New Order(ニュー・オーダー)の徹底解説まとめ

New Orderとは、1980年にイギリスのマンチェスターで結成されたロックバンド。エレクトロとロックを融合させた独自のサウンドを武器として人気を博し、クラブシーンに大きな変革をもたらした。その後のテクノエレクトロロックバンドの元祖として語り継がれている。メンバー間の不仲で活動休止と再結成を繰り返していることでも知られているが、再結成を発表した2011年以降はライブを中心として、世界中を股にかけて活躍し続けている。

キーボード、ギター担当。類まれなシンセサイザーの構築とバランス感覚を持ち、「職人」と評されることもある。バンド加入当時はスティーブン・モリスのガールフレンドで、後に彼と結婚した。2001年に家庭の事情で一度脱退したが、2011年の再結成時から再び活動を共にしている。

Phil Cunningham(フィル・カニンガム)

ギター 、キーボード担当。決して対立を煽らない穏やかな性格で、再結成以降は調整役としてバンドの安定に大きく貢献している。

Tom Chapman(トム・チャップマン)

ベース、シンセサイザー。ピーター・フック脱退後に加入し、決して楽曲を壊さない堅実なプレイでバンドを支えている。

旧メンバー

Peter Hook(ピーター・フック)

ベース、パーカッション担当。「フッキー」の愛称で呼ばれる。ベースを膝近くまで低く構えた演奏スタイルと、エレキギターと見紛うような激しく独特なプレイスタイルで、世界中のミュージシャンからのリスペクトを集めている。2007年ごろからメンバー間の不仲が表面化し、後に事実上の脱退として扱われるようになる。

New Order(ニュー・オーダー)のディスコグラフィー

スタジオアルバム

Movement

1981年リリースの1stアルバム。まだダンスロックへ踏み切る前の段階で、全体的に重苦しく陰鬱な空気が漂っている。それでも随所に後の彼らを予感させるポップさや電子音の芽があり、「再生前夜」の空気を濃く感じさせる。暗さも不完全さも含めて、New Orderを語るうえで避けて通れない一枚となっている。

1. Dreams Never End
2. Truth
3. Senses
4. Chosen Time
5. ICB
6. Him, The
7. Doubts Even Here
8. Denial

Power, Corruption & Lies

1983年リリースの2ndアルバム。ポストパンクの陰鬱さを引き継ぎながらも、シンセとリズムを前面に押し出すことで、彼らが「過去」と決別した瞬間を刻んだ転換点として位置づけられている。冷たく理知的なサウンドでありながら、同時に「異様にポップな悲嘆をダンスミュージックに変換する」という彼ら独自の美学が、ここで完全に形を成した。
バンドの再生を証明した名盤であり、80年代オルタナティブ・ミュージックの中でも伝説的な立ち位置にある作品となっている。

1. Age of Consent
2. We All Stand
3. Village, The
4. 586
5. Your Silent Face
6. Ultraviolence
7. Ecstasy
8. Leave Me Alone

Low-Life

1985年リリースの3rdアルバム。シンセ主体のサウンドを完全に自分たちの持ち味として、ポストパンクの影を残しつつも洗練されたポップバンドへと踏み出した意欲作だ。リズムはより軽やかに、メロディは明確になり、孤独や疎外感といった主題も外向きの視点へと移行している。実験と親しみやすさのバランスが美しい一枚で、暗さを抱えたままではあるが「踊れる音楽」として完成度を高めた重要作と語り継がれている。

1. Love Vigilantes
2. Perfect Kiss, The
3. This Time Of Night
4. Sunrise
5. Elegia
6. Sooner Than You Think
7. Sub-Culture
8. Face Up

Brotherhood

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