Nickelback(ニッケルバック)の徹底解説まとめ
「Nickelback」とは、チャド・クルーガーとマイク・クルーガーのクルーガー兄弟と、ライアン・ピーク、ダニエル・アデアによるカナダの4人組ロックバンドだ。1995年に同兄弟の出身地、カナダのアルバータ州ハンナで活動を開始。1997年に初のミニアルバム『ヘッシャー』を発表した。2001年リリースのシングル『How You Remind Me』が、ビルボードの2000年代総合シングルチャート4位で大ヒットを記録。アルバム売上枚数の多さだけでなく、非常に高い人気を誇るモンスターバンドへと成長した。
1998年9月1日発売
1. Breathe
2. Cowboy Hat
3. Leader of Men
4. Old Enough
5. Worthy to Say
6. Diggin' This
7. Deep
8. One Last Run
9. Not Leavin' Yet
10. Hold Out Your Hand
11. Leader of Men (Acoustic)
前作同様1曲目からハードロック調でのめり込めるアルバム。ボーカル・ギター・ベース・ドラムのみのまさにバンドのみのサウンドを存分に聴かせてくれる。ファンの間でもシングル以外で人気を集めている曲「BREATHE」や「Old Enough」などが収録されている。
『Silver Side Up』
2001年9月1日発売
1. Never Again
2. How You Remind Me
3. Woke Up This Morning
4. Too Bad
5. Just For
6. Hollywood
7. Money Bought
8. Where Do I Hide
9. Hangnail
10. Good Times Gone
ロードランナー・レコードとワールドワイド契約をしてからリリースしたアルバム第1弾。バンドの名を世界に知らしめた『How You Remind Me』が収録されており、このアルバム自体もBILLBOARD全米アルバムチャート初登場2位で、全米だけで800万枚以上も売り上げた。4つのビルボード・アワードと4つのカナダ・ジュノ・アワードを獲得。
『The Long Road』
2003年9月23日発売
1. Flat on the Floor
2. Do This Anymore
3. Someday
4. Believe It or Not
5. Feelin' Way Too Damn Good
6. Because of You
7. Figured You Out
8. Should've Listened
9. Throw Yourself Away
10. Another Hole in the Head
11. See You at the Show
アルバムのタイトルはバンドが成功を収めるまでの“長い道のり”を示したもので、それまでの努力や成長についての想いが込められている。3曲目に収録されているシングル『Someday』がこのアルバムのメインと言っても良いバラードナンバーで、カナダのミュージックチャートで3週連続1位。アメリカのビルボードホット100で最高7位にランクイン。アルバムとしてもRIAAのプラチナ認定を獲得。ビルボード200で初登場6位。
『All the Right Reasons』
2005年10月4日発売
1. Follow You Home
2. Fight for All the Wrong Reasons
3. Photograph
4. Animals
5. Savin' Me
6. Far Away
7. Next Contestant
8. Side of a Bullet
9. If Everyone Cared
10. Someone That You're With
11. Rockstar
Nickelback通算5枚目のアルバムで、アメリカでは7曲がシングルカットされ、そのうち3曲がビルボードチャートのトップ10入りを果たし、21世紀で最も成功したロックアルバムと称されている。また、ZZトップのビリー・ギボンズがコーラスで参加した「Follow You Home」や「Rockstar」も収録。8曲目の「Side of a Bullet」は、ステージ上で銃殺されたパンテラのGt.ダイムバッグ・ダレル(Dimebag Darrell)に対するトリビュートとして制作されているなど、バンドメンバーの気持ちが特に込められたアルバムとなっている。
『Dark Horse』
2008年11月18日発売
1. Something in Your Mouth
2. Burn It To The Ground
3. Gotta Be Somebody
4. I'd Come for You
5. Next Go Round
6. Just to Get High
7. Never Gonna Be Alone
8. Shakin' Hands
9. S.E.X.
10. If Today Was Your Last Day
11. This Afternoon
AC/DCやデフ・レパードなどの大物アーティストと、楽曲を制作したことで知られているプロデューサーのマット・ラングを迎えた通算6枚目のアルバム。アルバムのタイトルには“思わぬ成功を収める存在”という意味が込められており、バンドとして成功を収めてなお、新たなる挑戦をしていく意思が示されている。ヘヴィメタルやハードロックの要素を取り入れた楽曲が多く、これまで以上に重低音を感じさせてくれる1枚だ。アメリカだけでなくカナダやイギリス、ニュージーランドなど、各国でプラチナ認定を獲得。
『Here and Now』
2011年11月21日発売
1. This Means War
2. Bottoms Up
3. When We Stand Together
4. Midnight Queen
5. Gotta Get Me Some
6. Lullaby
7. Kiss It Goodbye
8. Trying Not to Love You
9. Holding on to Heaven
10. Everything I Wanna Do
11. Don't Ever Let It End
全米のラジオ局で戦略的に流されるよう、ポップな「When We Stand Together」とロックな「Bottoms Up」のダブルシングルをアルバムからリリース。前者がポップロックのラジオ局で、後者がロック専門のラジオ局で流され、アルバムとしての認知にもつながり、アメリカのビルボード200では2位にランクイン。カナダとオーストラリアのチャートで1位を獲得した。「This Means War」には対立や闘争のテーマが込められ、「When We Stand Together」には団結と協力の重要性を再認識させる意味が込められるなど、メッセージ性の強いアルバムに仕上がった。
『No Fixed Address』
2014年11月14日発売
1. Million Miles an Hour
2. Edge of a Revolution
3. What Are You Waiting For?
4. She Keeps Me Up
5. Make Me Believe Again
6. Satellite
7. Get 'Em Up
8. The Hammer's Coming Down
9. Miss You
10. Got Me Runnin' Round
11. Sister Sin
フロントマンのチャド・クルーガーが、このアルバムについて“バンドにとっての音楽的な冒険”、“これまでとは異なるバンドの一面を見せた”と語るほど、これまでのスタイルを超えて、新しいサウンドやジャンルに挑戦していることが分かる楽曲を数多く収録。大きな期待と自信を抱いてリリースされた通算8枚目のアルバムだ。 アメリカのビルボード200チャート初登場2位。カナダのアルバムチャートで1位。イギリスのアルバムチャートでは、初登場14位。
『Feed the Machine』
2017年6月16日発売
1. Feed the Machine
2. Coin for the Ferryman
3. Song on Fire
4. Must Be Nice
5. After the Rain
6. For the River
7. Home
8. The Betrayal(Act III)
9. Silent Majority
10. Every Time We're Together
11. The Betrayal(Act I)
アルバムにタイトルには、無限に開発が進められる「機械」に対する警鐘を鳴らす意味が込められ、現代社会の消費主義や情報過多に対する批判的なメッセージも投げかけている。1曲目にはタイトルナンバーが収録されており、ヘヴィロックやグランジの要素が取り入れられたサウンドで、更に進化を果たしたNickelbackが聴ける。新たな取り組みが故に、音楽批評家からは賛否が巻き起こったアルバムとなったが、多くのファンからは高く評価された。アメリカのビルボード200チャートで初登場10位。イギリスのアルバムチャートでは、初登場で13位。カナダではアルバムチャート1位。
ベスト盤
『The Best of Nickelback Volume 1』
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目次 - Contents
- Nickelbackの概要
- Nickelbackの活動経歴
- Nickelbackの原点
- バンド結成からデビューまで
- “モンスターバンド”の名に相応しい人気と売上
- ライアン・ヴィッケダールがツアー途中に脱退
- 2009年に初来日!3年後には日本武道館ライヴも開催
- Nickelbackのメンバー
- 現メンバー
- チャド・クルーガー(Chad Kroeger)
- ライアン・ピーク(Ryan Peake)
- マイク・クルーガー(Mike Kroeger)
- ダニエル・アデア(Daniel Adair)
- 旧メンバー
- ブランドン・クルーガー(Brandon Koreger)
- ミッチ・ギンドン(Mitch Guindon)
- ライアン・ヴィッケダール(Ryan Vikedal)
- Nickelbackのディスコグラフィー
- シングル
- 『How You Remind Me』
- 『Too Bad』
- 『Someday』
- 『Photograph』
- 『FAR AWAY』
- 『This Afternoon』
- ミニアルバム
- 『ヘッシャー』
- アルバム
- 『Curb』
- 『The State』
- 『Silver Side Up』
- 『The Long Road』
- 『All the Right Reasons』
- 『Dark Horse』
- 『Here and Now』
- 『No Fixed Address』
- 『Feed the Machine』
- ベスト盤
- 『The Best of Nickelback Volume 1』
- Nickelbackの代表曲
- 『How You Remind Me』
- 『Too Bad』
- 『Photograph』
- 『Rockstar』
- Nickelbackのミュージックビデオ(MV/PV)
- How You Remind Me
- Too Bad
- Someday
- Savin' Me
- Photograph
- Far Away
- Rockstar
- When We Stand Together
- If Everyone Cared
- This Afternoon
- Never Gonna Be Alone
- Gotta Be Somebody
- Lullaby
- Feed The Machine
- Nickelbackの名言・発言
- チャド・クルーガー「音楽は人生を変えることができる。魂の内側に届いてこれまで不可能だったものを感じさせる力があるんだ。」
- チャド・クルーガー「俺たちは自分たちの好きなやり方で音楽を作ることが好きな4人なんだ。」
- チャド・クルーガー「批判はいつでもあるが、それが俺たちを止める理由にはならない。」
- チャド・クルーガー「もう一度世界から嫌われる準備はできている。」
- チャド・クルーガー「お金のために曲を書いているのなら、それほど不運なやつはいないと思うね」
- Nickelbackの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- バイト時代の言葉がきっかけで生まれたバンド名「Nickelback」
- 前身バンドは「ヴィレッジ・イディオット(Village Idiot)」
- 親交の深いバンドやアーティストはDefaultやDaughtry
- チャド・クルーガーはアヴリル・ラヴィーンの元夫
- 故ダイムバッグ・ダレルを尊敬し楽曲を制作