100s(ひゃくしき)とは、2004年に活動を開始したロックバンド。シンガーソングライターの中村一義を中心に結成され、中村のソロ活動で培われた独創的な世界観を基盤に、多様な音楽性を融合したサウンドで高い評価を獲得する。ライブバンドとしても高い人気を誇り、多くの大型音楽フェスにも出演。2010年代以降は事実上の活動休止状態となっているが、解散は正式に発表されておらず、多くのファンから再始動を望む声が根強く上がり、その作品群は絶大な支持を集め続けている。
100s(ヒャクシキ)の概要
100s(ひゃくしき)とは、日本のロックバンド。シンガーソングライター・中村一義を中心に結成され、2004年より本格的なバンド活動を開始。中村のソロ活動で培われた独創的な世界観を基盤に、ロック、ポップス、ファンク、サイケデリック、エレクトロニカなど多彩な音楽性を融合したサウンドで高い評価を獲得する。『OZ』『ALL!!!!!!』『世界のフラワーロード』などのアルバムを発表し、2000年代の日本ロックシーンを代表するバンドのひとつとなった。
ライブバンドとしても高い人気を誇り、FUJI ROCK FESTIVALやROCK IN JAPAN FESTIVALなどの大型音楽フェスにも出演。中村一義の内省的な歌詞世界にバンドならではの躍動感やアンサンブルが加わったことで、ソロ作品とは異なる新たな魅力を生み出した。メンバーには後にレキシとして活躍する池田貴史ら実力派ミュージシャンが参加しており、その演奏力の高さも大きな特徴となっている。
2010年代以降は事実上の活動休止状態となっているが、解散は正式に発表されておらず、多くのファンから再始動を望む声が根強く上がり続けている。高い実力を持つ個々が集まった奇跡的なバンドとして、その作品群は高い支持を集め続けている。
100s(ヒャクシキ)の活動経歴
仲間を手にした孤高の天才
1990年代後半、日本の音楽シーンに突如現れた中村一義は、「天才シンガーソングライター」と称される存在となっていた。しかし、宅録を中心に自身の世界を追求してきた彼は、この一方でライブにおけるバンド演奏の可能性にも強く惹かれていく。
2001年、中村はROCK IN JAPAN FESTIVALへの出演をきっかけに結成されたバックバンドのメンバーたちと意気投合。ステージ上で生まれた高揚感や一体感は中村に大きな刺激を与え、そのまま同じメンバーによるレコーディングが始まった。
池田貴史、町田昌弘、小野眞一、山口寛雄、玉田豊夢という実力派ミュージシャンたちとの出会いによって、中村の音楽は新たな局面を迎える。2002年にリリースされた中村のソロ名義のアルバム『100s』は、ソロ活動でありながら事実上のバンド作品として高い評価を受けた。
バンドとしての挑戦のはじまり
2004年、中村一義は正式にロックバンド「100s(ひゃくしき)」として活動することを発表。バンド名は『機動戦士Ζガンダム』に登場するモビルスーツ「百式」に由来しており、遊び心とロックバンドらしい自由な精神を象徴していた。結成翌年の2005年には1stアルバム『OZ』を発表し、オリコン初登場10位を記録した。
『OZ』では、中村の持つ独自の世界観にバンドならではの躍動感が加わり、ロック、ポップス、ファンク、サイケデリックなどを取り入れた豊かなサウンドが展開された。特に「光は光」「Q&A」「Honeycom.ware」などの楽曲はライブでも高い人気を誇り、100sは中村一義としての活動の一環ではなく、独立したバンドとして高い評価を確立していく。
また、FUJI ROCK FESTIVAL、ROCK IN JAPAN FESTIVAL、MONSTER baSHなど大型フェスにも出演し、ライブバンドとしての存在感を強めていった。
「百来来」の時代へ
2007年、100sは新たなフェーズへ突入。2ndアルバム『ALL!!!!!!』は、オリコン初登場9位を記録。ポップさと実験性を両立させた作品として高く評価され、バンドの代表作のひとつとなった。
同年には全国ツアー「百来来!!!!!!」を開催し、その集大成として両国国技館で特別公演「今一度音志を洗濯したく候」を実施。大規模な会場で行われたライブは、100sが単なるロックバンドを超えた特別な共同体であることを示した。
2009年には映画『ウルトラミラクルラブストーリー』のエンディングテーマとなった「そりゃそうだ」を発表し、同曲が収録された3rdアルバム『世界のフラワーロード』をリリース。人生賛歌ともいえる温かな楽曲群は、キャリアを重ねた彼らならではの円熟味を感じさせた。
活動休止後も語り継がれる「奇跡のバンド」
2010年以降、メンバーそれぞれの活動が多忙になったことから、100sは事実上の活動休止状態となる。公式な解散発表こそ行われていないものの、2012年のライブイベント「20121221 -博愛博2012-」が最後の活動となった。
その後も各メンバーはソロ活動やプロデュース、サポートミュージシャンとして、音楽業界の第一線で活躍を続けている。特にメンバーのひとりである池田貴史は「レキシ」として大きな成功を収め、中村一義も引き続きソロ活動を再開。このほかのメンバーも様々なミュージシャンとの仕事をしつつ、中村のソロ活動を支えている。
100sが残した作品群は、中村一義のソロ作品とはまた異なる魅力を持つ。「個人の才能」が「仲間との化学反応」によって拡張された稀有なバンドとして、多くの音楽ファンから愛され続けている。
100s(ヒャクシキ)のメンバー
中村一義 (なかむらかずよし)
1975年2月18日生まれ。ボーカル・ギター担当。ほぼすべての楽曲の作詞と作曲を手掛けている。ニックネームは「中村くん」、「一義」、「ナカカズ」など。1997年にシンガーソングライターとしてデビュー。独特の発語感を持っており、そのボーカリゼーションは「日本語英語」とも評されてている。
結成当初はライブではギターを弾いていたが、100s名義になってからはボーカルに専念している。100sの活動休止後はソロ活動を再開。新たなバンド「海賊」を結成する。
中村一義(Kazuyoshi Nakamura)の徹底解説まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
中村一義(なかむらかずよし)とは、東京都江戸川区出身のシンガーソングライター、ミュージシャン、音楽プロデューサー。1997年にシングル「犬と猫」、アルバム『金字塔』でデビュー。生きることへの肯定や人間の弱さ、希望や孤独を歌い上げる独自の言語感覚の歌詞と、宅録で制作されたハイクオリティな楽曲で多くのリスナーの心を掴んでいる。その言葉と音楽は世代を超えて支持され、後進のミュージシャンにも大きな影響を与えている。
池田貴史 (いけだたかふみ)
1974年2月15日生まれ。キーボード担当。ニックネームは「池ちゃん」。
1997年にSUPER BUTTER DOGのメンバーとしてデビューし、2007年からは「レキシ」としても活動している。2000年に中村一義の3rdアルバム『ERA』のレコーディングに参加。その他にも小谷美紗子などのサポートをしている。
音楽プロデューサーとしての活動もしており、スネオヘアーなどのプロデュースを行っているほか、バラエティ番組にも多数出演と、マルチな活躍で知られている。
町田昌弘 (まちだまさひろ)
1975年11月6日生まれ。ギター担当。ニックネームは「まっちぃ」。1999年、玉田と共に自身がボーカル・ギターを務めるバンド「The Pretty Side Movie」を結成。2003年からは100sと並行してソロプロジェクト「キャスバル」をスタートさせたほか、山口、玉田とともに「kicca」のメンバーとしても活動。2007年からはソロ名義での活動も始めている。
大森洋平、THE STAND UP、WONDERS、北出菜奈、ビアンコネロ、岡野宏典などのプロデュースを行っている。また、2009年からはサポートミュージシャンとしてTHE BOOMのツアーに帯同、アルバムにも参加していた。
100sの活動休止後は中村とのトーク&弾き語りツアー「まちなかオンリー!」を敢行したほか、中村が結成した新バンド「海賊」にも参加している。
小野眞一 (おのしんいち)
目次 - Contents
- 100s(ヒャクシキ)の概要
- 100s(ヒャクシキ)の活動経歴
- 仲間を手にした孤高の天才
- バンドとしての挑戦のはじまり
- 「百来来」の時代へ
- 活動休止後も語り継がれる「奇跡のバンド」
- 100s(ヒャクシキ)のメンバー
- 中村一義 (なかむらかずよし)
- 池田貴史 (いけだたかふみ)
- 町田昌弘 (まちだまさひろ)
- 小野眞一 (おのしんいち)
- 山口寛雄 (やまぐちひろお)
- 玉田豊夢 (たまだとむ)
- 100s(ヒャクシキ)のディスコグラフィー
- 中村一義名義のアルバム
- 100s
- 100s(ヒャクシキ)名義のアルバム
- OZ
- ALL!!!!!!
- 世界のフラワーロード
- 100s(ヒャクシキ)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- キャノンボール
- セブンスター
- Honeycom.ware
- ももとせ
- やさしいライオン
- 100s(ヒャクシキ)の名言・発言
- 中村一義「花火大会は、100sにとって最重要の風物詩となっています(笑)。でも、ただ花火をめでているだけではなく、大事な場だったりするんですよ。去年も花火大会の後メンバーに、『ALL!!!!!!』に収録されている「あの荒野に花束を」を初めて聴かせて、そのまま打合せに突入みたいな(笑)。」
- 100s(ヒャクシキ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バンド名の由来は『機動戦士ガンダム』のモビルスーツ・百式
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