ホイッスル!

ホイッスル!

『ホイッスル!』とは、1998年から2002年まで『週間少年ジャンプ』に連載された樋口大輔によるサッカー漫画、およびそれを原作としたアニメ作品である。主人公はサッカーが大好きな中学生、風祭将。身長が低く足も速くない、サッカーにおいて決して恵まれた体格でもなければ、ボールを扱う技術が高いわけでもない。そんな彼には誰にも負けない強みがあった。彼のひたむきで一生懸命な姿に周囲が巻き込まれていく。サッカーを通して少年達が選手としてだけでなく、人間としても成長していく姿を描いた作品である。

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ホイッスル!のレビュー・評価・感想

ホイッスル!
7

現実的

週刊少年ジャンプで連載されていたサッカー漫画です。自分はこのマンガを見てサッカーを始めました。
ただ良い所と?な所があるので挙げさせてもらうと
・個人的に必殺技のあるスポーツ漫画は好きじゃないのですがこのマンガはありません。リアルです。
サッカー漫画ではキャプテン翼やシュートがあるんですが、現実ではありえないような必殺技のオンパレードです。そういうのは知性がないというか稚拙でイヤですね。
・キャラクターがカッコいいです。イケメンが多いと思います。
・ここからは?なところになりますが、まず中学生の地区大会でなぜ実況があるのかがわからない。後半は無くなってきたみたいですが…
・インステップキックでボールに対して、あんなに真正面から足の甲を入れたら足首が折れます。それにスルーパスもあんなシュートフォームみたいのでパスは出しません。
グラウンダーのパスをイメージして書いたんだと思いますが、あのボールの軌道はちょっとない…
・モチーフにしているサッカー選手がすぐ分かります。
主人公→ゴン中山 水野竜也→中村俊輔 真田、郭、若菜→高原、小野、稲本 椎名翼→宮本恒靖 間宮→明神智和 伊賀→遠藤保仁。
それに当時の日本サッカーで使われていたフラットスリーという戦術も出てきます。ちょっと露骨な感じはしました。
ただトレセンの話など設定は非常にリアルで、安っぽさは感じません。
「サッカー漫画といえばコレ!」というものがない中では良い作品だと思います。

ホイッスル!
10

むちゃくちゃ熱い気持ちになる漫画

主人公の努力と成長を描いている漫画です。主人公はサッカーの名門中学校に入学しますが、サッカー部の3軍となり、雑用の毎日でした。先輩から低身長であるため2軍以上に昇格できないと言われ、転校することに決めました。転校先の中学校では名門中学校からの転校ということもあり期待をされていましたが、3軍で雑用を行うばかりであったため、練習に参加しても失敗ばかりで笑われてばかり。耐えきれず、練習を抜け出してしまいます。その後、悔しさをバネに練習を続け、実力を評価されたり、レギュラーの座を勝ち取ったのち、自身が元々いた中学校と対決します。結果、負けてしまいますが、観客からは拍手喝采を浴びたのです。この漫画は、努力を積み重ね、自ら壁をぶち破っていくストーリー。キャラクターたちの成長を感じ、読みこむうちに胸が熱くなります。

ホイッスル!
6

あまり例を見ないサッカー漫画

ホイッスルはサッカー漫画になります。
主人公はサッカーは上手くないものの、上手くなりたい気持ちはだれよりも強い少年。名門校にいたことから、転向した学校では、上手くて当たり前のように扱われ、くやしさから猛練習を始める。その姿に他のサッカー部員の気持ちも引き寄せる人間的な魅力を持つ。
弱小だったサッカー部が徐々に強くなっていくストーリーと、主人公も誰よりもサッカーをうまくなりたい気持ちと、練習するごとにうまくなっていく姿が見ていて引き付けられるものがある。
サッカー漫画の主人公は通常、天才肌の人物であることが多いが、元々上手くない主人公からのスタートは、他のサッカー漫画にはあまりなく斬新なストーリー展開となっている。物語の最後には、日本代表候補にも選ばれるまで成長し、その中でもひたむきに練習して上手くなっていく姿に他の日本代表候補も引き付けられていく。一方の同じチームの天才肌の水野は主人公の姿に嫉妬をしていく。その中で成長していく水野の姿も人間的なストーリーが描かれており、見所となっている。最終的には主人公が、サッカー人生で一番もパフォーマンスを発揮する試合の途中で膝を怪我をし、戦線離脱してしまうが、あきらめずにリハビリし、数年後に復帰する姿までが描かれている。

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