レイ・ハラカミ(原神玲)の徹底解説まとめ
レイ・ハラカミ(原神玲)とはテクノ、エレクトロニカの電子音楽家。2011年に40歳で急逝した。初心者向けの機材のみを使用し、ディレイ(反響)などのエフェクトやポリリズムなどの手法を駆使した浮遊感のあるサウンドが特徴的。矢野顕子とのユニット、yanokami(ヤノカミ)としても活動し、細野晴臣のカバー、UAのプロデュース、くるりやサカナクションのリミックス、プラネタリウムや映画のサウンドトラックも手がけた。星野源など多数のアーティストが天才音楽家と絶賛している。
1998年11月23日発売
1. Triple Flat
2. 300ml (Milk)
3. On (Ian O'Brien Mix)
4. Double Flat (Max 404 Mix)
2nd EP。1999年発売の2ndアルバム『opa*q』の先行EP。
『blind / swap EP』
2000年10月23日発売
1. Cream
2. Wrest
3. Schw
4. Cape
3rd EP。2001年発売の3rdアルバム『red curb』の先行EP。
『red curb again』
2001年4月25日発売
1. red curb again
2. led curbe
7インチシングルレコード。3rdアルバム『red curb』のリミックス&リアレンジアルバム『trace of red curb / レッドカーブの思い出』の先行シングル。
『joy for joy ep』
2005年7月4日発売
1. joy
2. robe
3. after next joy
4th EP。2005年5月発売の4thアルバム『lust』収録曲「joy」の派生EP。
『evaporater EP』
2006年5月26日発売
1. にじぞう
2. いとぐち
3. きえたこい
4. わすれもの
5th EP。2006年5月10日発売のレア音源集『わすれもの』からのEPカット『evaporater EP』(エバポレーター EP)。
アルバム
『unrest』
1998年3月25日発売
(Sublime Recordsが2005年にCD、ringsが2015年・2023年にCD、2021年にLPを再発)
1. on
2. more elbow
3. dessert
4. wreck
5. rho
6. pass
7. vice versa
8. code
9. after bonus
10. objective contents
11. bioscope
12. unrest
1stアルバム『unrest』(アンレスト)。発売当時の90年代後半の電子音楽といえば、デトロイトテクノやアシッドハウスが盛況だった。レイ・ハラカミ自身のEPやこのアルバムデビューに先駆けリミックスを手がけた、レーベルメイトのケン・イシイ(Flare)が象徴的だ。
そのFlareの影響を受け、テクノらしいダンスビートも織り交ぜているが、深いディレイやリバーブといった特徴的なエフェクト使いなど、独特のハラカミ・サウンドを既に確立している。
『opa*q』
1999年2月24日発売
(Sublime Recordsが2005年にCD、ringsが2015年・2023年にCDを再発)
1. glimglim
2. chromatic cliff
3. double flat
4. 300ml (milk)
5. triple flat
6. poof
7. v
8. on (ian o'brien mix)
9. double flat (max 404 mix)
10. 299ml (gu-nu)
11. schw schw
2ndアルバム『opa*q』(オパ*キュー)。2005年の再発時に10曲目「299ml (gu-nu)」と11曲目「schw schw」をボーナストラックとして追加収録。
その壮大なラスト11曲目「schw schw」のみビート重視のテクノ(ダンスミュージック)だが、それ以外は多彩なリズムパターンのエレクトロニカ(非ダンスミュージック)になっている。
『red curb』
2001年4月25日発売
(ringsが2015年・2023年にCD、2020年にLPを再発)
1. unexpected situation
2. the backstroke
3. cape
4. wrest
5. red curb
6. vapor
7. june
8. remain
9. 2 creams
10. again
11. put off
3rdアルバム『red curb』(レッドカーブ)。レイ・ハラカミの人気や注目度が高まるきっかけとなった名盤であり、4thアルバム『lust』に並ぶ代表作。タイトル曲「red curb」をはじめ、「the backstroke」「cape」「june」などの人気曲を収録している。
目次 - Contents
- レイ・ハラカミ(原神玲)の概要
- レイ・ハラカミ(原神玲)の活動経歴
- 映像から音楽へ転向
- Sublime Records(サブライムレコーズ)よりデビュー、代表作など発売
- yanokami(ヤノカミ)デビュー、40歳で急逝前後も作品を発売
- rings(リングス)より再発
- レイ・ハラカミ(原神玲)のプロフィール・人物像
- レイ・ハラカミ(原神玲)のディスコグラフィー
- シングル・EP
- 『Rei Harakami ep』
- 『November EP』
- 『blind / swap EP』
- 『red curb again』
- 『joy for joy ep』
- 『evaporater EP』
- アルバム
- 『unrest』
- 『opa*q』
- 『red curb』
- 『trace of red curb / レッドカーブの思い出』
- 『lust』
- 『わすれもの』
- 『暗やみの色 / Colors of the Dark』
- 『「天然コケッコー完全盤」オリジナル・サウンドトラック』
- 『あさげ selected re-mix & re-arrangement works / 1』
- 『ゆうげ selected re-mix & re-arrangement works / 2』
- 『川越ランデヴーの世界』
- 『広い世界 と せまい世界』
- yanokami(ヤノカミ)のシングル・EP
- 『Yanokami_EP』
- yanokami(ヤノカミ)のアルバム
- 『yanokami』
- 『yanokamick』
- 『遠くは近い』
- 『遠くは近い -reprise-』
- DVD
- 『rei harakami video works - 原神玲 映像作品集 -』
- レイ・ハラカミ(原神玲)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- joy
- owari no kisetsu / 細野晴臣
- red curb
- on
- glimglim
- にじぞう
- ばらの花 ~remixed by Rei Harakami / くるり
- ネイティブダンサー (rei harakami へっぽこre-arrange) / サカナクション
- レイ・ハラカミ(原神玲)の名言・発言
- 「色々やった挙句に、残ったものという感じですかね。こんなのしかやりたくないっていう感じ」
- 「すごく地味な、すぐ寝れる音楽を作りたいなと(笑)」
- 「もうPTSD(心的外傷後ストレス障害)寸前で。情報過多。音楽を聴くのさえ難しいというか」
- 「被爆2世だって立派に生きれるってことをね、示したいよね」
- レイ・ハラカミ(原神玲)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 使用機材はほぼハチプロことRoland SC-88Proのみ
- 矢野顕子はレイ・ハラカミの代表作『lust』を世界遺産に認定
- 死因は脳出血