ルナティック雑技団(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『ルナティック雑技団』とは、1993年から1995年に『りぼん』『りぼんオリジナル』で連載された岡田あーみんによるギャグ少女漫画である。この作品は、わらび野中学に通う星野夢実が、同級生の天湖森夜の家に下宿することになり、息子を溺愛する森夜の母・天湖ゆり子や周囲の人々との間に巻き起こる騒動を描くラブコメディである。その内容は不条理、メタ、そして少し変態的な要素を含んだラブコメディと評される。

船上に潜入した海賊の一味。ボスから乗船リストを探して欲しいと頼まれる。

ゴルシア

船上に潜入した海賊の一味。もみあげが長く、バンダナをしている。

ミッシェル

船上に潜入した海賊の一味。ボスから金庫の暗証番号の解読を頼まれる。

『ルナティック雑技団』の用語

天湖オーラ・天湖スパーク

天湖森夜から発せられる眩しいオーラや痺れさせるスパーク。天湖オーラを浴びてしまうと、眩しくてくらくらしたり、腰が砕けてしまう。天湖スパークは、直に握手などをすると電流が走ったかのように痺れてしまう。

モーリィ

ミスターXが森夜を呼ぶときに用いる呼称。

チョコボン中毒

夢実が海外赴任中の両親のもとへ立ってから、やさぐれてしまったルイがチョコリキュールを大量に摂って中毒症状になってしまう。その際のチョコリキュール購入には部費が使われていた。

『ルナティック雑技団』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

天湖森夜が笑い声で星野夢実を巻き付けるシーン

表情を変えないまま笑う森夜だが、その笑い声が「フハハハハ」と長く続き、その声で人間を巻き付けることができる。

好意を抱く夢実が森夜のもとへと行くよう背中を押す時のルイの演技が光っていたシーン

ルイの家で夢実の相談にのっていたルイだが、「今からオレのガールフレンドがくるんだ。君がここにいると困っちゃうんだ。」と噓をつき、夢実を森夜のもとへ向かわせた。ルイが自身の気持ちよりも、好意を抱く夢実の気持ちを理解し、不器用ながらもそっと背中を押した切ないシーンである。

天湖ゆり子の一日のルーティンを紹介したシーン

朝食の後は近所の教会へ行き、世界平和のために祈り、午後は読書や音楽鑑賞をする。夜は近所の奥様達とフラメンコを習っているといったゆり子の一日を紹介したシーン。
世界平和のために祈りつつも教会で居眠りしたり、『罪と罰』を手にしながらも著者の「ドストエフスキー」をスムーズに言えなかったり、クラシック音楽を鑑賞するとしつつもシューベルトの魔王を聴きながら爆睡したりと、岡田あーみんの世界観がふんだんに盛り込まれているシーンである。

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