Nickelback(ニッケルバック)の徹底解説まとめ

「Nickelback」とは、チャド・クルーガーとマイク・クルーガーのクルーガー兄弟と、ライアン・ピーク、ダニエル・アデアによるカナダの4人組ロックバンドだ。1995年に同兄弟の出身地、カナダのアルバータ州ハンナで活動を開始。1997年に初のミニアルバム『ヘッシャー』を発表した。2001年リリースのシングル『How You Remind Me』が、ビルボードの2000年代総合シングルチャート4位で大ヒットを記録。アルバム売上枚数の多さだけでなく、非常に高い人気を誇るモンスターバンドへと成長した。

2011年11月4日発売

1. Photograph
2. How You Remind Me3. Burn It to the Ground
4. Rockstar
5. Savin' Me
6. Figured You Out
7. Too Bad
8. If Today Was Your Last Day
9. Far Away
10. Feelin' Way Too Damn Good
11. Someday
12. Never Again
13. Lullaby
14. If Everyone Cared
15. Gotta Be Somebody
16. When We Stand Together
17. Animals
18. This Afternoon
19. Something in Your Mouth

フロントマンであるチャド・クルーガーを中心に、バンドメンバー全員が自身のキャリアを振り返りながら選んだ楽曲が収録された唯一のベスト版。ファンにも人気の高い曲が多くあり、「歴史を振り返りながら過去の曲から最新の曲まで、バンドとしての成長が感じられる1枚」だと、メンバーもコメントを残している。

Nickelbackの代表曲

『How You Remind Me』

バンドとしての代表曲といえば誰もが最初に挙げるのはこの『How You Remind Me』だ。『Silver Side Up』の収録曲でもあり、アメリカのビルボードホット100チャートで1位、2002年のグラミー賞で「最優秀ハードロックパフォーマンス」を受賞し、商業的成功を確立。

チャド・クルーガーによる力強いギターリフと感情豊かなヴォーカルが印象的な1曲で、ポストグランジ・ロックサウンドを示した。PVもバンドの演奏シーンとストーリー性のある映像が組み合わされており、楽曲とともに大きな印象を与えた。また、ライブでも演奏されることが多く、その際には大きな盛り上がりをみせる。

『Too Bad』

バンド初期の『Silver Side Up』に収録されたロックナンバーで、Nickelbackのロックはコレといわれるほどファンの間では支持されており、ライブでも度々披露。力強いサウンドと同様、メッセージ性も強く、父親と息子の関係を描いたPVでチャド・クルーガーの過去の実話を基に制作された。

『Photograph』

チャド・クルーガーの青春時代を歌った楽曲で、曲はじめのギターサウンドのみでファンはすぐに「Photograph」と分かるほど、アコースティックサウンドが特徴的で、ノスタルジックな歌詞も多くのファンをひきつける。

チャド・クルーガーも「過去の出来事や写真が、俺たちのアイデンティティや成長にどれほど影響を与えるのか、その大切さについて楽曲を通じて伝えたい」と語っており、ファンのみならずバンドとしても代表的な1曲と認識されているようだ。ビルボードホット100で10位にランクイン。

『Rockstar』

『Rockstar』が収録されている通算5枚目のアルバム『All the Right Reasons』。

ユーモラスでありながら音楽業界やセレブリティ文化への風刺的な歌詞、PVとなっている楽曲。ロックスターやセレブとしての成功を手に入れるために払った代償、その裏にある虚しさや矛盾を歌に込めている

キャッチーなアコースティックを主としたサウンドで、ファンからも大きな人気を集め、ビルボードホット100で6位にランクイン。ロックだけでなくバンドとしてのポップな新しい一面を大きく示した。

Nickelbackのミュージックビデオ(MV/PV)

How You Remind Me

Nickelbackといえばこの曲で、リリース当時はアメリカで毎日のようにPVが放送され、曲を口ずさむ人は多くいたほど売り上げを誇った。恋愛に対する葛藤と後悔をテーマにしたPVとなっている。

Too Bad

チャド・クルーガーの実話を基に作られたとされるロックナンバーで、ファンの間でも人気の高くライブでは必ずといっても良いほど演奏される曲の1つ。家族の問題や父親との感情的な関係をテーマにした内容のPVで、楽曲自体も暗い雰囲気だ。過去と現在の対比が描かれ、前向きに進もうとする意思も示されている。

Someday

Nickelbackのバラードの中でも最も人気の高い楽曲の1つ。バンドのバラードがどんなものか、「Someday」を1曲聴くことで分かる。チャド・クルーガーの実体験を歌詞にしたものが多いとされており、抽象的な内容でありながら共感して没入するファンも多いだろう。

343-1030g2
343-1030g2
@343-1030g2

目次 - Contents