Weezer(ウィーザー)の徹底解説まとめ
Weezerとは、1992年にアメリカで結成されたオルタナティブ・ロックバンド。結成から現在までに10枚以上アルバムを出し、94年の初作である「ザ・ブルー・アルバム」は300万枚を超える大ヒットとなった。
当時のアメリカではOasisやNirvana等のロックバンドが評価されていたが、彼らにはないような情緒的な歌詞・メロディからなる切なさに大衆が魅力されることとなった。骨太なギターサウンドに加えそれに反するようなダメダメな男を表した歌詞をファンは愛嬌込めて「泣き虫ロック」と呼んでいる。
Weezerの概要
Weezerとは、1992年にアメリカで結成されたオルタナティブ・ロックバンド。90年代、パワーポップブームの火付け役となった。
今でこそ日本人も多く知る彼らだが、88年当時18歳だったGt.Voのリヴァース・クオモはロックスターに憧れてロサンゼルスに行くも早くに挫折。
その後、同様にロサンゼルスに集まった当時のメンバーでウィーザーを結成し1年強ロサンゼルスで活動、初演奏ではキアヌ・リーブスが所属するバンド「Dogstar」のオープニングアクトを努めている。
かつて「日本は嫌いだ」という発言から物儀を晒していたがリヴァースは大学卒業後、日本人女性と結婚し一時期、熊本県での作曲活動をしていたことから精神的な面での不安定さによるあまり意味の無い発言だったのでは、とされている。
そんな彼らの作風は「泣き虫ロック」と称され、切ない歌詞とメロディアスな曲調に加え、当時流行っていたロックバンドでは見かけないようなポップの色の強さが逆に日本人にも好まれる理由になり、今現在もアメリカと日本を中心に大人気のロックバンドである。
Weezerのメンバー
現ラインナップ
リヴァース・クオモ(Rivers Cuomo)
Rivers Cuomo 1970年6月13日生まれ 担当:ヴォーカル・ギター
ガンズ・アンド・ローゼズの大ファンであり、高校を卒業後は1度アバンギャルドというメタルバンドを組んでいたこともある。
後に改名し活動したものの90年には解散している。
後のWeezerが結成されたロサンゼルスという場所も、ガンズ・アンド・ローゼズの活動拠点地だと知ったリヴァースがロサンゼルスに移住したことから始まっている。
かつて「日本嫌い」の発言はあるものの親日家であり、ハーバード大学を卒業後日本人女性と結婚。
2007年には夫人との間に子供が生まれ、名をMiaと命名する。
ブライアン・ベル(Brian Bell)
Brian Bell 1968年12月9日生まれ 担当:ギター、ヴォーカル
テネシー州ノックスビル出身。ウィーザーの他にSpace Twinsというバンドでも活動している。
1993年に1stアルバムのレコーディング中に旧メンバーであるジェイソン・クロッパーと入れ替わりで加入している、この時ブライアンはカーニヴァル・アートというバンドのベーシストだった。
彼らのファンの間ではファッションセンスの良さで知られており、ファンからは愛情を込めて「The Sass Master」と呼ばれている。
最近ではサイドプロジェクトとしてThe Relationshipというバンドでも活動している。
スコット・シュライナー(Scott Shriner)
Scott Shriner 1965年7月11日生まれ 担当:ベース、ヴォーカル
オハイオ州トレド出身。ウィーザー三代目のベーシスト。
高校生の頃にベースを始めるが、卒業後、海兵隊に入隊し2年間過ごす。
25歳の時にベースを本格的に弾こうと思い立ち、ロサンゼルスへ行き、幾つかのバンドで活動する。以前はBrokenというバンドのメンバーだった。2001年夏、マイキー・ウェルシュの脱退後、ウィーザーへ加入した。
2018年4月に開催されたロックの殿堂の式典ではザ・カーズの亡きベンジャミン・オールに代わりベースを務め、幅広い活躍をしている。
パトリック・ウィルソン(Patrick Wilson)
Patrick Wilson 1969年2月1日生まれ 担当:ドラム、ギター
※ライブでは2008年から一部の曲でギターを弾くようになり、2009年からはギターに専念するようになる。
ニューヨーク州バッファロー出身。ソロプロジェクトのThe Special Goodnessの活動もしている。
94年にジェニファーと結婚し、2004年には息子のチャーリーが生まれた。
サポートメンバー
ジョシュ・フリース(Josh Freese)
Josh Freese 担当:ドラム
2009年から参加。
Weezerの他にも数多くのロックバンドのドラムを務めており、Nine Inch NailsやGuns N’ Roses、Paramoreなどどれも大御所ばかり。
日本アーティストでは過去に吉井和哉・土屋アンナ・B’zにも参加している。
過去には「ギブソン社が選ぶ史上最高のロックドラマー10人」や「『リズム』誌が選ぶ過去25年で最も偉大なドラマー20人」にも選ばれている。
旧メンバー
ジェイソン・クロッパー(Jason Cropper)
目次 - Contents
- Weezerの概要
- Weezerのメンバー
- 現ラインナップ
- リヴァース・クオモ(Rivers Cuomo)
- ブライアン・ベル(Brian Bell)
- スコット・シュライナー(Scott Shriner)
- パトリック・ウィルソン(Patrick Wilson)
- サポートメンバー
- ジョシュ・フリース(Josh Freese)
- 旧メンバー
- ジェイソン・クロッパー(Jason Cropper)
- マット・シャープ(Matt Sharp)
- マイキー・ウェルシュ(Mikey Welsh)
- Weezerの活動経歴
- Weezerのディスコグラフィー
- Weezer(The Blue Album)
- Songs from the black hole
- Pinkerton
- Weezer(The Green Album)
- マラドロワ(Maladroit)
- Make Believe
- Weezer(The Red Album)
- ラディテュード(Raditude)
- ハーリー(Hurley)
- デス・トゥ・フォルス・メタル〜レア・トラック貯蔵庫(Death To False Metal)
- Everything Will Be Alright In The End
- Weezer(The White Album)
- Weezerの代表曲
- Say It Ain't So
- Buddy Holly
- Island In The Sun
- King Of The World
- Weezerの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ライブ中にフリスビーが飛んできた
- ホワイトアルバム制作秘話