浜田省吾(浜省・ハマショー)の徹底解説まとめ

浜田省吾とは、日本のロックボーカリストであり、シンガーソングライターである。愛称は「浜省」または「ハマショー」。シングル『路地裏の少年』とアルバム『生まれたところを遠く離れて』で1976年にデビューして以来、日本のロックシーンを走り続けている。テレビなどのメディアにはほとんど出演せず、ライブ活動を中心に多くのファンを魅了しているのが特徴。「悲しみは雪のように」など、数多くの名曲を送り出している。

「MONEY」は1984年に発売されたアルバム収録曲で、シングルにはなっていないが、浜田省吾の代名詞としてよく紹介される曲でもある。福山雅治や吉田栄作など、「MONEY」に影響を受けたと話す芸能人やアーティストも数多い。日本の音楽シーンにおいて、「お金がほしい」という気持ちを歌うこと自体が珍しく、「ベッドでドン・ペリニヨン」や「純白のメルセデス」など、インパクトのある歌詞がちりばめられている。

「もうひとつの土曜日」

ゆうべ眠れずに泣いていたんだろう、そんな印象的な一節で始まる「もうひとつの土曜日」は、浜田省吾のバラードの中でも抜群の人気を誇っており、カラオケで歌われる曲のナンバーワンになっている。1985年に発売された18枚目のシングル『LONELY-愛という約束事』のカップリングとして発表された。研ぎ澄まされた歌詞が秀逸で、あいみょんもこの曲の中の一節に影響を受けたとテレビ番組で語っている。

「片想い」

「片想い」もバラードの代表曲のひとつで、3枚目のアルバム『Illumination』に収録され、6枚目のシングル『愛を眠らせて』のカップリングにも採用された。1978年に発表された曲とは思えないほど、シンプルなのに洗練された曲であり、カラオケの人気曲になっている。

「J.BOY」

「J.BOY」はアルバム収録の曲で、シングルとして発売されていないがツアーで必ずセットリストに入ってくる、ファンに愛された名曲である。J.BOYはJAPANESE BOYの略で、日本の少年という意味だけでなく、成熟しない日本という意味も持っている。80年代の日本で、社会の矛盾を感じつつも必死に働いてきた人たちが主人公で、この時代をともに生きた人なら共感できるし、励まされる曲でもある。

「ラストショー」

「ラストショー」は、深夜に一人でドライブしている主人公が、昔別れた恋人を想いながら疾走していく内容の曲で、映画を見ているかのように情景が目に浮かぶのが特徴。幸せだった日々と、すれ違い始めていくシーンがフラッシュバックのように流れ、ファンからの人気も高い。ライブで披露された際には、サビの「さよなら」の部分で客席に大合唱が巻き起こり、一体感を得ることができる。

「I am a father」

「I am a father」は、日本のお父さんたちに対する応援歌とも言える曲で、嫌な思いや悔しい気持ちを抱えながらも、家族のためにがんばっている中年男性が主人公である。曲のイメージに合わせて作られたミュージックビデオでは、時任三郎や吹越満、田中要次が好演しており、それを受けた短編映画『TWO LOVE 〜二つの愛の物語〜』も制作されている。

「DANCE」

「DANCE」は、1984年8月リリースされた17枚目のシングルで、ライブで披露された時には客席がダンスフロアと化して盛り上がる曲である。発売当時のライブでは、間奏で軽いダンスタイムが設けられ、浜田省吾本人やバンドメンバーがダンスのステップを披露するシーンも見られた。まさにダンスをしながら「DANCE」を歌う浜田省吾という構図である。

「イメージの詩」

「イメージの詩」は1997年に発売されたシングルで、吉田拓郎のデビュー曲を浜田省吾がカバーしている。浜田省吾はソロデビュー前のAIDO時代に、吉田拓郎のバックバンドを務めており、恩人と言える存在である。ミュージックビデオでは、浜田省吾と吉田拓郎のセッションという貴重な光景を見ることができる。

「この新しい朝に」

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