片田舎のおっさん、剣聖になる（ラノベ・漫画・アニメ）のネタバレ解説・考察まとめ
『片田舎のおっさん、剣聖になる』とは、佐賀崎しげるによるファンタジーライトノベル、およびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。小説投稿サイト「小説家になろう」にて2020年より連載を開始した。田舎で剣術道場を開いていた中年剣士ベリル・ガーデナントが、大成した弟子たちの推薦によって騎士団の指南役に指名され、無自覚ながらその実力を周囲に知らしめていくというストーリー。自己評価は低いが実は凄腕なベリルのギャップや、ベリルと彼を慕う弟子たちとの温かい交友が見どころの作品。
道場を出て以降、挨拶に伺うこともなく過ごしてしまったスレナが自分を責めているところにベリルがかけた言葉。彼の弟子は色んな場面で自己嫌悪に陥ったりつまずく場面が登場するが、彼は常に弟子たちを全肯定し、責めたり叱ったりすることは無い。
「スレナがちゃんとご飯を食べて元気にしてたのが嬉しいよ」という言葉に、彼の人柄と慕われる理由が全て詰まっている名シーン。
バルデル・ガスプ「先生 アンタはまだまだ強くなる」
13話 自身を卑下する師匠に力強く言葉をかける弟子のバルデル
弟子で鍛冶師のバルデルが、ベリルに最強の素材で剣を打つことを申し出るシーン。ベリルは自分はもう全盛期の終わったおっさんと思っているが、「先生 アンタはまだまだ強くなる」と直接伝えることで、彼の野心を刺激している。
作中では師匠はこんなものじゃないと思っている弟子が描かれることが多い。バルデルもまた、より強い彼の真の実力に見合う剣があればまだまだ輝くことを信じている。
弟子たちもまた実力者であり説得力があるため、こういうシーンを見せることで、実際ベリルが今後もっと強くなっていくことを示唆している。
『片田舎のおっさん、剣聖になる』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
アニメ公式Xアカウント名が「おっさん」に
『片田舎のおっさん』のアニメ化に伴い、Xに公式アカウントが誕生した。しかしまさかの手違いにより、アカウント名が「おっさん」で且つプロフィール画像を未設定で世に放たれた結果、謎のおっさんがアニメの宣伝をする構図が生まれてしまった。
なお現在ではアカウントは正式な状態に改善されている。
作中には登場しない魔装具のランク設定が存在
漫画の中には登場しないものの欄外解説で魔装具のランク付けが登場する。
ランクは星の数で表され、1つの場合は日常使い、4つまでいくとほとんどが戦闘用となり、貴族の感覚でも高いものとなる。最大の星5つは国宝級である。
ちなみに作中に登場する宵闇が装備している装束は星5つの国宝級だそう。
一話ずつ掲載されているおまけ漫画
一般的には巻の最後にまとめて載るオマケ漫画が、巻の中頃であってもエピソードの最後に、1ページのものもあれば長めの場合もあり色んな形で載っている。
そのため、おまけを目当てにコミックで読む理由が増えるように出来ていて、キャラクターの掘り下げも楽しむことができる。
目次 - Contents
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』の概要
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』のあらすじ・ストーリー
- 片田舎から首都へ
- 弟子たちとの再会
- 謎の組織の暗躍
- 教会騎士団との直接対決
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』の登場人物・キャラクター
- 主人公とその弟子たち
- ベリル・ガーデナント
- アリューシア・シトラス
- スレナ・リサンデラ
- クルニ・クルーシエル
- フィッセル・ハーベラー
- バルデル・ガスプ
- その他の人物
- モルデア・ガーデナント
- ランドリド
- ヘンブリッツ・ドラウト
- ルーシー・ダイアモンド
- ミュイ・フレイア
- レビオス・サルレオネ
- 教会騎士団
- 宵闇
- ギャミ
- ロバリー
- ウロ
- ゴーレン
- シュプール
- ラフィ・アイレンテール
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』の用語
- 主な王国内用語
- スフェン教
- ブラック級
- レベリオ騎士団
- 教会狩り
- 魔法関連
- 魔法・魔術
- 魔装具
- ネームド
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- ヘンブリッツ・ドラウト「私は何度死んだ？」
- ベリル・ガーデナント「スレナがちゃんとご飯を食べて元気にしてたのが嬉しいよ」
- バルデル・ガスプ「先生 アンタはまだまだ強くなる」
- 『片田舎のおっさん、剣聖になる』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- アニメ公式Xアカウント名が「おっさん」に
- 作中には登場しない魔装具のランク設定が存在
- 一話ずつ掲載されているおまけ漫画