『夜のクラゲは泳げない』とは2024年に放送された動画工房が制作したオリジナルアニメである。通称「ヨルクラ」。渋谷を舞台に4人の女子高校生がそれぞれの特技を活かしながら、匿名アーティスト「JELEE(ジェリー)」としてSNSフォロワー10万人を増やすために活動する。楽曲の制作を通して友情やそれぞれの夢、進路と向き合う青春群像劇。藤居にこによるコミカライズ化もされ、漫画アプリ『マガジンポケット』で連載した他、脚本を担当した屋久ユウキによる小説もガガガ文庫(小学館)より全3巻が発売されている。
渡瀬 キウイ(わたせ キウイ)
CV:富田美憂
器用でなんでもこなせるタイプだが、引きこもり。基本的に昼間は真っ暗な部屋に籠って生配信をしている。
CV:富田美憂
まひるの幼なじみ。ピンク色のボブヘアで少年のような話し方をする。小学生の頃はクラスの人気者で、男子も蹴散らすほど活発で、よくまひるを助けたりもしていた。特撮やヒーローものが好きだが中学では周囲と趣味や話が合わなくなり、生きづらさを感じるようになる。進学校で有名な立北高校に入学したが結局不登校となり、自室に引きこもりながら自身が全てを手掛けたVTuber「竜ケ崎ノクス」として活動し、配信で手に入れたスパチャを資金にゲーム漬けの日々を送っている。JELEEでも同名で活動し、動画編集を担当している。
通話でやりとりは続けていたが、高校に入ってからはJELEEに参加するまではまひるとも会っておらず、生徒会長をしていて忙しいと嘘をついており、不登校であることもまひるに隠していた。
「自分が主人公」という信条を掲げ、自分に自信を持って生きていたが、中学入学時の自己紹介で大滑りして以後は周囲との違和感を感じるようになっていた。少年のような性格に反して可愛らしい顔と胸のサイズが大きいことから、異性から下心を向けられることがあった。7話では小春から胸のサイズを聞かれて塩対応になったり、11話でも「体が勝手に成長した」と話したりしていることから、胸はコンプレックスでもある様子。細身で少年のような体形の竜ヶ崎ノクスのビジュアルについても「自分と真逆にした」と明かしている。
人混みが苦手で外出時はフードを目深にかぶり、常にマスクをして顔を隠している。特に制服姿の学生が苦手で、学生たちからは隠れるように行動する。高卒認定試験のための書類を取りに行った時もピンク髪を隠しつつ、同級生達からは隠れながら行動していた。
勉強もでき基本的に器用で、何でもソツなくこなせるタイプ。自身の親が経営していた絵画教室では小学生の頃から絵も非常にうまかった。だが、キウイ本人は後から追い越されるタイプと自己分析している。
4人の中では一番精神的に大人びており、比較的冷静に全体を見ることができる。不登校でありながらもしっかりと現実や将来のことは見据えており、進路は早稲田大学の教育学部を目指している。また、大学への通学を考えてバイクの免許も取得。出席日数が足りないため高卒認定試験も受ける計画を立てるなど、自分の将来のプランもしっかり描いている。
教員を目指す理由として、自身が教師からの言葉で「普通じゃない」と感じて孤独になったことから、同じような生徒の味方になることで、当時立ち向かえなかった自分も救いたいと話している。
家族
光月 佳歩(こうづき かほ)
CV:松浦愛弓
ちょっとマセているが姉想いの佳歩。まひるが絵を再開した時は嬉しそうにしていた
CV:松浦愛弓
まひるの妹。SNS事情などにも詳しい現代っ子で「バズる」ということに興味を持っている小学5年生。第1話の冒頭では女子高生の寝起きは需要があるという理由でまひるの寝姿をSNSにアップしようとしていた。姉のことを「量産型」などとからかうこともあるが、姉妹仲は良い。絵をやめてしまったまひるがJELEEの一員になったことで絵を再開した様子に喜ぶなど、姉を気遣う優しい一面もある。JELEEを応援しており、配信や新曲はしっかりチェックしている。
早川 美音(はやかわ みおん)
CV:安済知佳
レモンサワーを水のようなペースで飲み干す酒豪の美音。号泣しながら帰宅するなど酒癖はあまり良くない。
CV:安済知佳
花音の姉。レモンサワーを水を飲むようなハイペースで飲む酒豪。推しとなる男性がいるようだが、自分と同じ人物を推す別の女性と推しが伊豆旅行へ行っていたことを知り、泣きながら帰ってきたところを初対面のJELEEのメンツに慰められた。妹の花音が外出していたことも手伝い、冷静に話を聞いてくれたキウイに対しては「ピンク少女」と呼びながらも感謝している様子を見せた。そのお礼として、めいが頼んだ「花音の過去」についても話してくれる。
姉として花音のことは大切にしており、友達が少ないことやアイドル脱退直後の落ちぶれ具合についてはとても心配していた。そんな花音がイキイキし始めたのはJELEEの存在にあることを知り、以後JELEEの活動を見守っている。保奈美の店で一緒にJELEEの配信を見ている場面もあることから、保奈美とも面識がある様子。
JELEEが2曲目として発表した「月の温度」の中には、美音がうなされて発した「助けて」という声が入り込んでしまった。これが原因で「呪われる」「聞くと死ぬ」という噂が流れる原因を作ってしまった張本人でもある。だが、これによりJELEEがバズるきっかけとなり、幅広く知られることになった。
早川 雪音(はやかわ ゆきね)
CV:甲斐田裕子
サンフラワードールズの敏腕プロデューサー。花音の歌の才能を見出し、アイドルに仕立てた張本人でもある。
CV:甲斐田裕子
サンフラワードールズのプロデューサーであり花音と美音の実の母親。かなりのやり手で音楽業界では逆らえる人はいないとも言われている。花音の歌声に才能を見出し「橘ののか」としてサンフラワードールズに参加させた張本人でもある。アイドルの裏事情を暴露する配信者「現実見ろ、バカ」の正体と噂されていたこともある。メンバーの瀬藤メロからはプロデューサーの頭文字の「P」を取って「雪音ピ」と呼ばれている。
JELEEの仮想ライブの配信にも目を通しており、イラストを見てまひるにサンドーのMVのイラスト制作を依頼する。高校生のまひるに対してもプロとして向き合うため、イラストには容赦ない修正を入れるなど厳しさを発揮したが、冷徹に見える時もあるが、決してそれだけではない。まひるが修正を無視してイラストを描き直してきた場面では、修正されていないことを伝えながらもまひるの意志をしっかり聞き、まひるが描いてきたイラストの良さを認めた。
仕事への情熱の方が上回っているためか、花音に対しても娘ではなくアーティストとして見ていた部分がある。そのため、橘ののか炎上事件後は花音との間に溝ができていた。花音からは「仕事のために自分を利用した」と思われていたが、サンドーのバーチャルライブにJELEEも出演させてほしいというまひるの依頼を受け、イベント終了後のエンドロールにはJELEEの4人の名前も出すなど粋なこともしている。その際には「橘ののか」ではなく「早川花音」という名前で花音のエンドロールを出し、今の花音を受け入れる姿勢を見せた。花音が名乗っていた山之内姓ではなく早川姓にしたのは、アーティストとして認めているということに加えて「ちゃんと自分の娘だと思っている」というメッセージも含ませたため。自分は娘ではなく商品として見られていたと思い続けていた花音はこの演出に大粒の涙をこぼした。後に花音は親孝行と称してしばらく行ってなかった高校をちゃんと卒業し、ようやく和解できた。
JELEEの周囲の人々
みー子(みーこ)
CV:上坂すみれ
キャピキャピとした可愛らしい雰囲気のアイドルだがシングルマザーとしての顔はなかなかのしっかり者。
CV:上坂すみれ
「銀河系最強アイドルの卵」を自称する地下アイドル。第1話では、まひるが小学生の頃に描いた渋谷の壁画の上から自分のポスターを貼り、その場で生配信をしていたため、まひるの絵の大ファンである花音から「私の好きな物を汚してんじゃねえ!」と怒鳴られた。が、その後も懲りずに同じ場所でハロウィンライブを行い、花音から生配信をジャックされた。一応事務所にも所属しているが、なかなか芽が出ない。18歳からアイドルを始め、14年目を迎えることから、次の曲でバズらなければ退所を言い渡されており、注目を浴び始めたJELEEに楽曲提供を依頼する。メジャーではないものの、地下アイドル界隈では数名のコアなファンがついている。
体形に似合わず意外と大食いだが、サラダだけを映して「ダイエット中」としたり、通っていないジムの前で撮影したりとみー子として投稿するSNSは嘘で固められており、JELEEの面々を呆れさせた。
本名は馬場静江(ばばしずえ)。アイドルらしい可愛らしさもしっかり持ち合わせており非常に若く見えるが、実は31歳のシングルマザーであり、娘の亜璃恵瑠を女手一つで育てている。娘にはしっかり愛情を注いでおり、親子業は良好。アイドル業の傍らで居酒屋などでも働いたり節約したりと母親業もしっかりこなしている。自身の衣装は手作りで亜璃恵瑠の服も手作りするなど手先も器用。
いつも一番に観客としてライブを観に来る娘が来なかった日には、自身が配信した動画へのコメントにより娘が同級生から自分のせいでからかわれていることを察し、ライブをすっぽかして娘のもとへ駆け出して行った。なお、この時にJELEEの4人が正体を隠して「JELEEのコピーバンド」として出演し、静江の不在時を繋いだ。
このライブの後、自身の実年齢や子どもがいることをファンの前で告白。以後は引き続きアイドル活動も続けつつ、大食いYtuber「パクパク馬場」として大食いを隠さずに配信活動を行うようになった。JELEEのことも姉のような立場で見守っており、解散配信の際はそばでめいとキウイを見守ったり、JELEEのライブの際はファンとして青い傘を用意したりと良き理解者・ファンになっている。
馬場 亜璃恵瑠(ばば ありえる)
CV:東山奈央
大人しいがしっかり者。アイドルである母を誰よりも推している。時折母よりも大人の言動を見せる。
CV:東山奈央
静江の実娘。母のアイドル活動を心から応援しており、母のことが大好きな小学生。思慮深い性格ゆえに以前は友達ができなかったが、いつも明るい母の様子を見ているうちに「考えすぎなくてもいい」と気づき、徐々に友達が増えた。友達からは「ありちゃん」と呼ばれている。母よりもしっかりしている部分もあり、静江にとって最も大きな心の支えとなっている。母が作る衣装もお気に入りだが、同級生の男子からは馬鹿にされるため学校には無難な服で通っている。JELEEの4人と知り合ってからは静江と共にJELEEを応援する。「大好きな推しがいる」という共通点もあり、JELEEの中ではめいと特に仲良くなる。最終回では32歳の誕生日を迎えたみー子のライブにめいも一緒に参戦している。
保奈美(ほなみ)
CV:椎名へきる
口数は多くなく少しミステリアスな雰囲気もあるカラオケバーの店長。
CV:椎名へきる
花音とまひるがアルバイトしているカラオケバーの店長。口数は多くなく、どこかアンニュイな雰囲気の女性。時々非常階段でタバコを吸う姿が見られる。まひるがサンドーの仕事の依頼を受け、花音が歌えなくなってしまいJELEEに解散危機が訪れた際には、2人の代わりとしてめいとキウイをアルバイトとして受け入れた。だが、2人揃って接客に不向きだったため、めいには街頭でのティッシュ配り、キウイにはデリバリーをさせた。結局、ティッシュ配りで偶然会った瀬藤メロを追いかけためいはカラオケへ行ってしまい、キウイはデリバリー先が静江の家だったことから戻りが遅くなる。仕事から脱線したため、めいとキウイをクビにした。解散配信の際は花音の姉・美音と共に生配信を見守る様子が見られた。
小春(こはる)
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目次 - Contents
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の概要
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)のあらすじ・ストーリー
- JELEE結成から人気者へ
- 呪いの曲として注目を浴びる
- アンチを押し流すクラゲ達
- 解散の危機
- 誰も知らない花音の過去
- 渋谷が大きな水族館になった日
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の登場人物・キャラクター
- JELEEのメンバー
- 光月まひる(こうづき まひる)
- 山ノ内花音(やまのうち かの)
- 高梨・キム・アヌーク・めい(たかなし・キム・アヌーク・めい)
- 渡瀬 キウイ(わたせ キウイ)
- 家族
- 光月 佳歩(こうづき かほ)
- 早川 美音(はやかわ みおん)
- 早川 雪音(はやかわ ゆきね)
- JELEEの周囲の人々
- みー子(みーこ)
- 馬場 亜璃恵瑠(ばば ありえる)
- 保奈美(ほなみ)
- 小春(こはる)
- サンフラワードールズのメンバー
- 瀬藤 メロ(せとう メロ)
- 柳 桃子(やなぎ ももこ)
- 鈴村 あかり(すずむら あかり)
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の用語
- JELEE(ジェリー)
- サンドー(サンフラワードールズ)
- Ytuber(ワイチューバー)
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 山之内花音「私は何があっても自分を貫くって決めたんだ それが私なりの仕返し」
- 光月まひる「JELEEのための絵を邪魔だなんて思いたくない 自分の絵を好きだって思いたい」
- 高梨・キム・アヌーク・めい「誰かを好きであることがおかしいなんて…絶対にありません!」
- 渡瀬キウイ「画面越しでも人は繋がれる。少なくとも私はそうやってきた」
- 自分の絵を肯定してくれた花音との出会い
- JELEE初めてのライブ
- 解散に納得していない「木村ちゃん」の歌
- 渋谷が大きな水族館になったバーチャルライブ
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 第8話のライブは実際のSNSと連動
- めいの地毛の髪色は赤
- まひるとキウイの地元はさいたま市大宮区
- 『夜のクラゲは泳げない』(ヨルクラ)の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):カノエラナ『イロドリ』
- ED(エンディング):ツルシマアンナ『1日は25時間。』
- 挿入歌
- JELEE『カラフルムーンライト』(ギターアレンジver.)
- みー子『カラフルムーンライト』
- みー子 『Chai Maxx ZERO』
- JELEE『最強ガール』
- JELEE『月の温度』
- JELEE『渋谷アクアリウム』
- JELEE『青一色』
- 瀬藤メロ『lovely weather 瀬藤メロver.』
- サンフラワードールズ『lovely weather』
- JELEE『深海遊泳』
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