クロコーチ(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『クロコーチ』とは2012年に『週刊漫画ゴラク』で連載が始まった漫画作品及び、漫画を原作としたドラマ作品である。リチャード・ウーが原作、コウノ・コウジが作画を担当した。県警最悪の警官と呼ばれる汚職刑事「黒河内」と、清廉潔白な管理官「清家」が昭和の未解決事件を解決していくサスペンスである。スリリングな謎解きと、駆け引きが魅力である。2013年にTBSでドラマ化、長瀬智也が主演を務めた。

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浅黄 由芽(あさぎ ゆめ)

捜査二課の新人巡査部長。
黒河内の部下に新しくついた。
まだ年若く、可愛らしい容姿をした女性で、容疑者も思わず警戒を解く愛らしさを持っている。
快活で礼儀正しい態度を崩さないが、実は正義感が強く犯罪者には怒りを抑えられない性格。
女性に暴力を働いた犯人には、「公務執行妨害」の名の下に躊躇なく暴力を振るう。
犯人を制圧する際には、柔道を多用する。
この傾向は、彼女のトラウマに起因しており、姉である「浅黄 美羽(あさぎ みう)」が沢渡に殺害された事件が、深く傷になっている。
その事実を黒河内に明かした後は、黒河内と共に沢渡打倒のために協力。
黒河内からはその正義感と、執念を評価されたのか、「俺が死んでも、浅黄さんがこのヤマ解決しろよな」と言葉を掛けられている。

白庄司 誠(しろしょうじ まこと)

警察の監察調査官。元鑑識員。
正義感が強い性格をしており、最初は黒河内の敵対者のように振る舞っていた。
しかし、実は黒河内の協力者。巨悪を倒すためならば、不正を見逃すという密約を交わしており、沢渡を逮捕させるために協力する。
警察を退官した後も、科学的見地から彼に手を貸す。

清家 文吾(せいけ ぶんご)

捜査一課の名刑事だった、真吾の父親。捜査中の事故で亡くなったとされる。
捜査能力は極めて優秀。三億円事件、長官狙撃事件など、未解決事件の真相に辿り着きかけている。真吾と同じように、誠実で正義感の強い性格。その能力と人柄から、桜吹雪会の遠藤、官房審議官の青沼、元土台人(某国の諜報員)など、多くの人間に亡くなった今でも敬意を抱かれている。

事件関係者

沢渡 一成(さわたり かずなり)

演:渡部篤郎
元県知事であり、黒河内の宿敵。
金や情報を使い、黒河内の排除に動くなど、何度も彼の目の前に立ちはだかる黒河内から「神クラス」と評されるほど、長年に渡り殺人を繰り返してきた殺人鬼でもある。
政治家ながら、国民を駒や奴隷のようとしか思っていない。貧富の差を増大させ、年配者を合法的に殺し、国民の数を減らすという常軌を逸した政策を考えていた。
頭脳明晰で、名門大学に合格し、子供のころから神童と呼ばれていた。その知略は時に黒河内を越え、最終章では国家をほとんど掌握し掛けた。
人格的には、極めて悪辣で、黒河内からサイコパス、サディスト、マキャベリスト、ナルシシストの要素を兼ね備えた「ダークテトラッド」と呼ばれる。さらに、若い女性に性欲を燃やしており、その欲望は見境なく、刑事を襲おうとすることもあった。被害者遺族の前で、自分の殺人行為を嬉々として語るなど、想像を絶する悪意を持っていた。
実は、本物の沢渡一成ではなく、身分や名前は偽物であった。黒河内は調べを進めたが、出自や正体について明かされることはなく、手掛かりや推論だけが残された。

高宮 健太(たかみや けんた)

元赤刃組の極道。現金強奪事件を起こし、逮捕収監されていた。
現金のありかを言わなかったが、親友であり想い人でもあった綾川のために金を工面していたのだった。綾川の外道の面を知り、彼と縁を切る。その後、黒河内とはビジネス面で協力関係を結び徐々に相棒と呼べる仲になっていく。

城尾 平蔵(しろお へいぞう)

ミスター公安と呼ばれた、元警察庁警備局局長。
定年退職し「首都綜合警備保障(しゅとそうごうけいびほしょう)」の相談役に就任し、桜吹雪会の創設者でもある。合理的で冷酷な人物で、その手腕を用いて公安に今でも影響力を持っている。赤軍抹殺のために殺し屋を派遣、テロ組織を自作自演で育てるという常識外れの作戦を決行するなど、公安、警察組織を守るために手段を選ばない性格。桜吹雪会内部の騒乱において、黒河内を捕縛したり、内部の人間を拷問するなど行動するが、黒河内からは既に実権を失っていると見抜かれている。高橋の怒りを買い、さらに口封じのために殺害された。
前評判通り、様々な事件の裏で暗躍しており、その後の物語でも度々名前が出る。

栗塚(くりづか)(桐谷英人(きりたにひでと))

桜吹雪会では、地味な立場を守っていた年配の男。元公安の警官。正体は、3億円事件の犯人、桐谷英人。噂を流し、情報を操作するだけで、城尾たちを破滅させ、高橋も自滅に追い込んだ。
かつて、日本に喝を入れるためと、自分の能力を試したいという目的から3億円事件を実行。様々な偽装工作の果てに、完全犯罪一歩手前まで行くが城尾に捕まる。公安に引き込まれ、数々の裏工作に加担し、最終的に桜吹雪会に参入した。公安のメンバーたちには恨みを持っており、復讐のために情報操作を行った。オリンピッククラスの体力と、名門大学を合格できる天才的な頭脳を持っており、その能力を遺憾なく発揮して三億円事件には及んだ。
父親への愛情は深く、桜吹雪会の動乱の後、献身的に父の介護に及んでいる。
黒河内の協力でヨーロッパに飛んだ後、露口に殺害された。

高橋 秀男(たかはし ひでお)

演:森本レオ
桜吹雪会の連絡係、元公安の刑事であり、元自衛隊の隊員。
正体は桜吹雪会の実権を握っていた人物であり、元警官連続殺人の犯人。猜疑心が強く、他人を一切信用していない。「人殺しと金が大好きな男」と言われるほど、欲深い人間。桜吹雪内の金を独り占めするために、次々と幹部を殺害し、口封じのために仲間すらも殺していたことが一連の事件の動機であった。かつて、戦争を経験させるためにベトナムに派遣された自衛隊の隊員で、栗塚と共にヨーロッパに送られた。赤軍のテロリストを掃討し、「桃太郎」というコードネームを与えられる。その後日本に帰国、公安の刑事として活動した後、桜吹雪会に加入した。
派遣前から無関係な市民を殺害するなど、快楽殺人には手を染めており、彼が経験を経て変わったのか、本性から殺人鬼だったのかは不明。
弟子であった加賀にも、わざと技術を教えずに奥の手を隠しておくなど、仲間意識も皆無だった。ただ一人、栗塚のことは戦友として、信じていたようで、様々な殺人を行いながらも彼を傷つけることはなかった。年配ながら、体力も健在。ベトナム戦争や、ヨーロッパでの赤軍掃討などを経て、「殺しの総合デパート」と言われるほどの、様々な殺人術を持っている。純粋な戦闘力なら、作中随一と見られる。

加賀 一季(かが かずとし)

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