モーレツ宇宙海賊(ミニスカ宇宙海賊)のネタバレ解説・考察まとめ
『モーレツ宇宙海賊』とは、笹本祐一による小説『ミニスカ宇宙海賊』を原作とするスペースオペラ作品で、2012年にテレビアニメとして放送された。
普通の女子高生・加藤茉莉香が、宇宙海賊船・弁天丸の船長だった父親の跡を継ぎ、現役女子高生のミニスカ宇宙海賊として活躍する。
海賊船の仲間達と共に、政府公認の海賊行為で大暴れするSFスペースオペラ大活劇。主人公・茉莉香と個性的な仲間達が宇宙で海賊行為を働き、’突発的に発生する難題を次々と解決していく様が痛快な作品である。
銀河でも指折りの巨大保険組合。宇宙海賊行為の際に生じる被害者への補填に当てる保険商品の提供から、宇宙船襲撃アトラクションなどの仕事の仲介までを担う。
企業連合体ラキオン
ベンチャー企業が集まった企業体。
『モーレツ宇宙海賊』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
加藤茉莉香「私、なるよ。船長に。宇宙海賊に、私、なります。」
合宿演習航海をクリアした加藤茉莉香(かとうまりか)が、母親の加藤莉理香(かとうりりか)に宇宙海賊になるという決意を込めて「私、なるよ。船長に。宇宙海賊に、私、なります。」と言い放った。これまで「莉理香さん」と呼んでいた母親のことを、初めて「お母さん」と呼んだ。娘の茉莉香の決心の重さが伝わってくる場面。
加藤茉莉香「弁天丸船長、加藤茉莉香です。海賊しに来ました。よろしくお願いします。」
弁天丸主催の特別講習の最終課題・豪華客船襲撃の際に、「弁天丸船長、加藤茉莉香です。海賊しに来ました。よろしくお願いします。」とこれから海賊営業(観光客相手のイベント)を行うことを宣言した。
私掠船免状の有効期限の更新のためのイベントであり、茉莉香にとっては初めての海賊営業となる。最終的には無事に本番講習を終え、正式に宇宙海賊の資格を引き継いだ。
加藤茉莉香「弁天丸、行きましょう!」
海賊狩りを行っていた大型機動戦艦グランド・クロス号の攻撃を前に、一歩も引かない構えを見せた茉莉香が「弁天丸、行きましょう!」と言った場面。
軍の艦隊レベルの圧倒的な火力を前に傷だらけとなった弁天丸だが、敵の照準が向けられる中で茉莉香は船長としての責任を果たす事を誓う。
『モーレツ宇宙海賊』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
大人の事情によるタイトル変更(アニメ版)
アニメ化が決定した時点では、原作のタイトル『ミニスカ宇宙海賊』のまま放送予定だった。最終的には大人の事情により、アニメ版のタイトルは『モーレツ宇宙海賊』に変更されることになる。
放送開始時点でストーリーが全話完成
『モーレツ宇宙海賊』は、当初の予定より放送開始時期のずれ込みが大きかった為、放送開始時点でアニメのストーリーが全話完成していた。
世界観に笹本祐一原作の『ARIEL』との共通点が存在
『モーレツ宇宙海賊』に登場する内政不干渉型の政治体制や企業名などは、本作の著者である笹本祐一作の『ARIEL』との共通点として指摘されている。実際に両作が同一世界のものであるかは明かされていない。
『モーレツ宇宙海賊』の主題歌・挿入歌
オープニングテーマ︰ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
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目次 - Contents
- 『モーレツ宇宙海賊』の概要
- 『モーレツ宇宙海賊』のあらすじ・ストーリー
- 宇宙海賊との出会い編
- 女子高生宇宙海賊誕生編
- 謎の侵入者の目的編
- セレニティ王宮の異変編
- グリュンヒルデ・セレニティからの警告編
- 海賊狩り発生編
- クォーツ・クリスティアとの対面編
- エピローグ編
- 『モーレツ宇宙海賊』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 加藤茉莉香(かとうまりか)
- チアキ・クリハラ
- 加藤家
- 加藤梨理香(かとうりりか)
- ゴンザエモン 加藤芳郎(ゴンザエモン かとうよしろう)
- 弁天丸
- ミーサ・グランドウッド
- ケイン・マクドゥガル
- 百眼(ひゃくめ)
- クーリエ
- シュニッツァー
- ルカ
- 三代目(さんだいめ)
- バルバルーサ
- ケンジョー・クリハラ
- その他の海賊関係者
- ストーン
- ジョン
- リリカル・シニカル
- 鉄の髭
- フェイ
- シェイン・マクドゥガル
- 白凰女学院の生徒
- 遠藤マミ(えんどうマミ)
- ジェニー・ドリトル
- リン・ランブレッタ
- 白凰女学院のヨット部員
- タルヴィッキ・ラウノ
- フローラ・チャピー
- ミレーネ・セルトン
- イズミ・ユノモト
- アスタ・アルハンコ
- 小林丸翔子(こばやしまるしょうこ)
- エイプリル・ランバート
- ベリンダ・パーシー
- 原田真希(はらだまき)
- サーシャ・ステイプル
- リリィ・ベル
- ウルスラ・アブラモフ
- アイ・ホシミヤ
- ヤヨイ・ヨシトミ
- ナタリア・グレンノース
- ネビュラカップ関係者
- 委員長
- 副委員長
- 出場選手達
- セレニティ連合王国
- グリューエル・セレニティ
- グリュンヒルデ・セレニティ
- ヨートフ・シフ・シドー
- キャサリン
- ジャクリーン
- ロベルト・ベルマー
- シムシエル大公
- ヒュー&ドリトル星間運輸関係者
- ロバート・ドリトル
- ジュナイ・クールフ
- その他
- ショウ
- 銀九龍(イン・クーロン)
- ビスク員
- クォーツ・クリスティア
- 『モーレツ宇宙海賊』の用語
- 惑星・施設
- 海明星(うみのあけほし)
- 白凰女学院(はくおうじょがくいん)
- ランプ館
- 髑髏星(スカルスター)
- ポルト・セルーナ・ステーション
- 国家・星系
- セレニティ連合王国
- 銀河帝国
- 七つ星共和連邦
- ガーネットA星系
- ファウンテンブロウ
- 宇宙船
- 弁天丸
- 海賊船バルバルーサ
- オデットll世
- グランドクロス
- その他の用語
- 海賊
- 海賊免許(私掠船免状)
- 海賊行為
- 幽霊船
- 長命種(メトセラ)、短命種(ショートタイマー)
- スカラー・ルート
- ステラ・スレイヤー
- ハロルド・ロイド保険組合
- 企業連合体ラキオン
- 『モーレツ宇宙海賊』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 加藤茉莉香「私、なるよ。船長に。宇宙海賊に、私、なります。」
- 加藤茉莉香「弁天丸船長、加藤茉莉香です。海賊しに来ました。よろしくお願いします。」
- 加藤茉莉香「弁天丸、行きましょう!」
- 『モーレツ宇宙海賊』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 大人の事情によるタイトル変更(アニメ版)
- 放送開始時点でストーリーが全話完成
- 世界観に笹本祐一原作の『ARIEL』との共通点が存在
- 『モーレツ宇宙海賊』の主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ︰ももいろクローバーZ『猛烈宇宙交響曲・第七楽章「無限の愛」』
- エンディングテーマ︰ももいろクローバーZ『LOST CHILD』(第1話 - 8話、第10話、11話、14話、15話、第17話 - 25話)
- イメージソング(エンディングテーマ)︰小松未可子『Black Holy』(第9話、第12話、第16話)
- ゲストエンディングテーマ︰小松未可子『透明な夜空 〜瞬く星に包まれて〜』(第13話)
- ゲストエンディングテーマ︰小松未可子『未來航路』 (第26話)
- 挿入歌︰小松未可子、花澤香菜『海賊の歌(茉莉香とチアキ)』(第25話)