Nickelback(ニッケルバック)の徹底解説まとめ

「Nickelback」とは、チャド・クルーガーとマイク・クルーガーのクルーガー兄弟と、ライアン・ピーク、ダニエル・アデアによるカナダの4人組ロックバンドだ。1995年に同兄弟の出身地、カナダのアルバータ州ハンナで活動を開始。1997年に初のミニアルバム『ヘッシャー』を発表した。2001年リリースのシングル『How You Remind Me』が、ビルボードの2000年代総合シングルチャート4位で大ヒットを記録。アルバム売上枚数の多さだけでなく、非常に高い人気を誇るモンスターバンドへと成長した。

Gotta Be Somebody

自分の居場所や目的を見つけることに対する希望や決意が表現された歌詞で、現状から新たな“何か”を見つけることを示すべく、世界の有名な場所でバンドが演奏するスタイルのPVとなった。サビはチャド・クルーガーとGt.&Vo.のライアン・ピークとの掛け合いもあり、ライブでの演奏をイメージして制作されたことがうかがえる。

Lullaby

アコースティックギターやピアノを基にした穏やかなアレンジで、困難な時期における安心感と愛情を伝える楽曲。PVでも女性が出産を迎えるシーンから始まり、妻が亡くなる。残された夫が悲しみと困難を乗り越えながら子育てをしていくことが描かれ、ふとしたきっかけで生前妊娠中に妻が撮影していた「子守歌(Lullaby)」を子どもとみることで、養子にだすことをやめて力強く生きていくと決心する。感動的なバラードのメロディラインとPVの内容に涙した人も多くいただろう。

Feed The Machine

社会や体制に対して疑問を呈し、自分たちの信念に従って行動することの重要性がメッセージとして投げかけられており、アルバムのタイトルチューンとして印象的なロックギターのリフ、ツーバスのリズムなどで力強い楽曲となっている。PVでは機械やテクノロジーに支配された世界や、システムに対抗する人々の姿が描かれ、個々が自らで変革を起こさないと訪れるであろう未来がバンドから示され、ダークな雰囲気・緊張感が聴覚的かつ視覚的に伝わってくる。

Nickelbackの名言・発言

チャド・クルーガー「音楽は人生を変えることができる。魂の内側に届いてこれまで不可能だったものを感じさせる力があるんだ。」

過去の音楽に関する考えのインタビューを受けた際の発言。バンドの楽曲によって自身の過去の経験や社会的な問題点などに疑問を呈してきたチャド・クルーガーらしい内容で、多くのファンを突き動かしていることにも納得がいく。

チャド・クルーガー「俺たちは自分たちの好きなやり方で音楽を作ることが好きな4人なんだ。」

アルバム『ヒア・アンド・ナウ』の制作に関して問われた際に放った一言。多くのファンを魅了する曲やアルバムをレコーディングし続けられる秘訣にも感じられ、音楽制作への意気込みやこだわりが誰よりも強いことが示されている。

チャド・クルーガー「批判はいつでもあるが、それが俺たちを止める理由にはならない。」

バンドのアンチが多くなっていたことに関して2023年、アメリカの週刊誌でのインタビューで語ったことだ。バンドとしてや音楽性にも多くの批評が集まっていたことに、メンタルの強さを見せつけた一言。どんなことを言われようとも、Nickelback自体や音楽性が変わらない理由が示された。

チャド・クルーガー「もう一度世界から嫌われる準備はできている。」

“長年嫌われている”と評されることがあるバンドについて冗談めかして、アメリカのラジオ会社であるAudacyからのインタビューでこう発言した。「そして、誰よりも悪口を言われたいね」とも言っており、批判があることについてかなり吹っ切れていて、ファンからは大きく支えられているので他は何も気にしない、そういった“ロック”な気持ちがこの一言に集約されている。

チャド・クルーガー「お金のために曲を書いているのなら、それほど不運なやつはいないと思うね」

曲作りに関してのインタビューで放った一言。彼はソングライターとして誇りを持っており、決して商業的に成功を収めようとして書いているわけではないと、曲への情熱などがうかがえる発言となった。彼の包み隠さず発言する姿勢は有名で、多くのファンからも支持される理由の1つだろう。

Nickelbackの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

バイト時代の言葉がきっかけで生まれたバンド名「Nickelback」

マイク・クルーガーが地元カナダのスターバックス・コーヒーでアルバイトをしていたときの言葉がきっかけで生まれている。カナダでは5セント硬貨を“ニッケル”と呼ぶが、客に釣り銭を返すときに「ニッケル(5セント)のお返しです=Here’s your nickel back」と言うことが多く、それがバンド名としてそのまま採用された。

前身バンドは「ヴィレッジ・イディオット(Village Idiot)」

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