イン・セキュリティ 危険な賭け(映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『イン・セキュリティ 危険な賭け』とは、2013年に公開されたアメリカのクライムコメディ映画。脚本を務めたマット・ワイングラスの実体験に基づいて制作されたフィクションで、脱力するようなシーンと、シリアスでショッキングなシーンが絶妙なバランスで織り交ぜられた手法で話題となった。治安が良すぎる地域で警備会社を営む二人の男が、会社の再建のために自作自演の強盗事件を企てたことで大きな犯罪に巻き込まれていく姿を描く。

ブルースとケヴィンが盗みに入った大豪邸の主。本業は麻薬ディーラーで、盗まれた金の行方を探していた。品の良い見た目に反して加虐趣味があり、自宅に侵入した強盗と手下のラミロの繋がりを察すると問答無用で残虐な拷問を加えた。その後強盗がホーム・セキュリティと関わりがあると見抜いてブルースを訪ねた際はハンクと名乗ったが、本名はジョシュア。

ラミロ(演:ガブリエル・モラレス)

ブルースのゲーム仲間の若者。年齢の割に懐が深い一面があり、彼らに協力してくれるが、本業は新進気鋭のドラッグディーラー。そうとは知らずジョシュア宅に彼の家から持ち出された盗品を持ち込んだことで、彼の家に侵入した強盗との関与を疑われて拷問を受け、その後はゲームにログインすることなく行方不明になっている。

その他の人物

ブルームホール(演:アダム・アーキン)

ホーム・セキュリティーに見積もりを依頼した富豪。彼らのセールストークを一笑に付し、小馬鹿にして追い出すが、怒ったブルースが起こした強盗の被害に遭い、まんまと彼の会社でセキュリティシステムを契約することになってしまう。

ホール刑事(演:ヴィング・レイムス)

ブルースとケヴィンが起こしている一連の強盗事件を追う刑事。事件発生と共に羽振りがよくなった彼らを疑っている。

ラファティ(演:ジョージ・ワイナー)

ブルースとケヴィンが気晴らしで飲みに行った店のマスター。彼がわざと塩辛いプレッツェルを無料で提供し、客が酒を注文するよう仕向けていたのを見たブルースが強盗を思いつく。

『イン・セキュリティ 危険な賭け』の用語

ホーム・セキュリティー

ブルースとケヴィンが経営する警備保障会社。比較的優れた防犯システムを提供しているものの、街の治安がいいために需要がまったくないため、経営は思わしくない。見積を取ると、粗品として防犯用の唐辛子スプレーをもらうことができる。

『イン・セキュリティ 危険な賭け』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ブルームホール「ありがとう、ステーキに使うよ」

富豪のブルームホール宅に防犯グッズの見積営業で訪れたブルースとケヴィンだが、熱心なセールストークを披露したにもかかわらず「いまいち必要性を感じない」として追い出されてしまう。苛立ちながらも見積を取った人に配っている防犯用の唐辛子スプレーを渡した彼らだが、受け取ったブルームホールは「ありがとう、ステーキに使うよ」と、嫌味とユーモアたっぷりの返事をするのであった。この一言はブルースが根に持つには効果覿面で、怒った彼は、顧客獲得のための強盗において、真っ先にこの家をターゲットにすることを決める。
後半に進むにつれてクライム・サスペンスの様相を濃くしていくが、序盤のこうしたジョークの応酬も本作を語る上では欠かせない魅力のひとつとなっている。

『イン・セキュリティ 危険な賭け』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

脚本家のマット・ワイングラスの実体験に基づいて作られた本作の原案

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