絢爛たるグランドセーヌ(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『絢爛たるグランドセーヌ』とは、2013年より『チャンピオンRED』で連載しているCuvieによるクラシックバレエを題材にした漫画。主人公の有谷奏がクラシックバレエに出会い、持ち前の探究心とクラシックバレエへの愛でダンサーとしての才能を開花させ、プロのバレエダンサーを目指すストーリー。バレエ経験者である作者による緻密な描写と主人公奏の前向きな性格に惹かれ、性別問わず人気となっている作品。

栗栖さくらの母

栗栖バレエスタジオを主催するバレエ講師。スタジオでは、バレエの才能がある生徒にしか指導をせず、見込みのない生徒には、バレエではなくダンスを教える別の楽しく踊ろうクラスに誘導する。一方で見込みのある生徒には日本では珍しいピアノの生演奏でのレッスンを行っており娘であるさくらにもかなり厳しいレッスンを施している。

玉木(たまき)

コンテンポラリーダンサー。栗栖バレエスタジオで楽しく踊ろうクラスを担当していた女性講師。
「滝本伸子バレエスタジオ」で産休にはいった担当講師に代わり、コンテンポラリーダンスの授業を一時的に受け持つ。

海外のバレエ指導者

アビゲイル・ニコルズ

元イギリスロイヤルバレエ団プリンシパルのバレリーナ。現在は一線を退いているものの、世界中からゲストダンサーとして公演に呼ばれている。
奏が初めて出場したコンクールではアビゲイルが演じたコッペリアのスワニルダの映像をみて研究した。来日の際に開催したワークショップで奏の踊りをみた際、奏の前向きさ、貪欲な成長欲をみて、彼女を自分のもとであるロイヤル・バレエ・スクールに誘う。彼女は奏のように世界中で見込みのある生徒を目にかけ、ロイヤル・バレエ・スクールに誘っている。
奏が留学後、しばらくロイヤル流のバレエをみっちり仕込み個別レッスンをするなどしていたが、自身はダンサーとして引退し、振付家となる。振付家として初めての作品『パエトーン』の公演に奏を抜擢した。

ウジェーヌ・ガレル

元パリのオペラ座バレエ団でエトワール。現在は、マルセイユ国立舞踊学校で芸術監督を務めている。滝本アビゲイルとは旧知の仲である。
YAGPの審査員を務め公平な審査をしているが、信子の生徒である奏を目にかけていた。

オリバー・スミス

ロイヤル・バレエ・スクール校長。YAGPの日本予選審査員も務めた。アビゲイルに気に入られていた奏に目をかけようとするも似た容姿・演目の日本で奏に高い評価することはなかった。しかし、ニューヨーク本選では、成長した奏の演技に心を打たれ、ロイヤル・バレエ・スクールへの入学を許可し、スカラシップを授与した。
奏が入学してから、奏のひたむきさや成長する姿に、彼女がロイヤル・バレエ・スクールを卒業することを願うようになる。

ヴァシリーサ・トルスタヤ

ロイヤル・バレエ・スクールのロシア人講師。現役時代に滝本と共演したことがある。
コロナ禍で奏や紫萱にオンラインレッスンを行うが慣れないオンラインでのレッスンにかなり苦戦していた。

メインキャラクターの家族達

有谷 和也(ありや かずや)

奏の父。奏の強い気持ちをみて、バレエスクールに通うことを許可した。娘のバレエへの情熱を温かく見守り、時にDVDや雑誌を購入している。

有谷 早苗(ありや さなえ)

奏の母で自身も会社勤め。奏の夢を最大限叶えるためのサポートをしようと思いつつ、裕福ではないため遣繰りには苦心している。奏がバレエ留学を希望した際も、スカラシップ獲得が必須であると奏に伝えている。しかし、母親らしく彼女のためになるよう、英語の試験を再受験させたり、留学サポートのため、一時的に一緒に渡英するなどしている。

伊藤翔子の父

元ウェイトリフティングの重量級でJOCの強化選手であり、選手時代に翔子の母親玲子と出会った。自身が選手時代に、オーバートレーニングによる怪我や他国でのドーピング不祥事などを目の当たりにし、競技に対して不信感や絶望を感じた経験がある。翔子が習い事としてではなく、プロのバレエダンサーになることを目指しているとわかった時、自分に似たストイックな性格の翔子には自分のように苦しい思いをしてほしくないと強く願ってい、バレエを辞めさせようとする。しかし、翔子の熱い思いやひたむきにバレエに打ち込む姿をみて、夢を応援するようになる。娘に最高のものを提供しようと、自宅にスタジオを作ったり、海外のバレエ団の公演に連れていっている。

伊藤 玲子(いとう れいこ)

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