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Yellow Studs(イエロースタッズ)は、2003年結成のロックバンド。2004年に1stミニアルバム『震度7』を500枚限定でリリースし、手売りで完売させる。ガレージを土台として、ロカビリーやジャズなどの様々な要素を取り入れたサウンドに、ボーカルの野村太一の実体験に基づいた、どこか泥臭さを感じる歌詞を乗せた楽曲で独自の世界観を繰り広げている。結成以来、東京を拠点として、テレビCMなどへの楽曲提供や演奏、歌唱、ナレーションなど、多岐にわたる活動を完全無所属のインディーズで行っている。
Yellow Studs(イエロースタッズ)の概要
Yellow Studs(イエロースタッズ)は、2003年結成のロックバンド。略称は「イエスタ」。2004年に1stミニアルバム『深度7』をリリースし、手売りで500枚を完売。結成以来、幾度かのメンバーチェンジや活動休止を挟みつつも、東京都を拠点としてライブを中心に活動を続け、KIRINの缶チューハイ「氷結」のCM挿入歌などのテレビCMへの楽曲提供や演奏、歌唱、ナレーションなど、多岐にわたる活動を完全無所属で続けてきており、楽曲制作はもちろん、オフィシャルグッズのデザインと作成、通販の梱包まで全てメンバー自身で行っている。
彼らの曲は、実際自分達がバンドを始めて売れていなかった時代苦悩したことなど、リアルな実体験をもとになった曲が中心となっている。生活が苦しかったこと、バイトを沢山掛け持ちしながらライブをしたことなど、泥臭くリアリティ溢れる歌詞が多いが、ガレージロックを土台とし、ロカビリーやジャズなどの様々な要素を取り入れたスタイリッシュなサウンドに乗せているためか、独自の世界観を繰り広げている。
バンド形態だけではなく、アコーディオンやバイオリンを導入したアコースティックセットなどでも活動をしており、高い技巧とセンスに溢れた楽曲、熱量の高いライブパフォーマンスで人気を博す。
Yellow Studs(イエロースタッズ)の活動経歴
結成
2003年にバイト先の居酒屋で出会った野村太一と植田大輔を中心として結成、2004年には1stアルバム『震度7』をリリース。同作500枚を手売りで完売させ、その後も枚数を1000枚に絞ってリリースしたアルバムを立て続けに完売させて注目を集める。特に2007年リリースの3rdアルバム『伝言』はタワーレコードインディーズチャート7位にランクインし、同年リリースした4thアルバム『三年経過』は3000枚以上を売り上げて完売するなど、ハイセンスな楽曲と熱量を感じるライブパフォーマンスで、徐々に知名度とセールスを伸ばしていった。
『ジブリロック』への参加と好セールス
008年、ボーカルの野村太一の実弟である野村良平がギターとして加入。2009年にはHMV着うたにおいて、楽曲が4週連続1位を記録する。翌2010念にはマキシシングル『Soliloquy』『PIPI』『JUNK』の3枚を立て続けにリリースし、これらを引っ提げたレコ発ワンマンライブを3ヵ所で開催。同年にはカバーアルバム『ジブリロック』に参加し、「ナウシカ・レクイエム」と「風の谷のナウシカ」をメドレー形式にした、堂々たるアレンジを披露する。同アルバムは15000枚以上のセールスを記録し、Yellow Studsは音楽ファンの間でさらに注目度を高めていった。
2011年にはドラムの木村耕平が脱退し、新たに前川和彦を迎えてバンドは再スタートを切る。
「完全無所属」の活動は全国区へ
2012年にリリースしたアルバム『Shower』『curtain』が立て続けにタワーレコードインディーズチャートで4位にランクインし、彼らはさらに全国的な知名度を高めていった。2013年には全国のTSUTAYAでCDのレンタルが始まり、ますます精力的に活動を推し進めていくかに見えたが、ドラムの前川和彦が無期限で活動を休止。翌2014年、新たなドラム担当として田中宏樹が加入する。同2014年に7thアルバム『Alarm』がリリースされ、同作はオリコンインディーズチャートで8位にランクインという好セールスを記録した。バンドはこのアルバム発売後、楽曲の世界配信を開始する。
2016年に8枚目となるアルバム『Door』をリリース。従来と比較すると少しキャッチ―な音楽性を披露した。同年10月から11月にかけては、このアルバムを引っ提げてLarge House Satisfaction、THE PINBALLSとの3組による東名阪スプリット・ツアーとなる「KERBEROS」を開催。さらに同年12月には、アコースティック・アルバムの『Stroll』を発売し、どこか懐かしいメロディとアコーディオンなどの楽器も積極的に使ったハイセンスな音楽性で、バンドは新たな境地を開拓する。
全国規模の活躍
2018年にはEP『GRAB』のリリース記念ツアーを行うが、このツアーをもってドラムの田中宏樹が脱退することを表明。翌2019年、新たなドラムとして高野玲を迎えて、札幌COLONYを皮切りに全国8ヶ所でのワンマンツアー「ごくつぶしが鳴く夜 2019」を敢行した。2020年、野村太一が心身の不調を訴えて活動を休止。精力的に走り続けてきたバンドは活動ペースを緩めるようになる。2021年には自身初のカバーアルバムである『brand new old days』を発売して好評を博し、2022年には太一も完全復活を果たした。だが、2023年の新宿LOFT PRESENTS 『ええじゃないか歌舞伎町』〜志士開国編〜へのYellow Studs Acoustic Bandとしての出演をもって、ギターの奥平隆之が脱退することを表明。続けて、同年の開催の「FINAL GBGB 2023 'G-Beat Gig Box'」公演をもってギターの野村良平が無期限の活動休止に入ることを発表する。
長きにわたって活動を共にしてきたギタリスト2名の脱退と活動休止を同時に迎える形となってしまうが、盟友でもあるロックバンド、THE PINBALLSの活動で知られるギタリスト、中屋智裕を迎えてバンドは継続することを決意した。
以降はライブを中心に活動を続け、さらに円熟味を増したサウンドを武器に、多くのファンの心を掴み続けている。
Yellow Studs(イエロースタッズ)のメンバー
現メンバー
野村 太一(のむら たいち)

ボーカルとピアノ、ギターを担当。上京してから特に強い目標も持たずバイトに明け暮れる日々を過ごしていたが、2003年に居酒屋のバイトで出会った植田大輔と共にYellow Studsを結成。独特のしゃがれ声と、幼少から習ってきたピアノで培った高い作曲センス、実体験に基づいた泥臭さを感じる歌詞でバンドの世界観を構築するフロントマン。2020年に心身の不調で2年ほど活動を休止するが徐々に持ち直し、以降はテレビのナレーションやCMソングの歌唱などにも活動の幅を広げる。非常に多趣味であることでも知られ、その幅は車やバイク、釣り、サバイバルゲームやキャンプなどアウトドアのほか、キックボクシングのようなスポーツ、電子工学などの学問にも及ぶ。
第一子にあたる男児の誕生後、育児にまつわるイラストやエピソードを積極的に発信している。
植田 大輔(うえだ だいすけ)

ベース、コーラスを担当。アルバイト先の居酒屋で野村太一と出会い、共にYellow Studsを結成。ウッドベースとエレキベースを使い分け、歌謡曲や演歌など、ロックに留まらない幅広いジャンルの楽曲を演奏する。様々なバンドやミュージシャンのサポートとしてライブやレコーディングに参加する、スタジオミュージシャンとしての実績も多数。努力家な性格で、様々な資格を保有していることでも知られている。
中屋 智裕(なかや ともひろ)

ギターを担当。人気ロックバンド、THE PINBALLSに在籍していたが、2021年に同バンドが活動を休止。2023年からYellow Studsの一員として活動を開始する。バンド活動はもちろん、ソロプロジェクトやディレクターなど、様々な分野で幅広く活躍している。
高野 玲(たかの あきら)

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目次 - Contents
- Yellow Studs(イエロースタッズ)の概要
- Yellow Studs(イエロースタッズ)の活動経歴
- 結成
- 『ジブリロック』への参加と好セールス
- 「完全無所属」の活動は全国区へ
- 全国規模の活躍
- Yellow Studs(イエロースタッズ)のメンバー
- 現メンバー
- 野村 太一(のむら たいち)
- 植田 大輔(うえだ だいすけ)
- 中屋 智裕(なかや ともひろ)
- 高野 玲(たかの あきら)
- 旧メンバー
- 木村 耕平(きむら こうへい)
- 前川 和彦(まえかわ かずひこ)
- 田中 宏樹(たなか ひろき)
- 奥平 隆之(おくだいら たかゆき)
- 野村 良平(のむら りょうへい)
- Yellow Studs(イエロースタッズ)のディスコグラフィー
- オリジナルアルバム
- 震度7
- 離陸
- 伝言
- 三年経過
- shower
- curtain
- ALARM
- door
- TRIANGLE
- DRAFT
- Yellow Studs(イエロースタッズ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- バード
- さえずり
- ライブハウス
- 汚れたピースサイン
- 秋晴れの空
- 汚い虹
- Yellow Studs(イエロースタッズ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 野村太一が亡き祖母に宛てて書いた「秋晴れの空」の歌詞