チョコレートコスモス(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『チョコレートコスモス』とは漫画家、春田ななによる少女漫画。少女漫画雑誌『りぼん』(集英社)で2007年9月号から2008年11月号まで連載され、単行本全4巻が発売された。主人公の桜井紗雪は友人と海に行った際に、ナンパされたところを助けてくれた萩原克弥に恋をする。彼は実は同じ学校の家庭科の先生だった。生徒と先生の禁断の恋と、紗雪の幼馴染の武藤悠士の三角関係の高校生活に「甘い記憶が蘇る」と多くのファンに支持される作品。

紗雪が通う高校の家庭科教師。紗雪と悠士が考えた立ち上げた「料理をして食べて野球する会」の顧問を務める。明るく奔放な雰囲気を放ち、男子生徒からも女子生徒からも人気を集める。高校生の時に担任の女性と付き合っていたことがある。海の家を手伝っていたと気に出会った紗雪に告白されてから、紗雪のことを過去の自分と置き換えた。告白されてからは先生と生徒、という関係で恋をすることに葛藤をする。

武藤悠士(むとう ゆうし)

紗雪の幼馴染。いつも紗雪の気を引きたくて、目立つ行動をしている。しかしそれも空回りして紗雪を怒らせて喧嘩することが頻繁にある。紗雪と萩原が付き合う、と聞いた時は機嫌を損ねて紗雪を無視してしまう。悔しさからしたことで、紗雪に対して特別に優しいムードメーカー的存在。

野村美奈(のむら みな)

紗雪(右)の口を覆っているのが美奈(左)。

紗雪の友人。明るくイケメンが大好き。悠士の友人の梶高行(かじ たかゆき)が好き。彼氏を作りたくて「夏休みに海へ行こう!」と紗雪と栞を誘っていくが、紗雪が男性からの誘いをバッサリ断ってしまったため惨敗だった。そんな紗雪の自己中な性格にはうんざりするところもあるが、サバサバした性格が好きでもある。

原田栞(はらだ しおり)

紗雪の親友。読書をすることが好きで、クールな雰囲気を醸し出す。大人しい性格ではあるが、たまに口が悪いところがあって周囲を驚かせることがある。オカルトの本も読んでおり、呪いの本で萩原に熱を出させたことがある。

梶高行(かじ たかゆき)

紗雪の男友達で、悠士が同性で唯一の友達。ナルシストなところがあり、自信家。スキー合宿に行く際に、紗雪が萩原との恋の相談を美奈と栞にしていた。紗雪はその時に萩原の名前を伏せるために「かっちゃん」と呼んでいた。それを聞いた舵が「舵の『か』って俺のことか...」と思い、紗雪に好かれているんじゃないかと勘違いしたこがあった。

その他

香住和華(かすみ わか)

「料理をして食べて野球する会」の副顧問を務める。萩原先生のことが紗雪たちの高校に赴任した時から嫌いだった。自分は地味キャラなのに、生徒に大人気の萩原に嫉妬をしていたからだ。自分が担任を務めるクラスに入った時には「担任は萩君がよかった」と囁かれたこともある。しかし萩原の生徒思いのところにも関心を受けて、徐々に萩原と打ち解けようとしていく。クールだが、お笑いが大好きというギャップを持ち合わせる。

小村由佳子(こむら ゆかこ)

「料理をして食べて野球をする会」の部員で、紗雪達の先輩。かつて萩原克弥が高校生の時に交際していた担任教師の、妹。相手と初対面でも、すぐに打ち解けられる。萩原のことは姉と萩原が付き合っていた時から知っていた。萩原と姉をもう一度近づけたくて、萩原に近づこうとする。しかし紗雪は2人きりにしたくなくて、邪魔をしようとした。由佳子先輩はその紗雪の行動が気に入らなくて不機嫌になるが、紗雪の萩原への気持ちを知ってすぐに和解する。

『チョコレートコスモス』の用語

ガツナ

悠士が好きな野球漫画。悠士は同好会「料理をして食べて野球する会」をつくる際に、萩原に『ガツナ』を読んでもらってストーリーに感動して野球を好きになってもらえば同好会の顧問になってくれると考える。悠士の予想外にも、萩原は漫画に感銘を受けて顧問を務めてくれることになる。後から入部してきた由佳子先輩も『ガツナ』が好きで悠士と話が盛り上がる。

恋の終わり

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@nagashi_mayutaka9

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