Paramore(パラモア)の徹底解説まとめ

Paramore(パラモア)とは、2004年にアメリカのテネシー州で結成されたロックバンド。2005年に1stアルバム『All We Know Is Falling』を発売してデビュー。2008年、第50回グラミー賞で最優秀新人賞に選抜され、同年公開の映画『トワイライト~初恋~』に楽曲を提供したことでも話題となった。若々しくストレートな歌詞や力強いサウンド、そしてボーカルのヘイリーのキュートなルックスで、エモやポップパンクのシーンで注目を集めている。

Paramore(パラモア)の概要

Paramore(パラモア)とは、2004年にアメリカのテネシー州で結成されたロックバンド。2005年に1stアルバム『All We Know Is Falling』を発売してデビューを飾る。2007年には2ndアルバム『Riot!』がBillboard 200で最高位15位、全英アルバムチャートで最高位24位を記録とヒット。2008年に開催された、第50回グラミー賞で最優秀新人賞に選抜される。2009年リリースの3rdアルバム『Brand New Eyes』はビルボード2位、イギリスチャートでは1位を獲得と、その人気を不動のものとした。
そしてグラミー賞の最優秀新人賞に選抜された2008年には、同年公開の映画『トワイライト~初恋~』に楽曲を提供したことでも話題となっている。
200年代には多くのジャンルのサウンドを取り入れ、ミックスしたような楽曲が流行する風潮があり、MestやGoodCharlotteなどにはじまるバンドが台頭していた。Paramoreもいくつかのサウンドのハイブリッドというにふさわしい音楽性を武器に、一気にスターの仲間入りとなった。
若々しくストレートな歌詞や力強いサウンド、そしてボーカルのヘイリーのキュートなルックスは、エモやポップパンクのシーンで常に注目を集めている。

Paramore(パラモア)の活動経歴

エモ・シーンに現れた新星

2004年、ボーカルのヘイリー・ウィリアムスを中心に、テネシー州フランクリンで結成。初期メンバーはヘイリーに加え、ギターのジョシュ・ファロ、ドラムのザック・ファロ、ベースのジェレミー・デイビスの4人編成で活動を開始した。結成翌年の2005年、デビューアルバム『All We Know Is Falling』をリリースし、ストレートに心情を綴った歌詞と、ヘイリーの力強く感情豊かな歌声が、当時のティーンエイジャーの心を掴み、エモやポップパンクのシーンで注目を集めるようになる。

時代を象徴するロックバンドへの飛躍

世界中で人気を獲得し、2010年には来日公演も行った。

2007年にリリースしたセカンドアルバム『Riot!』で、バンドは一気にブレイクを果たす。収録曲の「Misery Business」や「That's What You Get」が特に大ヒットし、MTV世代の新たなロックアイコンとして、彼らは瞬く間に世界的な人気を獲得した。続く3rdアルバム『Brand New Eyes』でも、より洗練されたサウンドを聴かせ、その人気は不動のものとなる。しかし、この頃からメンバー間の軋轢が囁かれ始め、2010年には結成当時から共に活動してきたジョシュとザックが脱退を表明する。

新たなサウンドで頂点へ

バンドの音楽的支柱であったファロ兄弟(ジョシュとザック)が脱退するという衝撃的な出来事が起こり、バンドは存続の危機に直面したが、残った3人(ヘイリー、テイラー・ヨーク、ジェレミー・デイビス)は活動継続を表明。そして2013年、セルフタイトルアルバムとなる『Paramore』をリリースした。ポップパンクの枠を飛び越え、より多様なサウンドを追求したこのアルバムは、「Still Into You」やグラミー賞を受賞した「Ain't It Fun」など大ヒット曲を生み出した。バンドは再び大きな成功を収め、その底力を証明する。

常に進化を続ける唯一無二の存在

その後、結成当時からベースを務めたジェレミー・デイビスも脱退を表明。バンドは一時的にヘイリーとテイラーの2人体制となってしまうが、ドラマーのザック・ファロが復帰することを発表し、ファンを大いに喜ばせた。音楽性は柔軟に変化を重ね、ポストパンクの要素を取り入れた意欲作のアルバム『This Is Why』は、2024年のグラミー賞で最優秀ロック・アルバム賞を、またアルバムのタイトル曲「ディス・イズ・ホワイ」で、Best Alternative Music Performanceを受賞した。
時代の変化に流されることなく、今もなおロックシーンの最前線で輝き続ける、唯一無二のバンドとしてその名を刻んでいる。

Paramore(パラモア)のメンバー

現メンバー

Hayley Williams(ヘイリー・ウィリアムス)

ボーカル、ギター、キーボードを担当。力強い歌声とキュートなルックスで人気を博す。ステージではギターやピアノの演奏を披露することもある。

Taylor York(テイラー・ヨーク)

リード・リズムギターとコーラスを担当。前任のギタリストだったラムの脱退後にサポートメンバーとして加入し、2009年に正式メンバーとして迎えられて活動を共にする。ヘイリーと一緒に多くの楽曲の作詞と作曲を手掛けている。

Zac Farro(ザック・ファロ)

ドラムとパーカッションを担当。2010年に兄のジョシュと共に一度脱退するが、2017年にバンドに復帰。HalfNoiseとしてのソロ活動でも知られている。

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