Yellow Studs(イエロースタッズ)の徹底解説まとめ

Yellow Studs(イエロースタッズ)は、2003年結成のロックバンド。2004年に1stミニアルバム『震度7』を500枚限定でリリースし、手売りで完売させる。ガレージを土台として、ロカビリーやジャズなどの様々な要素を取り入れたサウンドに、ボーカルの野村太一の実体験に基づいた、どこか泥臭さを感じる歌詞を乗せた楽曲で独自の世界観を繰り広げている。結成以来、東京を拠点として、テレビCMなどへの楽曲提供や演奏、歌唱、ナレーションなど、多岐にわたる活動を完全無所属のインディーズで行っている。

Yellow Studs(イエロースタッズ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)

バード

活動初期から謳われ続けている楽曲。日々の生活の虚しさと、飛び立ちたいという欲求を忠実に描きだしている。ライブでも定番の人気曲だ。

さえずり

生きていくことの虚しさをこれでもかと押し出した、彼らの名刺代わりと言っても過言ではない楽曲。畳みかけるようなサウンドと野村太一の切実な歌声は、ライブハウスを飲み込む力がある。

ライブハウス

彼らのフィールドである「ライブハウス」について歌った楽曲で、ピアノを軸にしたスタイリッシュなサウンドに乗るのは「暇なら遊びにおいでよ」という誘い文句である。虚しさを歌いつつも、サビではしっかり勧誘しているあたりにセンスを感じる。

汚れたピースサイン

結成20周年を目前にした彼らが放つ、叩きつけるような渾身の一曲。激しくも美しいサウンドと、野村太一の心の叫びのような歌詞が聴く者の心を捉えて離さない魅力がある、傑作ともいえる人気曲だ。

秋晴れの空

野村太一が亡き祖母に宛てて書いた楽曲。どこか聴く者の郷愁を誘う名バラードである。

汚い虹

愚直なまでの自嘲と、それでも前を向こうと必死に足掻く男の姿を綴った歌詞が、聴く者の胸を締め付ける一曲。
この楽曲のMVは、彼らの中でも屈指の人気を誇っていることでも知られる。

Yellow Studs(イエロースタッズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

野村太一が亡き祖母に宛てて書いた「秋晴れの空」の歌詞

7thアルバム『ALARM』に収録され、泣かせるバラードとして話題となった「秋晴れの空」。MVでは、登場する女優の切ない表情と野村の歌詞によって恋愛の曲と思われがちだが、実はこれは野村太一の亡き祖母に宛てて書いた曲だという。そうしたエピソードを噛み締めながら聴くと、また違う表情が見えてくる一曲だ。
実体験がベースとなった野村の歌詞だからこそ、それを聴く者は誰しもが抱く虚無感や郷愁、そして傍にいる人への愛しさなどをより深く噛みしめられるのだということがよくわかる。

keeper
keeper
@keeper

目次 - Contents