レキシ(池田貴史)の徹底解説まとめ
レキシとは、福井県出身の池田貴史(いけだ たかふみ)によるソロユニットかつ、ユニット内における池田自身の名称。1997年にSUPER BUTTER DOGのキーボードとしてメジャーデビュー後、2007年にレキシとしてソロデビュー。幅広いジャンルのサウンドに歴史(日本史)上の出来事をテーマにした詞を乗せるスタイルが特徴。現在は楽曲提供やプロデュース、ライブサポートなどの活動も行っている。
レキシ(池田貴史)の概要
レキシとは1974年福井県生まれの池田貴史によるソロプロジェクト、およびソロプロジェクト内における池田の名称。
池田は1997年にSUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしてデビューし、2004年からは100sのメンバーとしても活躍。
その日本史マニアぶりを生かし、2007年にレキシとしての1stアルバム『レキシ』を発表した。
レキシでは日本史の登場人物や史実をソウルフルなサウンドに乗せて歌う独自のスタイルで注目を集め、2011年3月に2ndアルバム『レキツ』、2012年12月に 3rdアルバム『レキミ』をリリース。2014年6月に4thアルバム『レシキ』を発表した。同年8月20日にはハニワの日として、初の日本武道館ワンマン公演「レキシツアー もう一度遺跡について考えてみよう〜大きなハニワの下で〜」を開催。12月にはジャズピアニストの上原ひろみを迎え、東名阪ツアー「レキシ & オシャレキシ『レキシ 対 オシャレキシ〜お洒落になっちゃう冬の乱〜』」もスタート。
2015年6月、役者として初出演の映画『海街diary』が公開。7月に、青森県の縄文遺跡群の魅力や価値に関する情報発信を行う親善大使「あおもり縄文大使」に任命され、9月に青森・三内丸山遺跡でのワンマンライブを開催。同年11月25日に初シングル『SHIKIBU』をリリース。
2016年4月17日より役者として初のレギュラー出演となるTBS日曜劇場『99.9 -刑事専門弁護士-』も放映された。同年6月、5thアルバム『Vキシ』をリリース。2017年4月、2ndシングル『KATOKU』を発売している。
レキシ(池田貴史)の活動経歴
CMへの楽曲提供
レキシと日本コカ・コーラの人気緑茶ブランド「綾鷹」とのコラボレーションによって生まれたオリジナル楽曲「ちゃきなべいべー」は、レキシが綾鷹の味わいにハマったことがきっかけで始動。綾鷹の開発に協力している京都の老舗茶舗・上林春松本店などを訪れて綾鷹のこだわりや伝統の技に関する様々な体験をし、それを通じてオリジナル楽曲やスペシャルコラボビデオを制作。このビデオでは、綾鷹カラーをイメージした鮮やかなグリーンの着物に身を包み、「繊細なワビナベイベー」「急須なサビナベイベー」といった歌詞を歌いながら、ダンサーとともに軽快な踊りを披露。この作品について、「綾鷹の常識を覆す映像となったのでは?」、と本人がコメントしている。
・NOTHING BEATS FUKUSHIMA, DOES IT? (2011年8月)
・DUNLOP 「WINTER MAXX」(2012年)
・グリコ「みんなに笑顔を届けたい。冬篇」(2012年2月)サウンドステッカー
・東洋水産株式会社「マルちゃん 麺づくり」(2013年9月~2014年)
・競輪 「開催告知 ソングリレー」篇(2014年4月)
・テレビ朝日オフィシャルテーマソング(2015年3月)
・徳川家康没後400年記念「大 関ヶ原展」(2015年3月)
・朝日新聞×J-WAVEラジオCM「あさひさん」(2015年3月〜9月)
・コカ・コーラ「綾鷹」×レキシ「ちゃきなべいべー」(2015年8月/WEB CM)
CM出演
ダイハツ「Thor」のCMは、「納車篇」と「駐車篇」の2バージョンでレキシの2ndアルバム『レキツ』の収録曲「きらきら武士」が使用されている。
「納車篇」にはアフロ姿のレキシが遊園地スタッフに扮して登場している。
その後、CMがリニューアル。「成長記念日 おでかけ編」にも、ジャージ姿で相撲の行事をしているレキシが一瞬であるが登場する。
このバージョンのCMには2ndシングルの「KATOKU」が使用されている。
・コカ・コーラ ファンタCM(2000年度 ACC CM FESTIVAL入賞)
・グリコ「みんなに笑顔を届けたい。冬篇」(2012年2月)
・東洋水産株式会社「マルちゃん 麺づくり」(2013年9月)
・「綾鷹」×レキシ「ちゃきなべいべー」(2015年8月)
・dヒッツ powered by レコチョク(2015年11月)
・ダイハツThor(トール)「成長記念日 納車篇」
・ダイハツThor(トール)「成長記念日 駐車篇」
・ダイハツThor(トール)「成長記念日 おでかけ編」
人気アーティストのプロデュース
幅広いアーティストのプロデュースを手掛けており、アーティストからの熱烈なオファーもある。
安藤裕子の「林檎殺人事件(feat.池田貴史)」のビデオクリップに、レキシは樹木希林と出演。安藤本人が当時の映像を観た際に、「この曲で池ちゃん(レキシ)と踊りたい」と提案。さらに樹木にもオファーしたところ快諾され、オリジナル衣装を完全再現したコスチュームで登場。3人で軽快なダンスを披露する事となった。
また、関ジャニ∞の「侍唄(さむらいソング)」は、メンバーの錦戸亮主演ドラマ『サムライせんせい』の主題歌となるバラードナンバー。作詞作曲および編曲は錦戸本人のオファーによりレキシに委ねられた。
・椎名林檎「労働者」(09年6月発売 アルバム『三文ゴシップ』収録)
・安藤裕子「林檎殺人事件(feat.池田貴史)」 (11年3月発売 アルバム『大人のまじめなカバーシリーズ』収録)
・野宮真紀「マキのレキシ」「マキのヤボウ」(12年1月発売 アルバム『30 ~Greatest Self Covers & More!!!』収録)
・私立恵比寿中学「頑張ってる途中」(13年7月発売 アルバム『中人』収録)
「U.B.U」(13年11月発売 シングル『未確認中学生X』収録)
「なないろ」(17年5月発売 アルバム『エビクラシー』収録)
・やついいちろう「トロピカル源氏」(15年6月発売 アルバム『Tropical Hour!!』収録)
・Negicco「ねぇバーディア」(15年8月発売 シングル「ねぇバーディア」収録)
・関ジャニ∞「侍唄(さむらいソング)」(15年12月発売 シングル「侍唄(さむらいソング)」 /17年6月発売 アルバム『ジャム』収録)
キーボーディストとしてのサポート活動
椎名林檎、私立恵比寿中学、やついいちろうなどのプロデュースや、怒髪天、SAKEROCK、星野源、サンボマスターなどのサポート活動を行う。
ライブサポート
忌野清志郎、風味堂、スネオヘアー、中村一義、小坂忠、怒髪天、SAKEROCKなどのライブサポートを行う。
レコーディング参加
人気アーティストのレコーディングにも参加している。
レキシが参加したのは、椎名林檎やRhymester、サンボマスター、安藤裕子、野宮真貴、中村一義、忌野清志郎、Jackson Vibe、スネオヘアー、星野 源、毛皮のマリーズなど。
池田貴史名義の活動
Eテレの『ビットワールド』の挿入歌、私立恵比寿中学の作曲のクレジットではレキシではなく、「池田貴史」の名義となっている。
『ビットワールド』で作曲を担当したのは、「ピンキーマカロンのテーマ」、「ピンキーマカロンスーパーデリシャス」、「DANCE☆P.Q.R」、「ダーティマカロンのテーマ」、「エメラルドの誘惑」、「キミの一言」、「Da Ja ○○」。
私立恵比寿中学の「頑張ってる途中」では作詞・作曲・編曲、「U.B.U.」では作曲・編曲、マネキン先生との共作詞、「なないろ」では作詞・作曲、山口寛雄との共編曲、盆栽ガールでは作曲、マネキン先生との共作詞を行った。
エレキシ (DJやついいちろう×レキシ)では「トロピカル源氏」で作詞・作曲、ヒロ出島との共編曲を行い、Negiccoの「ねぇバーディア」では作詞・作曲、山口寛雄との共編曲を担当。
ジャニーズの楽曲制作にも携わっており、関ジャニ∞の「侍唄」では作詞・作曲・編曲を、V6の「レッツゴー6匹」では作詞・作曲、山口寛雄との共編曲を行っている。
レキシ(池田貴史)のプロフィール・人物像
1974年2月15日生まれ、福井県鯖江市出身。トレードマークはアフロヘア。
専門学校在学中に「インド池田と紙袋たち」を結成。卒業後、同郷で同級生である竹内朋康、永積タカシらに誘われ、1997年SUPER BUTTER DOGのキーボーディストとしてメジャーデビュー。そして、歴史(日本史)に造詣が深い池田がソロ・プロジェクト「レキシ」を結成したのもこの時期である(当時のメンバーは池田、シャカッチ、DJ書道(沢田周一)。
SUPER BUTTER DOGの活動中、2004年より中村一義らと共にバンド100s(ひゃくしき)のキーボーディストとしても活動。
2007年、ソロ・プロジェクト「レキシ」としてアルバム『レキシ』でソロデビュー。ファンキーなサウンドに乗せて歌う日本史の歌詞と、独特のユーモア溢れるステージング、そして参加ミュージシャンに与えられた「レキシネーム」も話題を呼ぶ。
2008年にはSUPER BUTTER DOGが解散。
その後もキーボードプレイヤーとしてはもちろん、ライブにおけるファンキーなエンターテナーぶりと喋りのセンスも高評価。TVでは「イケチャン」としても活動。
2016年には、地元・福井県鯖江市から「サングラス大使」の第1号に任命されている。
スネオヘアーのプロデュースやスペースシャワーTVへの出演など多方面で活躍。忌野清志郎や椎名林檎などに楽曲提供、ライブサポートなどの活動も行っている。いとうせいこうには「面白いミュージシャン3人衆の1人」と言われている。
アルバム発売の際には毎回初回10,000枚のジャケットを手書きし、その模様をUst配信し話題となる。
2017年5月14日に放送されたTV朝日音楽番組『関ジャム』で、名前の由来は「歴史が好きで得意だったから」だということを明かした。「日本史縛りで曲を作るのは結構大変で、分厚い辞典と何時間もにらめっこしている」とも語っている。
レキシ(池田貴史)のディスコグラフィー
アルバム
レキシ
Related Articles関連記事
99.9-刑事専門弁護士-(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ
『99.9-刑事専門弁護士-』とは嵐の松本潤が主演のTBSのテレビドラマである。『SEASON I』に引き続き、続編として『SEASON II』が放送された。物語は「99.9%有罪でも0.1%に真実が隠れているかもしれない」という考えを持つ弁護士の深山大翔が、事件の検証や調査をして真実を追求する。松本潤の他に香川照之、榮倉奈々、木村文乃などの俳優がドラマ出演している。IとIIの放送が終わった後にSPドラマの制作や映画化もされている。
Read Article
海街diary(実写映画)のネタバレ解説・考察まとめ
「海街diary」とは、「そして父になる」「誰も知らない」などで国際的にも評価の高い是枝裕和監督により映画化、2015年6月に公開された。原作は吉田秋生による漫画作品である。鎌倉を舞台に、異母妹を迎え4人となった姉妹の、共同生活を通して家族としての絆を紡いでいく1年の物語。
Read Article
レキシ・ファーストアルバム「レキシ」におけるコラボレーションとレキシネームについてのまとめ
独特の世界観で人気のアーティスト「レキシ」 そんなレキシがコラボレーションしたアーティストはいつも豪華で話題になっています。 また、コラボレーションする際にアーティストには”レキシネーム”という名前がつけられて、そちらも話題になっています。 そこで今回は、レキシのファーストアルバム「レキシ」でコラボレーションしたアーティストとレキシネームについてまとめました。
Read Article
レキシ・セカンドアルバム「レキツ」におけるコラボレーションとレキシネームについてのまとめ
歴史をフィーチャーし、独自の路線を突き進む人気のアーティスト「レキシ」 そんなレキシがコラボレーションしたアーティストはいつも豪華。 そして、コラボレーションする際にアーティストには”レキシネーム”という名前がつけられ話題になっています。 今回は、レキシのセカンドアルバム「レキツ」でコラボレーションしたアーティストとレキシネームについてまとめました。
Read Article
フェスでも大人気! 歴史をファンクする”レキシ”に注目です
レキシというバンドをご存知でしょうか? アフロでサングラスのフロントマンが歴史をテーマにした曲をファンクに料理してしまうという不思議なバンドです。フェスではノリの良い音楽と面白いMCで大人気!今回はこれから更に注目のバンド、レキシを紹介します。
Read Article
目次 - Contents
- レキシ(池田貴史)の概要
- レキシ(池田貴史)の活動経歴
- CMへの楽曲提供
- CM出演
- 人気アーティストのプロデュース
- キーボーディストとしてのサポート活動
- ライブサポート
- レコーディング参加
- 池田貴史名義の活動
- レキシ(池田貴史)のプロフィール・人物像
- レキシ(池田貴史)のディスコグラフィー
- アルバム
- レキシ
- レキツ
- レキミ
- レシキ
- Vキシ
- シングル
- SHIKIBU
- KATOKU
- レキシ(池田貴史)の代表曲
- きらきら武士 feat.Deyonna
- SHIKIBU feat. 阿波の踊り子
- KATOKU
- レキシ(池田貴史)のミュージックビデオ(MV/PV)
- 年貢for you feat.旗本ひろし・足軽先生
- 姫君Shake! feat.斎藤摩羅衛門
- 最後の武将 feat. 森の石松さん
- レキシ(池田貴史)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 楽曲参加アーティスト
- ユニークなレキシネーム