CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の徹底解説まとめ
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)とは東京発の3人組コミックバンド。ベース担当のメンバーYuta (細野悠太)は細野晴臣の孫。バンド名はキューバ民謡のコンガのリズムパターンに由来する。小学4年生で結成、小学5年生で解散、2021年に再結成。2023年6月7日、シングル「花様年華」でインディーズデビュー。2024年7月28日に『FUJI ROCK FESTIVAL '24』に出演した。江崎グリコ「ポッキー」のCMにも出演している。
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
バンド名の由来はキューバ民謡のリズムパターン
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINを絶賛している著名人はBTSのRM(キム・ナムジュン)、ゲスの極み乙女・indigo la Endなどの川谷絵音、槇原敬之、高野寛、chelmico(チェルミコ)のMamikoこと鈴木真海子、バナナマン設楽統、NHKアナウンサー杉浦友紀、YouTuberみの、DJカワムラユキなど。
サカナクションの山口一郎もそのひとりだが、紹介する際にどうしても「チョコパチョコクィンクィン」としか言えない問題が発生した。「チョコパコ」が「チョコパ」になってしまう点はさておき、「クィンクィン」呼びがクセになると評判。間違いとわかりながらも、あえて「クィンクィン」や「クインクイン」を活用する向きもある。
バンド名の由来はキューバ民謡の打楽器コンガの基本的なリズムパターン。Daido(芝崎大道)がキューバのハバナ大学に短期留学中、路上で教わったコンガの叩き方が「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」だった。
該当するのは「トゥンバオ」。ただし「CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)」という表現の仕方は口伝えなのか、インターネットではバンド名以外の情報は見当たらない。例えば低音(ドン)と高音(シャリ)が強調された音のバランスのことを日本では「ドンシャリ」と表現する感覚に近いのかもしれない。
細野晴臣の孫も細野晴臣の祖父も有名人
細野晴臣はエイプリル・フール、はっぴいえんど、ティン・パン・アレー(旧名:キャラメル・ママ)、YMOなどのグループ活動のほか、ソロ活動も展開する世界的な有名人。そのため細野晴臣の孫としてYuta (細野悠太)も注目を集めている。
さらに細野晴臣の祖父、細野正文も世界的な有名人。明治時代の鉄道官僚で「タイタニック号」唯一の日本人乗客、「タイタニック号沈没事故」の生存者として知られている。タイタニック号はイギリス船籍のオリンピック級客船(オーシャン・ライナー)。初めての航海中、1912年4月14日〜15日に発生した海難事故で沈没した。
Leonardo DiCaprio(レオナルド・ディカプリオ)とKate Winslet(ケイト・ウィンスレット)が主演を務めた、James Cameron(ジェームズ・キャメロン)監督によるアメリカ映画『タイタニック』(1997年)など、さまざまな作品の題材になっている。
細野正文(1870年11月8日〜1939年3月14日)の四男、細野日出臣(1916年生まれ)の息子が細野晴臣(1947年7月9日〜)という系譜。万が一、細野正文がタイタニック号沈没事故で命を落としていたら、細野晴臣の父の細野日出臣も、細野晴臣自身も、細野晴臣の孫のYuta (細野悠太)も存在しない。
コミックバンドと自称する理由
小学4年生のときに幼馴染4人でバンドを結成した当時の中心人物、後のバレエダンサーは早熟だった。後のCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの3人にMichael Jackson(マイケル・ジャクソン)、RCサクセション、THE TIMERS(ザ・タイマーズ)、THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)などの音楽を教えたのが後のバレエダンサーである。
結果、小学4〜5年生当時の4人とも、RCサクセションの忌野清志郎によく似た人物ZERRY(ゼリー)率いるTHE TIMERSに憧れ、下ネタばかりの曲を作っていた。
そうした流れもあり、再結成して本格始動したCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINの楽曲制作の原動力も「笑い」。メンバー3人とも常に「人を笑わせたい」という思いで曲作りに取り組んでいる。
ただし、実際に発揮しているのは、電子音楽と民族音楽(電子音と生音)が融合した「四畳半トロピカリア」的な豊かな音楽性。同じく電子音楽と民族音楽の融合ということで、オーストリアの作曲家・プロデューサー・キーボード奏者、Dorian Concept(ドリアン・コンセプト)を参考にしている。ドリアン・コンセプトはYMOや坂本龍一のファンでもある。
日本全国酒飲み音頭をカバー
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINがコミックバンドとして本領を発揮したのは、2024年4月26日に公開した『日本全国酒飲み音頭 -集音歌詞ver-』のMV。原曲はコミックバンド、バラクーダが1979年12月に発売した「日本全国酒飲み音頭」で「酒が飲める 酒が飲める 酒が飲めるぞ」という歌詞の繰り返しが印象的である。
クリエイティブ集団スポンジ バンッ バンッ主宰の安藤コウ(Ko Ando)プロデュースによる集音(フィールドレコーディング)企画に参加し、さまざまな環境音や生活音を織り交ぜたユーモラスなカバーに仕上がった。
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目次 - Contents
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の概要
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の活動経歴
- バンド結成・解散・再結成の経緯
- シングル「花様年華」でインディーズデビュー
- 朝霧JAMやフジロックなどの音楽フェスに出演
- ポッキーのCMなどテレビでも活躍
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)のメンバー
- 正式メンバー
- Daido(芝崎大道)
- Yuta (細野悠太)
- So (宮本颯)
- サポートメンバー
- 山本直親(Naoya Yamamoto)
- 筋野優作(Yusaku Sujino)
- Mao(真生)
- 羽鳥慶(Kei Hatori)
- 旧サポートメンバー
- ハールン(Ha-run)
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)のディスコグラフィー
- シングル
- 「花様年華」
- 「空とぶ東京」
- 『Cosrrepondances』
- アルバム
- 『tradition』
- シャッポ(Chappo)のシングル
- 『ふきだし』
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 空とぶ東京
- tradition
- 花様年華
- ガンダーラ
- 秩父
- ワタツミ
- Moon Dance
- 琉球 Boogie Woogie
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の名言・発言
- Daido(芝崎大道)「ルイス・コールとか、Clown Coreとか、アメリカの少しふざけたテンションの音楽を聴いたり」
- Daido(芝崎大道)「映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』の影響ですね」
- Yuta (細野悠太)「Daft Punk、エイフェックス・ツイン、Underworldとか、2000年代頃のテクノ/ハウスという感じですね」
- So (宮本颯)「面白い発想を持っているからこそ『複雑すぎて聴きにくい!』みたいな印象にはしたくなくて」
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バンド名の由来はキューバ民謡のリズムパターン
- 細野晴臣の孫も細野晴臣の祖父も有名人
- コミックバンドと自称する理由
- 日本全国酒飲み音頭をカバー