LILI-MEN(リリーメン)のネタバレ解説・考察まとめ

『LILI-MEN』とは2022年より連載が開始された、渡嘉敷拓馬によるダークファンタジー作品。人類を苗床に繁殖する「サキュバス」と呼ばれる種族と、彼らを根絶しようとする人類との壮絶な戦いを描く。彼らとのバトルに焦点を当てつつ、重厚なストーリーとダークな雰囲気が特徴。戦闘描写やキャラクターの成長を通じて、深い世界観が描かれている。

ビッグダディが「蟲毒苗床」によって生み出した選りすぐりの殖魔たちを指す総称。ビッグダディ自身の子供。
彼ら、一人一人がカテゴリーSクラスの実力を誇っている。

苗床

殖魔に卵を植え付けられた人間の総称。
身体を繭のようなもので包まれており、常に殖魔に養分を吸い取られ続ける。
苗床となった生物を元に戻す方法はなく、生きているのか死んでいるのかすらも分からない状態になるので、抹殺するしかない。
殖魔を苗床にするのも可能だが、禁忌とされている。

公安殖魔対策局(こうあんサキュバスたいさくきょく)

殖魔を狩る人間側の組織。通称マルサ。血の派閥を掃滅に成功しており、その旧支配地域に本部を建設している。
血の派閥の殖魔の能力を解析し、人間が扱えるようにした血戦術を使用する。しかし殖魔の超再生能力は再現できていないため、殖魔討伐の任務は死と隣り合わせである。生還しても身体の欠損により引退するメンバーもいる。人間に味方する殖魔もこの組織の一員として在籍している。
また、マルサ内では殖魔を倒すためなら殖魔を利用するのもいとわない、力こそすべてが思想の改革派。改革派とは反対の思想をもつ保守派。特定の方針を持っていない中道派の三つの派閥がある。

血戦術(けっせんじゅつ)

マルサ局長の阿光アマネが、血の派閥の殖魔との戦いで彼らから取り入れた、対殖魔用の戦闘術式。己の血液を用いて武器に転用する方法で、マルサの戦闘員は基本的に全員がこの術式を会得、研鑽して実力を磨いていく。
なおマルサには「序局で終われば理想、破局は及第点、急局は力不足」という格言がある。
血戦術の技は下記の4種類ある。

序局(じょきょく)

血戦術の基本的な戦闘技術。血を使用してどの形成で戦うかで名称が変わり、血を剣状に形成して戦うのは葬剣炎舞(そうけんえんぶ)、打撃武器のように固めて敵に立ち向かう火蝶赤華(かちょうせっか)、弓矢の形状にして遠くの敵を射撃する赤月宵一(あかつきよいち)の3種類存在する。
これらをさらに発展させたり、各々の特血の能力を組み合わせると破局へと昇華する。

破局(はきょく)

序局を発展させた血戦術。各々が独自に編み出した戦術や、体質を利用して発展させることから、使用する技は人によって種類がある。

急局(きゅうきょく)

主に敵を拘束したり、攻撃を防ぐ目的で使われる血戦術。
主に相手を拘束する赤蠟(せきろう)、自身に血を纏わせて攻撃を防ぐ鋼血人形(こうけつにんぎょう)の2種類がある。

終局(しゅうきょく)

発動者の命と引き換えに繰り出される血戦術の最終奥義。
終局の使用は班長以上の人間の許可が無ければ使用することはできない。隊長になるための条件に終局を使っても死なないことが挙げられる。

隊長直下特別攻撃隊(たいちょうちょっかとくべつこうげきたい)

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