『クロコーチ』とは2012年に『週刊漫画ゴラク』で連載が始まった漫画作品及び、漫画を原作としたドラマ作品である。リチャード・ウーが原作、コウノ・コウジが作画を担当した。県警最悪の警官と呼ばれる汚職刑事「黒河内」と、清廉潔白な管理官「清家」が昭和の未解決事件を解決していくサスペンスである。スリリングな謎解きと、駆け引きが魅力である。2013年にTBSでドラマ化、長瀬智也が主演を務めた。
桐谷英人がかつて行った、現金強奪事件。非暴力の完全犯罪を目指し、様々な偽装工作をして、警察をかく乱した。三億はさまざまな方法で運用され、雪だるま式に膨れ上がったとされる。
警察庁長官狙撃事件
カルト教団の手により行われ、未遂で終わった事件。信者の警官が行ったとされたが、凶器として使われた銃に対する違和感から別の真犯人がいると見られていた。実は、「大人はわかってくれない」の計画したテロであり、殺し屋が雇われ、また繰り返されようとしていた。
照銀事件
銀行で起きた大量中毒死事件。赤痢が発生したため、薬を飲むようにと言われ、二つの薬を飲まされた結果起きた。作中世界の現代でも再現され、ホームレスを使った実験を経て、完璧な毒薬が完成した。 国会議事堂でのスパイクミーレッド・スパイクミーホワイトの二つを使って、殺人を行おうとしていた。
組織
桜吹雪会
三億円事件で手に入った金を使った、影の福利厚生。
命を懸けて働いている警官たちの待遇が悪いことに不満を持った城尾が、三億円を運用し、殉職した警官たちの遺族に金を配ることにしたのが始まり。遺族たちには、豪華な桜の箱に一千万の金と、手紙を添えて渡している。秘密を守るために、徐々に過激になっていき、暗殺部隊まで出来上がるようになった。
大人はわかってくれない
鳥尾、露口が立ち上げ、目黒も加入したテロ組織のコンサルタント会社。テロ計画を売ることで、金を稼ぐことを仕事にしていた。
警察庁長官の狙撃事件など、様々なテロ計画を立案し、売っていた。根本的な動機は、「ずっと子供のままでいること」と推察されており、イタズラのようなものであると考えられている。鳥尾が傾倒していた、フランソワ・トリュフォーの『大人は判ってくれない』の映画のタイトルを取って付けた。
スサノオの桜
旧陸軍の藤井部隊を前身にした組織。照銀事件を引き起こし、アメリカへ実験データを提出、存続を目溢しされた。作中に登場した犯罪組織の中では、最も歴史が古い。城尾からも「怖い組織」「楽をさせてくれない」と見られている。確固とした上下関係の下運営されているようで、任務の失敗は、降格やそのまま死に直結するらしい。目的は「目指そう、普通の国」と灰田は述べており、日本を極端な右翼に偏らせ、戦争が出来る国にすることで、景気を回復させることであると語っていた。
桜木の一族が代々、首領を務めている。 家の上下関係を組織に持ってくることで、秘密を守っており、親や祖先の代から忠誠を誓っていた部下は、一切の疑問なく桜木に従っている。暗殺部隊の装備は、これまでで一番充実。加えて、様々なガジェットを開発しており、戦況を有利に動かしている。
『クロコーチ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
黒河内圭太「まさかタダってわけにもいかねぇだろ!? あん?」
黒河内が議員に凄む場面
第1話「黒の男」黒河内が初登場の場面。
愛人を殺してしまった議員の部屋に、黒河内が呼ばれる。証拠隠滅を約束し、議員は立ち去ろうとするが、黒河内は金庫の金を要求。
「まさかタダってわけにはいかねぇだろ!? ああ!?」と黒河内は悪人そのものの笑顔を浮かべて脅す。
黒河内の恐ろしさ、欲深さがこれでもかとわかる場面である。
黒河内圭太「だから私 清家さんにはね ちょこっとだけ自分に甘く……ほんの少し黒く染まることをお勧めしますよ」
黒河内が清家を慰める場面
清家文吾の殺人を隠蔽していた緑川。
清家は彼女を許したいという思いと、自分の正義感の間で揺れていた。
黒河内は、少しだけ黒くなる、自分に甘くなることで許してやれと、悪徳警官からの立場から彼を慰める。
「だから私 清家さんにはね ちょこっとだけ自分に甘く……ほんの少し黒く染まることをお勧めしますよ」と、潔白な清家を完全に変化させる必要はない、と心を救って見せた場面である。
青沼昭太「だったら出て行けよ ゴーホーム!」
土橋本部長と刑事部長に怒る場面
沢渡の命令で集められた、刑事や官僚たち。
沢渡を逮捕しようと動いていた、青沼昭太審議官もその中にいた。沢渡の本性や、犯行について明け透けに語る青沼。
そんな彼を、沢渡にへりくだる刑事部長や土橋本部長は詰り、侮辱であると憤る。
しかし、青沼は彼らはこの場に呼ばれていない、と無関係で場違いな人間だと断じる。
「だったら出て行けよ ゴーホーム!」と、二人を追い出した。
どこかコミカルな場面ではある。しかし、土橋や刑事部長たちのことなかれ主義の態度に対して、組織人だった彼が正義感を見せた、爽快な場面である。
『クロコーチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
続編は『警部補ダイマジン』
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目次 - Contents
- 『クロコーチ』の概要
- 『クロコーチ』のあらすじ・ストーリー
- 政治家愛人殺人・県議会議員殺人事件
- 元警察官連続殺人・3億円事件
- 霊感商法・警察庁長官狙撃事件
- ホームレス大量殺人・照銀事件
- 国際カード詐欺・沢渡一成
- 『クロコーチ』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 黒河内 圭太(くろこうち けいた)
- 清家 真吾(せいけ しんご)
- 警察関係者
- 栗田(くりた)
- 牛井(うしい)
- 緑川 綾香(みどりかわ あやか)
- 野中(のなか)
- 青沼 昭太(あおぬま しょうた)
- 白須 不二男(はくす ふじお)
- 茜屋(あかねや)
- 志摩(しま)
- 黄金崎(こがねざき)
- 白雪 欧司(しらゆき おうじ)
- 浅黄 由芽(あさぎ ゆめ)
- 白庄司 誠(しろしょうじ まこと)
- 清家 文吾(せいけ ぶんご)
- 事件関係者
- 沢渡 一成(さわたり かずなり)
- 高宮 健太(たかみや けんた)
- 城尾 平蔵(しろお へいぞう)
- 栗塚(くりづか)(桐谷英人(きりたにひでと))
- 高橋 秀男(たかはし ひでお)
- 加賀 一季(かが かずとし)
- 鳥尾 恭児(とりお きょうじ)
- 目黒 裕司(めぐろ ゆうじ)
- 露口(つゆぐち)
- 桜木 立憲(さくらぎ たちのり)
- 灰田(はいだ)
- 奈良 雄次郎(なら ゆうじろう)
- 奈良 雄之助(なら ゆうのすけ)
- 酒井 進三郎(さかい しんざぶろう)
- 『クロコーチ』の用語
- 未解決事件
- 三億円事件
- 警察庁長官狙撃事件
- 照銀事件
- 組織
- 桜吹雪会
- 大人はわかってくれない
- スサノオの桜
- 『クロコーチ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 黒河内圭太「まさかタダってわけにもいかねぇだろ!? あん?」
- 黒河内圭太「だから私 清家さんにはね ちょこっとだけ自分に甘く……ほんの少し黒く染まることをお勧めしますよ」
- 青沼昭太「だったら出て行けよ ゴーホーム!」
- 『クロコーチ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 続編は『警部補ダイマジン』
- 香椎由宇が降板
- 長瀬智也は『三億円事件~20世紀最後の謎~』では犯人役
- 『クロコーチ』の主題歌・挿入歌
- 主題歌:TOKIO「ホントんとこ」
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