『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』とは、2023年5月より『週刊ビッグコミックスピリッツ』で連載を開始した鍋倉夫による漫画作品である。一見冴えない中年男性の藤井守は40代独身で非正規雇用。周囲からはつまらない人間だと思われているが、周囲の価値観にとらわれずマイペースに暮らす彼の生き方は、周囲の人々の価値観にも影響を与えていく。『週刊ビッグコミックスピリッツ』のほか、ビッコミなどの電子漫画サイトでも配信され「マンガ大賞」なども受賞している。
矢部(やべ)
藤井と同年代。人当たりが良く爽やかな雰囲気。
藤井と同じ職場で働く男性社員。爽やかな雰囲気で人当たりは良い。登山が趣味。交友範囲が広く、バーの常連客にもたくさんの友人がいる。藤井とは真逆のタイプで、「多少無理してでも人に好かれたいタイプ」と自認している。そのため、外山と比べると癖のないタイプ。藤井と同世代だが若々しく見える。藤井と同様にマイペースだが矢部は相手ありきで自分の好きなことに相手を巻き込むタイプ。他人に強制することなく、あくまで自分軸の藤井のマイペースとは似ているようで全く異なっている。
渡辺(わたなべ)
作中での登場は多くないが、穏やかで常識的な人物。
藤井が勤める会社の男性社員。頭髪は薄めで小太り。いつもボーダーのTシャツを着ている。藤井や石川と一緒に新入社員の長内のサポートを手伝ったり、鈴木が外国人のコンビニ店員に対してやや批判的な発言をした際も店員側を擁護するが鈴木を直接否定するような発言はしないなど性格は穏やか。デリカシーのない発言が目立つ外山とも一緒に外食するが、仲が良いというわけではない様子。
松岡(まつおか)
詩を書くことが好きな若手社員。仕事ではすらすらと文章を書き、上司からも褒められている。
藤井と同じ職場で働く男性社員でライター業務を担当している。眼鏡をかけた物静かな雰囲気の若者。文章を書くのは得意で密かに詩を書くのが好きだが、仕事のようにすんなりと言葉が出てこず悩んでいた際に、藤井と急遽車で外出することになる。藤井とはほとんど話したことがなかったため、「何を考えているかよくわからない」という印象を持っていた。だが、藤井との車内での沈黙には気まずさを感じなかったことから、他の同僚と過ごすよりも気楽だと感じる。帰りには藤井を見ているうちに詩が浮かび、「とても大事なものなので、なかなか人に言えなかった」という、自分が詩を書いていることを藤井に打ち明けた。
湯沢(ゆざわ)
長年経理を担当しており、社長からも功労者とたたえられている。
藤井の職場で経理を担当していた女性社員。勤続30年以上の功労者だが結婚のために退職する。会社からも功績を認められており、普段はめんどくさがってやらない送別会を社長がわざわざ開いたほど。年齢は明らかになっていないが、勤続年数などから数えても藤井よりは年上。退職後は年上の結婚相手のカーネーション栽培を手伝うために埼玉へ引っ越す。周囲からは結婚願望はないと思われていたが、なれそめが婚活サイトでの出会いだったことで社内では驚きの声が上がっていた。
西園寺(さいおんじ)
他人を気遣いながら生きている西園寺。常に素の状態でいる藤井のことは「天然もの」と呼びやや敬遠している。
藤井と同じ職場に勤める女性。ちょっとひねくれた性格の持ち主だが、仕事はできるタイプで新入社員の長内のミスをフォローし、自身が個人的に作っているチェックリストをあげようとするなどしており、長内からは「本当に優しい」と思われている。学生時代に藤井と同じように無表情で愛想もなく地味だが、なぜか人が集まってくるクラスメイトがおり、彼女を嫌っていた過去をもつ。自身が周囲に気を遣うタイプだったために、素でいても好かれる彼女に苛立っていたという経緯から、藤井のことを「天然もの」として苦手としている。同時にいい人のふりをしている自分を「養殖もの」と思っている。だが、ひねくれているのを自覚しつつもここまで作り上げてきた自分のことは「努力をしている」として嫌いになる必要はないと考えている。
長内(おさない)
新入社員の女性。ミスをフォローしてくれる先輩達には感謝している。
藤井の職場の新入社員の女性。ミスも多いが藤井や石川、渡辺のサポートを受けながら成長中。入稿後にミスに気付いた際も西園寺にフォローしてもらっていた。西園寺や藤井たちのことを優しいと思っており、仕事の人間関係には恵まれている。
鈴木(すずき)
人当たりは悪くないが、やや卑屈で凝り固まった考えの持ち主。婚活中でもあり、密かに孤独を感じている。
藤井の会社の経理担当。退職した湯沢の後任。矢部からは気が利き仕事もでき、人当たりも良いと高評価。藤井とは同い年で、自分と同じく独身で恋人もいない藤井に親近感を覚える。趣味はプラモデル制作で、模型のフリーマーケットにも出店するなどしている。婚活をしているが性格はやや卑屈。女性が男をお金やルックスで見ていると判断しており、無意識に女性や外国人への偏見が目立つ。長内や松岡からは「いい人だけど話してるとモヤモヤする」と言われており、その発言はうかつでデリカシーがない。しかも本人に悪気がないので、ある意味外山よりも性質が悪く感じられており、周囲からはあまり好かれていない。他人とは仲良くやりたいと思っており、実家から届いたみかんを箱ごと持って来るなど気を遣っているが、誰も手をつけていないことにもモヤついている。
田中いわく「酒癖がよくない」。実際、飲みの場では愚痴と自虐が目立ち、女性への偏見なども多いことから、聞いているうちにさすがの藤井もハッキリ口に出したほど。自分の人生にあまり満足していない様子。その後、自分の家に誰も来たことがないとこぼしたことで、田中が鈴木の家にいくことに。その結果、男3人で料理を作るなどして楽しい週末を過ごす。その後は趣味に没頭してマッチングアプリは放置気味だが結婚をあきらめたわけではない様子。その後、第48話では友達に強引にアプリ登録させられたという女性と出会う。男より友達が大事と豪語しており、鈴木とは真逆の価値観の彼女だが鈴木のことも面白がっており、模型フリマに来てくれた。
学生時代の知人・友人
久野 譲(ひさのじょう)
高校時代の藤井の同級生。藤井の一言がきっかけでモデルの道へ進んだ。
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目次 - Contents
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』の概要
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』のあらすじ・ストーリー
- 平凡過ぎる休日と人生を楽しむ姿
- 下心なく相手を守る
- 子どもの頃からマイペース
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 藤井 守(ふじい まもる)
- 職場の同僚・先輩・後輩
- 田中(たなか)
- 石川 綾(いしかわあや)
- 外山(とやま)
- 矢部(やべ)
- 渡辺(わたなべ)
- 松岡(まつおか)
- 湯沢(ゆざわ)
- 西園寺(さいおんじ)
- 長内(おさない)
- 鈴木(すずき)
- 学生時代の知人・友人
- 久野 譲(ひさのじょう)
- 真木(まき)
- 成田 亮(なりたりょう)
- 山根(やまね)
- 澤部(さわべ)
- 馬場アキラ(ばばアキラ)
- 青木(あおき)
- 藤井の家族
- 藤井 敦史(ふじいあつし)
- 藤井 優子(ふじいゆうこ)
- 職場以外の知人
- 多田(ただ)
- 相馬(そうま)
- 木村(きむら)
- 辻(つじ)
- 漫画家の青年
- 小川(おがわ)きらら
- 奥山(おくやま)
- 橘 共実(たちばな ともみ)
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』の用語
- カイン
- SKINNY GOAT(スキニーゴート)
- 黒ひげさん
- 月下の剣士
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 田中「この人がつまらない人間に見えたのは、俺自身がつまらないやつだからだ。」
- 藤井「僕は…無理してまで人に好かれようとは思いません。」
- 成田「時間は関係ないんじゃない?マモルちゃんは友達だと思ってるよ、きっと」
- 馬場「お前が本当に冷たいやつだったら、こうやって知らせに会いに来てないって。」
- 成田の訃報に涙する藤井
- 田中と新年を祝う藤井
- 父との最期の別れ
- 『路傍のフジイ〜偉大なる凡人からの便り〜』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 藤井がなりたいものは「不老不死」
- 実は営業向きの藤井
- 意外に涙もろい藤井
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