LILI-MEN(リリーメン)のネタバレ解説・考察まとめ

『LILI-MEN』とは2022年より連載が開始された、渡嘉敷拓馬によるダークファンタジー作品。人類を苗床に繁殖する「サキュバス」と呼ばれる種族と、彼らを根絶しようとする人類との壮絶な戦いを描く。彼らとのバトルに焦点を当てつつ、重厚なストーリーとダークな雰囲気が特徴。戦闘描写やキャラクターの成長を通じて、深い世界観が描かれている。

マルサの組織の中でも、正規班だけでは対応しきれない任務をこなすことを専門とする部隊。
実際は人格や社会性に問題があったり、班の活動に適さなかったものが送り込まれる最後の異動先であり、任務での死亡率は6割以上で仮に生き残った者もマルサの退職を決意させられる過酷な環境であるため、通称特攻(トッコー)とも呼ばれている。

『LILI-MEN』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

着付屋「自分の夢がわからなくなった時 そんな時は 誰かの夢を助けてあげればいい」

着付屋が交通事故から逃げてきたニトに向けた言葉。交通事故の様子を見て、この時着付屋はニトが自分と同じ殖魔だと思った。
ニトが自分の夢を語り、聞いていた着付屋が「自分の夢がわからなくなった時 そんな時は 誰かの夢を助けてあげればいい」と自分の思想を重ね合わせて発言しているととれる。

ニト「やっと一つ 夢が叶った」

ニトがマルサ本局にて阿光アマネ局長から料理を振舞ってもらい、料理を食べて言った言葉。
ニトは物心ついたころからとある収容施設に暮らしていたため、外の世界にて叶えたい夢がたくさんあった。そのうちの一つ「普通のご飯を食べる」ことが出来て、ニトは「やっと一つ 夢が叶った」と、ようやく自分の夢を叶えたと実感した。

鳥ミチル「遅れたのに感謝するなんて 変わった人達ですね」

苗床団地の地下でジョクトとの戦闘時に遅れてやってきた鳥に対して、ニトに対して感謝を込めたことに対してはなった言葉。
彼女は過去に現場に遅れたことが原因で作戦失敗の責任を取らされ、トッコーに飛ばされたという経歴があり、それ以降は任務のメンバーに対して信用をあまりしないようになっていた。
途中に消えることがあっても、最終的には必ず戦地へ戻ってくるという彼女の性格のおかげで、ジョクトへの不意打ちに成功し、ニトが鳥を褒めた。
当時、彼女は「遅れたのに感謝するなんて 変わった人達ですね」と不思議がっていたが、この出来事がきっかげでニト達に対して、十分な信頼を置くようになる。

『LILI-MEN』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

作者は元CGアーティスト

第34話、生徒がどくろになったシーン

『LILI-MEN』の作者である渡嘉敷拓馬は、元々CGアーティストとしても活動しており、その技術を漫画に取り入れている。
今作品の制作へとりかかった背景は、本格的にCGアーティストの実績を積むと共に、その技術を活かした作品の制作に一からすべて関わりたいという思いからというものである。
キャラクターデザインや背景においては、解剖学的に正確な描写や、リアルなビジュアル表現が特徴で、海外でCG業界での経験を生かしたもので、一般的な漫画制作とは一線を画す要素となっている。​

殖魔の学園にいるヤンクミらしき人物

殖魔の学園にて授業しているヤンクミ風の先生

肉の派閥自治区内の学園にて、先生にヤンクミに似た人物がいる。
原作のごくせんに似て、髪型はツインテール。服装はジャージ、授業中には竹刀を持っているシーンが描かれている。

第1巻発売時の帯に掲載された有名先生のコメント

『LILI-MEN』単行本第1巻の帯にイナベカズ(代表作:『食糧人類-Starving Anonymous-』)、奥浩哉(代表作:『GANTZ』)、田島光二(コンセプトアーティスト)、山本英夫(代表作:『ホムンクルス』)、ONE(代表作:『ワンパンマン』)の5名によるコメントが掲載されている。

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