CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の徹底解説まとめ
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)とは東京発の3人組コミックバンド。ベース担当のメンバーYuta (細野悠太)は細野晴臣の孫。バンド名はキューバ民謡のコンガのリズムパターンに由来する。小学4年生で結成、小学5年生で解散、2021年に再結成。2023年6月7日、シングル「花様年華」でインディーズデビュー。2024年7月28日に『FUJI ROCK FESTIVAL '24』に出演した。江崎グリコ「ポッキー」のCMにも出演している。
「空とぶ東京」
2023年6月28日発売
2ndデジタルシングル「空とぶ東京」。懐かしさと近未来的な感覚が共存するポップチューンとして、カラオケにも入るほど幅広く人気を博している。
「シンベ(シンセベース)による重低音の電子音、70年代ディスコ風のフワフワという合いの手、トロピカルなリズム」に対するポップなメロディーが特徴的。
『Cosrrepondances』
2024年5月1日発売
1. アダンの海辺
2. Correspondances
3. 声を聞かせて
全3曲の3rdデジタルシングル『Correspondances』(読み方:コレスポンダンス、意味:万物照応、交感、調和)。
テレビ初出演を果たしたNHK総合のドキュメンタリー番組『ドキュメント20min. ナイト ライト ライド』(2024年3月4日放送)で制作風景を披露した「アダンの海辺」、Charles Baudelaire(シャルル・ボードレール)の詩集『悪の華』(1857年)に出てくる詩と同名のタイトル曲「Correspondances」などを収録している。
アルバム
『tradition』
2023年7月19日発売
(2024年1月17日に国内盤CD・LP再発、2024年2月9日に輸入盤LP再発、2024年10月16日に国内盤カセットテープ再発)
1. 秩父
2. ワタツミ
3. キューバ
4. 15 Eunomia
5. ガンダーラ
6. 空とぶ東京
7. アートマン
8. tradition
9. Moon Dance
10. 花様年華
11. Quarantine Mood
12. 琉球 Boogie Woogie
1stアルバム『tradition』(読み方:トラディション、意味:伝統)。全12曲中、1曲目の「秩父」と8曲目のタイトル曲「tradition」のみアルバムのために書き下ろした。
アルバムタイトルには「伝統的な音楽と現代の音楽を結びつける」といった意味が込められているが、これは後づけ。実際にはイギリスのダブバンドTradition(トラディション)の曲を車中でよく聴いていたことに由来する。
アルバムジャケットのブロンズ像はSo (宮本颯)が制作した。7曲目「アートマン」のMVにもこのブロンズ像が一瞬だけ登場している。
シャッポ(Chappo)のシングル
『ふきだし』
2023年12月13日発売
1. ふきだし
2. オープニング
共に2000年生まれの福原音(Oto Fukuhara)とYuta (細野悠太)によるユニット、シャッポ(Chappo)の1stシングル『ふきだし』。7インチレコードでは2曲を収録、デジタルではタイトル曲「ふきだし」の1曲のみを配信した。
シャッポは2019年から活動している。まず2019年春、大学進学により愛媛・松山から上京した福原音が、1940年代のブギウギについて話すため、細野晴臣のスタジオをアポなしで訪ねた。そこで細野晴臣の娘かつYuta (細野悠太)の母とも仲良くなったことをきっかけに、シャッポの2人は出会う。
2019年夏にはYuta (細野悠太)が福原音のアパートを毎週のように訪れる関係性になる。福原音の語るブギウギの歴史や細野晴臣の音楽の話が、Yuta (細野悠太)にとってはおもしろかった。2人は細野晴臣のラジオ番組『Daisy Holiday!』(2019年8月25日放送)に初出演した。
初めて2人が人前で演奏したのは、イベント「祝!細野晴臣 音楽活動50周年 × 恵比寿ガーデンプレイス25周年『細野さん みんな集まりました!』Day4 細野さんと語ろう! 〜デイジーワールドの集い〜」(2019年10月14日)。Yuta (細野悠太)自身、細野晴臣と一緒に演奏したのも初めてのことだった。
コロナ禍を経て、ようやく形になったのが『ふきだし』。Pino Palladino(ピノ・パラディーノ)とBlake Mills(ブレイク・ミルズ)のコラボアルバム『Notes with Attachments』(2021年3月12日)の影響を受けている。
シャッポの2人で福岡までピノ・パラディーノやブレイク・ミルズらのライブを観に行った(2022年11月10日)。その至高のベーシストとEric Patrick Clapton(エリック・クラプトン)も絶賛するギタリストの演奏力が原動力となっている。
CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
空とぶ東京
2ndデジタルシングル「空とぶ東京」。複雑なリズムやフィールドレコーディングなどによる多層的なサウンドを特徴とするCHO CO PA CO CHO CO QUIN QUINのなかでも、ポップなメロディーが映える代表曲のひとつになっている。
YMOの「TECHNOPOLIS」(テクノポリス、1979年10月25日)や沢田研二の「TOKIO」(トキオ、1980年1月1日)と四畳半フォークが融合したような独自のレトロフューチャー感覚が魅力である。
tradition
1stアルバムのタイトル曲「tradition」(読み方:トラディション、意味:伝統)。伝統的なお祭りと現代的なダンスミュージックが融合した独自のフォークロア(民族音楽)に仕上がっている。
リズムは複雑だが、微妙な変化もありつつミニマルに繰り返す歌詞は非常にキャッチ―。シンガロングが起きるライブ定番曲で、カラオケにも入っている。
花様年華
ウォン・カーウァイ監督の香港映画『花様年華』(2000年、読み方:かようねんか、意味:青春時代)をモチーフとした、1stデジタルシングル「花様年華」。電子音と生音が絶妙に交じり、現代的でありながらもどこかノスタルジックという奇妙なサウンドを展開している。
「実は映像のほうが好き」というDaido(芝崎大道)は「平成が過ぎた後の東京」をテーマとした歌詞を反映するMVを制作した。令和の東京で愛を育む男女の日常を、かつての香港映画のような雰囲気で描いている。
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目次 - Contents
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の概要
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の活動経歴
- バンド結成・解散・再結成の経緯
- シングル「花様年華」でインディーズデビュー
- 朝霧JAMやフジロックなどの音楽フェスに出演
- ポッキーのCMなどテレビでも活躍
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)のメンバー
- 正式メンバー
- Daido(芝崎大道)
- Yuta (細野悠太)
- So (宮本颯)
- サポートメンバー
- 山本直親(Naoya Yamamoto)
- 筋野優作(Yusaku Sujino)
- Mao(真生)
- 羽鳥慶(Kei Hatori)
- 旧サポートメンバー
- ハールン(Ha-run)
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)のディスコグラフィー
- シングル
- 「花様年華」
- 「空とぶ東京」
- 『Cosrrepondances』
- アルバム
- 『tradition』
- シャッポ(Chappo)のシングル
- 『ふきだし』
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 空とぶ東京
- tradition
- 花様年華
- ガンダーラ
- 秩父
- ワタツミ
- Moon Dance
- 琉球 Boogie Woogie
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の名言・発言
- Daido(芝崎大道)「ルイス・コールとか、Clown Coreとか、アメリカの少しふざけたテンションの音楽を聴いたり」
- Daido(芝崎大道)「映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ☆アディオス』の影響ですね」
- Yuta (細野悠太)「Daft Punk、エイフェックス・ツイン、Underworldとか、2000年代頃のテクノ/ハウスという感じですね」
- So (宮本颯)「面白い発想を持っているからこそ『複雑すぎて聴きにくい!』みたいな印象にはしたくなくて」
- CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN(チョコパコチョコキンキン)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バンド名の由来はキューバ民謡のリズムパターン
- 細野晴臣の孫も細野晴臣の祖父も有名人
- コミックバンドと自称する理由
- 日本全国酒飲み音頭をカバー