ryo(supercell)の徹底解説まとめ

ryoとは、日本の音楽プロデューサーであり、音楽ユニット「supercell」の創設者である。2007年にニコニコ動画で初音ミクを用いた楽曲「メルト」を発表し、人気を博した。代表作「君の知らない物語」はアニメ『化物語』のテーマ曲として広まり、一般層にも知られるようになった。supercellはryoが作詞作曲を担い、複数のイラストレーターがビジュアルを担当するユニット形式が特徴である。また、EGOISTのプロデュースや音楽ゲーム楽曲制作など幅広く活動し、日本の音楽に影響を与えている。

まふまふとgakuをボーカルに起用したデュエット曲である。アニメ『takt op.Destiny』のオープニングテーマとして2021年10月に配信を開始した。CDには本編楽曲に加え、TeddyLoidとGigaが共同制作したリミックスバージョン「タクト」を収録した。まふまふの少年性のある歌声とgakuの力強い歌唱により、アニメの世界観を表現した楽曲となっている。​​​​​​​​​​​​​​​​

『運命と Struggle』

スマートフォンゲーム『アスタータタリクス』の劇中歌として制作され、MY FIRST STORYのHiroがボーカルを担当した。楽曲配信開始と同時にryo(supercell)のYouTubeチャンネルにて「運命と Struggle」のミュージックビデオが公開されている。

ryo(supercell)の名言・発言

「自分流に“人生は素晴らしいんだよ”って伝えられたらと思っています」

iLOUD - ロック&クラブ・ウェブマガジンのsupercell『Today Is A Beautiful Day』interviewにおいて、アルバム『Today Is A Beautiful Day』制作過程において新たに表現できたことや、挑戦したことを聞かれた際、やったことのないジャンルや今聴いている中でいいと思えるものをやったため、全てがチャレンジだったと語っている。また、自身は音楽大学を出ている訳でも音楽理論に詳しい訳でもないので、メジャーデビューして音楽業界で活動していくこと自体がチャレンジだったという。ryoはこのアルバムを通して自分流に人生の素晴らしさを伝え、常に携帯してもらいその人の力にしてくれたらいいと語っている。

「日々生活している中で自分の心にさざ波が立った時に浮かんだ言葉などは、どんな場所であってもその瞬間に、常にメモしています。」

シユイとryoの『機動戦士ガンダム 水星の魔女』エンディングテーマ対談において、意味深い楽曲のアイデアは、パッと思いつくものなのかどうかを聞かれた際、日常生活での心の動きを音楽に昇華していると語っている。日々生活している中で自分の心にさざ波が立ったとき、その感情を見逃すことなく生きていると、怒りや悲しみに耐えられなくなりそうな自分に出会い、そんな自分を奮い立たせるために、創作活動として音楽に昇華させ作品を制作しているという。

ryo(supercell)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

顔出しはしていない

ryoは活動初期から現在まで顔出しはせずに活動しているが、研究者の落合陽一とのインタビュー対談では、マスクをした姿で本人のシルエットだけが映る形で取材を受けている姿を確認することができる。

「supercell」の名前の由来は激しい気象現象を引き起こす積乱雲

supercellの名前の由来について、自分投稿した音楽にイラストがついてぶつかる様や、見てくれた人の反応がsupercell(台風同士がぶつかって大きくなること)という現象のようだったからと語っている。

「メルト」投稿前の仕事は電気関係の営業職

BOOM BOOM SATELLITESの中野雅之との対談において、大学を出てから6年ほど営業の仕事を行っていたと語っている。後に転職を求めてエンジニアの仕事に応募することになるが、自分で作った効果音10個とオリジナル3曲を送ることが会社の募集要件であり、その2曲目のオリジナル曲が「メルト」であったと語っている。

大学を出て、電気関係の営業の仕事を派遣で6年くらいやってたんです。それが本当にヘビーな職場だったんですよ。タチの悪いお客さんがすごく多くて、クレームがしょっちゅう入って、ときには土下座をすることもあって。それにうんざりしてたんです。そういう仕事が終わった後に、BOOM BOOM SATELLITESを聴くと、染みるんですよ。キックがとにかく強靭で、低音がたくさん入っていて。ヌルい音楽は聴きたくなくて、日々の感覚を忘れられさせてくれる音楽がないとやっていけなかった。横浜で働いていたんですけれど、娯楽といえば、カラオケと飲み屋とパチンコしかない環境で、そういう中で、初音ミクを手にして、モノが作れたというのが大きなきっかけでした。

出典: www.cinra.net

小学校の時の将来の夢はサラリーマンの課長

音楽制作におけるモチベーションの一つとして、人とつながりたい思いを挙げている。その中でも、音楽制作の根幹にあるのは「普通の人になりたい」っていう気持ちの裏返しであり、小学生の頃はサラリーマンの課長になりたかったと語っている。

バンドで言うとMarilyn Mansonが好きで、フロントマンのマンソンは所謂のけ者にされながら育ってきたんですけど、音楽に出会って自分を高めていくことで、世の中に復讐していくんです。でも、その根幹にあるのは「普通の人になりたい」っていう気持ちの裏返しだと思うんです。本当は自分、サラリーマンになりたかったんです。小学生のときに書いた将来の夢も「サラリーマンの課長」で(笑)、吉良吉影(「ジョジョの奇妙な冒険」に出てくるキャラクター)じゃないですけど小さい頃から普通になりたかった。ただ、どうしてもなれなくて。

出典: natalie.mu

Kaena
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