CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）の徹底解説まとめ

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）の概要

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）とは東京発のコミックバンド。バンド名はキューバ民謡の打楽器コンガの基本的なリズムパターンに由来する。略称はCHO CO PA（チョコパ）またはCHO CO PA CO（チョコパコ）。チョコパコチョコクインクインやチョコパコチョコクィンクィンという読み方は間違い。

メンバーはボーカルなどのDaido（芝崎大道）、細野晴臣（Haruomi Hosono）を祖父にもつベースなどのYuta （細野悠太）、マニピュレーターなどのSo （宮本颯）の3人。ライブのほか音源にも4人のサポートメンバーが参加し、実質7人編成で活動している。

DAW（デジタル・オーディオ・ワークステーション）ソフトAbleton Live（エイブルトンライブ）などを駆使して、物音や環境音などを取り込みながら車中（路上）で曲を作るTikTok動画がバズった（2022年8月12日から投稿開始）。そのためInstagram（インスタグラム）で「Abletonギャング」と呼ばれるようになる。

2023年6月7日にシングル「花様年華」でインディーズデビューを果たし、2023年7月19日に1stアルバム『tradition』を発売した。

朝霧JAMこと『It's a beautiful day〜Camp in ASAGIRI JAM '23』（2023年10月21日）、FRUE（フルー）こと『FESTIVAL de FRUE 2023』（2023年11月3日）、フジロックこと『FUJI ROCK FESTIVAL '24』（2024年7月28日）などの音楽フェスに出演。

2024年9月13日に放送開始した江崎グリコ「ポッキー」のテレビCM「ポッキーって、楽器じゃん。」編にも出演している。

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）の活動経歴

バンド結成・解散・再結成の経緯

小学校が同じ、家も近所の幼馴染4人が小学4年生のときにバンドを結成。メンバーはDaido（芝崎大道）、Yuta （細野悠太）、So （宮本颯）、後にチェコでバレエダンサーとして活動する人物（以下、バレエダンサー）だった。

そのバレエダンサーがギターを買ったため、CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの3人も焦ってギターを購入した。結果、4人ともギターになったのでバンド継続は不可となり、小学5年生でバンドは自然消滅し、実質解散に至る。

バレエダンサーがコロナの影響でチェコから一時帰国したことをきっかけに、再び4人が集結。スケボー（スケートボード）やドライブをして遊んでいたが、バレエダンサーはチェコに戻ることになった。

「最後に曲を作ろう」と呼びかけたのもバレエダンサーだったが、集まったのはバレエダンサー以外の3人。そのため2021年にバンドを再結成したものの、中心人物だったバレエダンサー以外の3人がメンバーになる。

キューバ民謡の打楽器コンガのリズムパターンに由来するCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINというバンド名で2021年から本格始動。2022年8月12日から投稿を始めたTikTokがバズる。DAWソフトAbleton Liveを駆使して路上で曲を作るTikTok動画が注目を集め、Instagramで「Abletonギャング」と称されるようになった。

シングル「花様年華」でインディーズデビュー

デジタルシングル「花様年華」を2023年6月7日に発売し、インディーズデビューを果たす。続いて、デジタルシングル「空とぶ東京」を2023年6月28日に発売。この2曲を含む1stアルバム『tradition』を2023年7月19日に発売し、各所で話題になる。

ゲスの極み乙女・indigo la Endなどの川谷絵音は、テレビ朝日系音楽バラエティ番組『関ジャム 完全燃SHOW』（2024年4月7日～：EIGHT-JAM）恒例の年間ベスト曲企画（2024年1月14日・21日放送）で1stアルバムのタイトル曲「tradition」を4位に選んだ。

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINはDaido（芝崎大道）、Yuta （細野悠太）、So （宮本颯）のメンバー3人のほか、サポートメンバー4人が音源やライブに参加し、実質7人編成で活動している。

朝霧JAMやフジロックなどの音楽フェスに出演

1stアルバム『tradition』発売後の2023年10月21日、朝霧JAMこと『It's a beautiful day〜Camp in ASAGIRI JAM '23』に出演。

さらに『FESTIVAL de FRUE 2023』（2023年11月3日）、『CIRCLE ’24』（2024年5月19日）、『森、道、市場 2024』（2024年5月25日）、『FUJI ROCK FESTIVAL '24』（2024年7月28日）などの音楽フェスに出演し、ライブの評判も高まる。

ポッキーのCMなどテレビでも活躍

NHK総合のドキュメンタリー番組『ドキュメント20min. ナイト ライト ライド』（2024年3月4日放送）でテレビ初出演。

さらにテレビ朝日系音楽バラエティ番組『ダウ★ツーマン』（2024年10月29日・11月5日・11月12日・11月19日放送）、江崎グリコ「ポッキー」のテレビCM「ポッキーって、楽器じゃん。」編（2024年9月13日から放送）にも出演するなど、テレビでも活躍している。

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN（チョコパコチョコキンキン）のメンバー

正式メンバー

Daido（芝崎大道）

ボーカル、キーボード（シンセ）、ギター、作詞、作曲、映像などを担当しているDaido（芝崎大道）。中高時代に映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』（2017年）を観てキューバが好きになり、2021年春、キューバのハバナ大学に短期留学した。その際に学んだ打楽器コンガのリズムパターンがバンド名になる。

中南米音楽だけでなく、宗教やアニミズム、映像に関しても造詣が深い。宗教やアニミズムについては作詞、映像についてはMVで才能を発揮している。父がカメラマンということもあり、小学生の頃から映画を撮り、映像クリエイターになる夢を抱いていた。CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINとして本格始動した直後も、MVのために音楽を作る感覚だった。

Yuta （細野悠太）

ベース、三線、作曲、編曲などを担当している、2000年生まれのYuta （細野悠太）は音楽家・細野晴臣（Haruomi Hosono）の孫。細野晴臣は高橋幸宏（Yukihiro Takahashi）、坂本龍一（Ryuichi Sakamoto）と共に電子音楽トリオ、YMOことイエロー・マジック・オーケストラ（Yellow Magic Orchestra）のメンバーでもあった。

Yuta （細野悠太）自身、中高時代に母の影響で好んで聴いたのは電子音楽。Daido（芝崎大道）とは別の流れで、早稲田大学のサークル「中南米研究会」に所属していた。福原音とのデュオ、シャッポ（Chappo）としても活動している（2019年〜）。

So （宮本颯）