からサッカー界を離れ、おでん屋の常連として隠遁生活を送っていたが、店主の勧めで桜上水中の試合を観戦したことを機に、期間限定のコーチとして現場復帰する。過去のトラウマから正式な就任を一度は拒むものの、再会した雨宮との和解を経て、正式にコーチとして少年たちの指導にあたることを決意した。
「サッカーは勝たなければ意味がない。いい試合だったなんて記録には残らないんだ。だが、それでも一言言いたい。いい試合だった、いい試合だったぞ、桜上水中」
弱小チームとして侮られていた桜上水中のサッカー部。それでも必死に食らいつき全力でプレイした桜上水中は、惜しくも武蔵野森学園のサッカー部に負けてしまう。
ロッカールームに引き上げた後、松下左右十は彼らに「サッカーは勝たなければ意味がない。いい試合だったなんて記録には残らないんだ。だが、それでも一言言いたい。いい試合だった、いい試合だったぞ、桜上水中」という言葉を贈ったのだった。
試合に負けたという結果はどうあっても覆すことはできないが、それでも「いい試合だった」と選手たちの頑張りを認めて褒めた松下の愛情が感じられるセリフである。
高井真人(たかいまさと)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
学年:2年生
背番号:12(最初の武蔵野森戦ではFW)
ポジション:ウイングバック(WB)
プロフィール:1985年3月29日生まれ、身長158cm、体重50kg、B型
風祭の入部前から補欠だったが、部内のいざこざでレギュラーに昇格。しかし、不破の入部や風祭とのポジション争いに敗れ、一時は練習をサボるほど腐ってしまう。女子マネージャー・小島との勝負を機に奮起し、松下コーチの助言で自身の俊足と体力を活かすためウイングバックへ転向。視野の狭さを克服すべくサイドからのパス精度を徹底的に磨き上げた。合宿最終日の練習試合で風祭へのアシストを決め、努力の末に自らの力でレギュラーの座を勝ち取った、読者に最も近い等身大の努力家である。
「俺だってあいつみたいにカッコよくなりたいって 思ってるだけじゃダメなんだ 変わりたいなら実行しなきゃさ」
「俺だってあいつみたいにカッコよくなりたいって 思ってるだけじゃダメなんだ 変わりたいなら実行しなきゃさ」
桜上水中サッカー部のチームメイトであり、ごく普通の少年だった高井が、ひたむきに努力する風祭の姿に触発されて放った言葉である。「変わりたい」と願う人は多いが、それを実行に移せる人は少ない。読者に最も近い目線を持つキャラクターである高井が、自らの殻を破ろうとするこの決意は、一歩踏み出すことの重要性を強く訴えかけてくる。
山川智之(やまかわともゆき)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
山川 智之(やまかわ ともゆき)
学年:2年生
背番号:なし(3軍→2軍)
ポジション:ディフェンダー(DF)
プロフィール:1984年8月12日生まれ、身長159cm、体重48kg、AB型
愛称:トモユキ
風祭の武蔵森学園在学中からの親友。入試で出会って以来、共に3軍で雑用や基礎練習に励む日々を送った。風祭が転校を決意した際、その真意を誤解して一度は絶交するが、予選1回戦での風祭のひたむきなプレーを見て自らの間違いに気づく。ハーフタイムに風祭へ「願えば叶う」という言葉を贈り和解。風祭の姿勢に感化され、地道な努力を続けた結果、後に2軍への昇格を果たした。
「if you can dream you can do it!~願えば叶う~」
「if you can dream you can do it!~願えば叶う~」
風祭の武蔵野森時代の友人、山川智之から贈られた言葉である。ウォルト・ディズニーの名言としても知られるこのフレーズは、サッカーへの道を閉ざされそうになっていた当時の風祭にとって、希望の光となった。強い想いを持ち続け、それを信じて行動すれば夢は現実になるという、本作のテーマを象徴する言葉である。
小岩鉄平(こいわてっぺい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
小岩 鉄平(こいわ てっぺい)
学年:2年生
背番号:21
ポジション:フォワード(FW)
プロフィール:1984年5月9日生まれ、身長163cm、体重53kg、B型
東京都選抜にバックアップメンバーとして選出された、江戸川一中の快速FW。自慢の俊足で敗れた日生光宏と再戦するためにサッカーを始めた経緯を持つ。選抜合宿当初はボールキープ力に課題を抱えていたが、持ち前のスピードを武器に頭角を現し、東北選抜戦で正規メンバー入り。念願の日生とのスピード勝負を制し、決勝ゴールをアシストする活躍を見せた。後に高校を中退し、ヴァンフォーレ甲府に入団してプロの道を歩む。
「俺はあいかわらずで、一生懸命やってんのに上手くいかないし… お前はいいよな才能があって おれは…だめだ やっぱ…むいてねぇんだよ!」
「俺はあいかわらずで、一生懸命やってんのに上手くいかないし… お前はいいよな才能があって おれは…だめだ やっぱ…むいてねぇんだよ!」
東京選抜のバックアップメンバー(補欠)として葛藤する小岩が、自分と同じ立場から這い上がっていく風祭に対し、思わず吐露した本音。誰しもが一度は抱く「自分には才能がないのではないか」という不安と、他人を羨む脆さがリアルに描かれている。この直後、風祭が返した「努力という才能」にまつわる言葉によって、小岩は再び自分自身の足で前を向く強さを取り戻していく。
周防将大(すおうまさひろ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
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目次 - Contents
- 『ホイッスル!』の概要
- 風祭将(かざまつりしょう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「なりたい自分に…サッカー選手に 僕はなるんだ 諦めたらそこで終わりなんだ! 無理だって やめて後悔するのはいやだ 好きなことで負けたくない!!」
- 「カッコ悪くたっていいじゃないか ぼくは未来をあきらめたくないよ!!」
- 「…だけど 放っとけなかったから 見て見ぬふりするような自分はいやだから 僕は助けたいから助けに来た それだけです」
- 「今からだって遅くない 僕らも手伝うから 始めようと思ったら何時だって何処だってできる 諦めない限り終わりじゃないんだよ」
- 「死んだら終わりなんだぞ! 何も応えてくれない 伝えられない いいのか それで? 悲しいこと言うな!」
- 「道が見つからないなら考えるんだ どうやれば切り開けるか」
- 「ぼくは自分のこと上手いなんて思ったことないよ もっと上手くなりたいっていつも思ってる! ダメだって自分から諦めちゃ上手くなるものもならなくなっちゃうよ!」
- 「…おやっさん…ぼく ぼくの…足ポンコツになっちゃった… ドリブルもできないダッシュもターンも…キックも… …いらない サッカーできないならこんな足いらない!!」
- 水野竜也(みずのたつや)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「勝てるかもしれないのにやる前から諦めてしまうようなやつらが レギュラーやってるのが桜上水中サッカー部の現状だ そんなやつらに俺らが負けるわけがない」
- 「一人じゃない!! 今は 応えてくれる仲間がいる!!」
- 「自分の可能性を信じて挑み続けることができるやつのことをかっこいいっていうんじゃないか?」
- 「そういえばいつも…おれは待ってた気がする(中略)自分から動かなければ何も変わらないのに いつまでも他人任せで、逃げて、それでいいのか水野竜也?」
- 佐藤成樹(さとうしげき)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「お前にとっての友達って何や? 聞かれたくないことは突っ込んでこん 真正面から向き合わなあかんこともナアナアですませてしまうような やさしいだけの付き合いしてくれんのが友達か?」
- 「ポチ、俺の方がかなりすごいで」
- 「たつぼん、おれな… 風祭が怖い お前はどうや? お前はそないに思ったことあらへん?」
- 「いつからやろ? サッカーが好きだって全身全霊かけて球を追えるアイツが うらやましいと思うようになったんは」
- 椎名翼(しいなつばさ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「与えられた練習をただこなしてるだけじゃ身につかないってこと 何でこんなことするのか どうしてこれが必要なのか 常に考えてなきゃ進歩はないのさ」
- 「邪魔になるプライドがないからどこまでも貪欲に吸収しようとする ありゃ上手くなるときは一気にくるぜ」
- 松下左右十(まつしたそうじゅう)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「サッカーは勝たなければ意味がない。いい試合だったなんて記録には残らないんだ。だが、それでも一言言いたい。いい試合だった、いい試合だったぞ、桜上水中」
- 高井真人(たかいまさと)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺だってあいつみたいにカッコよくなりたいって 思ってるだけじゃダメなんだ 変わりたいなら実行しなきゃさ」
- 山川智之(やまかわともゆき)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「if you can dream you can do it!~願えば叶う~」
- 小岩鉄平(こいわてっぺい)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺はあいかわらずで、一生懸命やってんのに上手くいかないし… お前はいいよな才能があって おれは…だめだ やっぱ…むいてねぇんだよ!」
- 周防将大(すおうまさひろ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「可能性が0%じゃない限り戦い続けろ!! そうすりゃ必ず道は拓かれる!」
- 西園寺玲(さいおんじあきら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「苦しくても最後まであきらめない、一番の負けず嫌いが勝つのよ!」
- その他の『ホイッスル!』の登場人物の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山本先生「だがな目標が目的になってはいかんよ どうやったらなれるのかじゃなくて、どうしてなりたかったのか 初心をずっと持ち続けられた者だけがなりたい者になれる」
- おでん屋のおやっさん「うまいもんはなー手間ヒマかけてやらねぇとできねぇもんなのさ 人間だってそうさ 一朝一夕にうまくなるわけじゃねぇ そこにいたるまで練習して練習して根気よく努力を重ねなきゃなれねぇのさ」
- おでん屋のおやっさん「神さんはな…乗り越える力があるやつにしか試練を与えねぇのよ」
- 『サムライファイト!』の概要
- 朱羽「めざすべきスゲーやつがまた一人増えたから2倍がんばる!」
- おでん屋のおやっさん「一人じゃ無理でも繋がることでできることも広がる できないことよりできることを数えてみな」
- 高井真人「辛い思いをすることはすごく大事なことなんだ 人には無限の可能性がある、それは本当だ けど、大体はそのことを信じきれずにあきらめる 楽な道を選ぶから可能性は縮まっていく」
- 風祭将「何度失敗してもいいんです ミスしてもミスしても立て直して またやり直せばいいんです」
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