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社会人にこそ響くやつ…
夏休みに、子供に見せても大丈夫そうな、人を切ったり殴ったりしないアニメを探していて遭遇。その意味ではまさに当たりで、実に平和。日々働いて疲れている社会人あるあるの、ほっこりコメディで、子供が見ても、クスッと笑えるアニメです。オープニングが、普通のアニメだったらエンディングに使われそうな、スローテンポの楽曲で、作品の雰囲気にも良く合うし、これがセカセカしていない世界観を目指していることをちゃんと主張できていて、すごく良いセンスだと思いました。それでも一応、ほっこりコメディだけでは終わらせない、なかなかどうして、結構深いメッセージも含まれていて、思ってもみなかった子供への道徳教育効果もありました。コンビニ通いをどう取るか、頑張ればやれる家事をサボる怠慢なのか、はたまた日々頑張っている自分へのご褒美なのか。家庭を持たない独身ならば、ご褒美という捉え方も確かにアリだなと思いました。結局のところ、考え方の問題なんだ、ていう問題提起なのでしょうね。子供に見せても良い作品だけど、一番刺さるのは、日々頑張っている社会人だろうなあと思います。空いた時間を癒しに惜しみ無く費やせるのも、独身ならではの贅沢です。