休日のわるものさん(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『休日のわるものさん』とは、森川侑による日常系コメディ漫画、及びそれを原作としたテレビアニメ作品である。原作漫画は2018年より「ガンガンpixiv」にて連載されている。アニメは2024年1月から3月まで全12話が放送された。悪の組織の幹部である「わるものさん」が、休日を満喫しようとする様子を描くコメディ作品である。わるものさんが過ごすゆったりとした日常や、ヒーローたちの家族のような温かい絆から癒しや休息を感じられるところが魅力である。

CV:藤原夏海
桜の精の女の子と同じような存在の男の子。桜の精の女の子同様に本体の木からは離れられない。
ずっと桜の精の女の子のことが気になっていたが、木同士の距離が遠いため見守るだけであった。しかしわるものさんが女の子と関わるようになったことで、仲介役となってもらい女の子にプレゼントを渡したり糸電話で会話したりできるようになる。
ある時、遊歩道を作るために男の子の本体である樫の木が撤去され男の子は消えてしまう。後日木はベンチとして加工され桜の木の近くに設置された。そして女の子とは直接会えるようになったのだった。

C108

CV:名塚佳織
雨の公園でわるものさんが見つけた猫型のロボット。
不良品として廃棄されてしまっていたが、わるものさんに救ってもらった。
異星の兵器であることが分かったが、ルーニーや研究者たちがパーツのクリーニングや解析をし、危険性がないと判断されたためわるものさんの家で保護されることになる。
意思のあるロボットで、人間に対してかなり警戒心を持っていたが、優しく接してくれるわるものさんに少しずつ心を開いていく。

『休日のわるものさん』の用語

悪の組織

宇宙のとある星から地球を支配するためにやってきた組織。
タワー型の建物も本部として活動している。わるものさんを始め多くの構成員が在籍する。

レンジャー

地球を守る組織。侵略してくる悪の組織と対峙している。
戦闘員であるレッドやブルー、ピンク、グリーン、ブラックは特別な力を持っており、そのエネルギーを使って変身し戦う。
またレッドたちは同じ家で一緒に暮らしている。

パンダフェア

わるものさんが住む家の近所にある商店街で開催されたフェア。
商店街の店で販売するパンダ商品を買ってスタンプを10個集めると、パンダグッズ1つと交換できる。パンダが大好きなわるものさんは張り切ってスタンプを集め、大いに悩んだ末パンダ柄のマグカップをゲットした。

魔法少女エンジェル☆アニマ

本作に登場するシノノメピンクが好きなアニメ。ピンクはこのアニメの魔法少女に憧れているが、レンジャーである自分には似合わないと思っている。せめてと思い、魔法少女のステッキのチャームをお守り代わりに大切にしている。
アニメにはパンダも出てくるため、わるものさんもアニメを認識している。

『休日のわるものさん』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

わるものさん「休日を大切に過ごすこと、それが悪の第一線で暗躍する私の信条である。」

休日の朝、眠気と戦いながらもしっかりと起きて朝ごはんを作り、のんびりコーヒーを飲むわるものさんシーンで「休日を大切に過ごすこと、それが悪の第一線で暗躍する私の信条である。」というわるものさんのナレーションが入る。
悪の組織の幹部であるわるものさんが休日を満喫するという、本作の根幹となるセリフである。また日々の仕事を頑張るためには癒しが必要であることがよく分かる言葉でもある。

わるものさん「あれは一日働いた褒美だからな。必要な楽しみだった。」

わるものさんは、いつものコンビニで仕事終わりの楽しみとして中華まんを買おうとしていた。しかし販売期間が終了しており、中華まんのケースは撤去されてしまっていたのである。親しくなったコンビニ店員の山野が、いつも買ってくれていたのに申し訳ないと謝ると「あれは一日働いた褒美だからな。必要な楽しみだった。」と悲しそうに言うのだった。
そんな2人の様子を仕事帰りの新社会人の男性が見ていた。男性は田舎から上京してきて一人暮らしを始めたが、日々の忙しさで思い描いていた理想の暮らしを送れないでいる。そして毎日自炊もせずにコンビニでご飯を買ってしまう自分を責めていた。
しかしわるものさんが、自分と同じように仕事帰りにコンビニで何かを買ってしまう様子を見て、それを自分へのご褒美だという言葉を聞く。その言葉でできないことがあっても、一日働いたご褒美だと思ってもいいのだという考えができるようになったのである。

わるものさん「大事なものは失くさないように気をつけたまえ。魔法少女くん。」

ある時シノノメピンクはお守りとして大切にしている魔法少女グッズを失くしていることに気づく。家の外に探しに行き、交番に行くと誰かが見つけて届けてくれていた。
自分が来る少し前に届けてくれたと知ったピンクは、その人の特徴を聞いてすぐに探しに行く。届けてくれたのはわるものさんであった。
2人はお互いの正体を知らない状態で、ピンクはグッズを拾ってくれたことのお礼をわるものさんに述べた。そしてわるものさんは少し微笑みながら「大事なものは失くさないように気をつけたまえ。魔法少女くん。」と返す。
レンジャーとして日頃から肉弾戦で戦い、可愛らしくするなど自分には似合わないと思いつつも魔法少女に憧れを抱いていたピンクにとって、「魔法少女」と呼ばれることは何よりも嬉しいのであった。
ずっと誰かに魔法少女だと呼ばれたかったピンクの夢が叶ったセリフである。

同じポーズで寝るレンジャー

ある日の夕方、レンジャーのピンクとレッドはブルーとグリーンの双子が同じポーズで寝ているところを発見する。ピンクはレッドにも同じように寝転がるように指示して写真を撮り、ブラックに送るのだった。
わるものさんが休日を楽しむことがメインで描かれてる本作だが、レンジャーたちがお互いを大切に思っていることと仲の良さを感じることができるシーンである。

Aki_
Aki_
@Aki_

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