サレタガワのブルー(漫画・ドラマ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サレタガワのブルー』はセモトちかがスマホアプリ『マンガMee』にて2018年から連載しているフルカラー不倫漫画である。2021年には単行本が発売され、注目を集めている。2021年7月にはMBS・TBS系にてドラマ化が発表された。主人公である田川暢は妻の藍子と幸せな日々を送っていたのだがある日藍子の不倫に気づき、真実を確かめていく中の苦悩や不倫された側の辛さをリアルに描いた作品だ。「読めば必ず不倫したくなくなる」とSNSでも注目を集めている。

藍子の不倫を目の当たりにし心身ともに弱っていた暢が弁護士の吹田に離婚の事を相談した時に「つらくても苦しくても法律がきっとあなたを助けます」と言葉をもらう。暢は藍子の不倫は自分にも非があったのではないかなどと考えていた。そしてとても傷ついていた。自分が信じて愛した妻に裏切られ、不倫の現場も見てしまった。ボロボロになった暢を救った言葉である。これをきっかけに暢は藍子と戦う事を決意する。

『サレタガワのブルー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

『サレタガワのブルー』の主人公が男性の理由は不倫をする女性が減って欲しいという願いから

『サレタガワのブルー』は不倫をテーマに描かれており、とてもリアルに表現されている。主人公が男性の理由として、「セモトちか」はこのように語っている。
「私の描く『サレタガワのブルー』は、不倫された側の悲劇を描いて、主人公をとことん痛めつけることで読んでいる人が「された側ってこんなにつらいんだ…自分はしないでおこう…」となってくれるのを目標にしています」
主に女性読者が多い「マンガMee」で主人公の男性が傷つく姿を見る事によって不倫をされた側の辛さをリアルに表現する事によって「自分はしないでおこう」と思う女性が増えて欲しいと語っている。

『サレタガワのブルー』の実際のモデルはなし

『サレタガワのブルー』には実際にはモデルはいない。しかし不倫の心情をリアルに描くために、取材を行ったと語っている。
「弁護士さんや、シタ側、サレタ側、男女問わずたくさんの方にお話を聞きました。もう時効と言って笑い話に昇華できている方からは、とても前向きな『強さ』も感じました。『不倫されて離婚した』だけが人の物語ではないと思うので、そのあたりも描いていきたいです」
さらに、「不倫」をテーマにしているが、暗くなりすぎないように「面白さ」も意識して描いたと語っている。

エンディング曲『Lost love song【Ⅲ】-サレタガワ-』は男性目線の曲

ドラマ『サレタガワのブルー』のエンディング曲である『Lost love song【Ⅲ】-サレタガワ-』は、女性目線で描かれた切ないラブソング『Lost love song【Ⅲ】』の男性目線バージョンである。Hilcrhymeが楽曲として出している『Lost love song』は2014年からシリーズ化している女性目線の曲で、今回のドラマ『サレタガワのブルー』のタイアップに合わせて男性目線の曲を作成したそう。「男性目線の失恋をかなりエグイ内容で、エクスクルーシヴトラックとして仕上げてみました。」とコメントを残している。

『サレタガワのブルー』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):UPSTART『ペルソナ』

ED(エンディング):Hilcrhyme『Lost love song【III】-サレタガワ-』

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