ティアムーン帝国物語(ラノベ・漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ
『ティアムーン帝国物語』とは、餅月望によるライトノベル小説、およびそれを基にした漫画・アニメ。転生で逆転人生をテーマにしたファンタジー作品である。強国ティアムーン帝国のミーア・ルーナ・ティアムーン姫が断頭台での最期を迎える瞬間、過去の記憶を取り戻し、運命を変えるために奮闘する物語である。姫が過去の記憶を活かして運命に立ち向かう「1度きりのファンタジー」が描かれており、バッドエンドを回避するべく奮闘する姫の努力が報われるのかが見どころ。
エシャール・ソール・サンクランド
シオンの弟であり、サンクランド王国の第二王子。
エイブラム・ソール・サンクランド
シオンとエシャールの父であり、サンクランド王国の現国王。
モニカ・ブエンディア
CV:長谷川育美
サンクランド王国の特殊部隊「風鴉(かざがらす)」の一員であり、特にその中の「白鴉(はくあ)」として知られている。茶髪の髪を束ねているのが特徴。彼女はレムノ王国にアベルの従者として潜入し、その身分を隠して活動していた。最初の時間軸では、彼女はアベルを暗殺するという重大な行動をとった。しかし物語が進むにつれて時間軸が変わり、レムノ王国が新たな標的となったことで、彼女の役割も変化する。ジェムの側近として位置づけられた彼女は、秘密裏にジェムを裏切り、シオンたちに伝書烏を使って革命の真実を伝えるという決断を下した。この行動は、彼女の忠誠心と諜報活動における複雑な立場を示している。
グレアム
CV:伊丸岡篤
サンクランド王国の特務部隊「白鴉」に所属する男性で、モニカの上司としての役割を担っている。彼は30代で、その愛国心と生真面目な性格が際立つ。レムノ王国の政府内部に文官として潜入し、諜報活動を行うことで祖国のために暗躍している人物である。彼の行動原理は、目的を達成するためならば手段を選ばないというもので、計画が順調に進まないと胃に痛みを感じるほどのストレスを抱えることもあるのだ。このような性格と行動パターンは、彼がどのような状況下でも祖国のために尽力する姿勢を示している。
ジェム
CV:利根健太朗
レムノ王国に住む男性で、表向きはレムノ王国の民衆のために戦う革命軍の一員として自称している。しかしその実態は混沌の蛇という組織の一員であり、風鴉のメンバーとしても活動していた。彼は周辺諸国に紛争を引き起こすことで知られ、特にベルマンを焚き付けて百人隊とルールー族の間に紛争を生じさせることに成功した。最初の時間軸では、風鴉の一員としてミーアに関する悪い噂を流し、シオンとミーアの間を分断させることに成功する。さらに百人隊とルールー族の紛争を引き起こし、ルドルフォン辺土伯を殺害してその罪をティアムーンの王族に着せ、革命を成功させた。この一連の行動が、ミーアがギロチンにかけられる原因を作り出した。
2度目の時間軸では、彼の計画はシオンとミーアの分断や百人隊とルールー族の紛争勃発に失敗する。レムノ王国を新たな標的に変更したが、これもミーアたちによって阻止され、最終的には捕縛された。本来なら処刑されるところだったが、ミーアが彼の逆行する可能性を考慮して助命を提案し、彼は「拷問を受けても何もしゃべらない」と主張したが、結局ラフィーナによる3年間の毎日の説教という罰を受けることになった。この罰を通じて、混沌の蛇に関する情報を引き出すことに成功している。
「ジェム」という名前はレムノ王国で非常にありふれた名前であり、現実世界での「ジョン・スミス」に相当するものである。そのため、彼の本名がジェムであるかどうかは不明なのだ。
ランプロン伯
エシャールの養育係で、サンクランド王国の貴族。絵に描いたような「領土拡大派」の1人。
コネリー・コルドウェル
ランプロン伯邸の警備隊長を務めている。
レムノ王国
レムノ国王
CV:平林剛
アベル、ゲインらの父親。
ゲイン・レムノ
アベルの兄にしてレムノ王国の第一王子。
クラリッサ・レムノ
アベルの3歳年上の姉。ミーアの調べた情報によれば、慎ましく内向的な人物。
ヴァレンティナ・レムノ
レムノ王国の第一王女であり、ゲインとアベルの姉として知られている。彼女は「優しいけれどもそれを上回るほどの強さとかっこよさを持つ人物」とアベルによって評されていた。レムノ王国における男尊女卑の価値観に疑問を持ち、アベルに女性に対して優しくあるべきだと教え込んでいた。この教えはアベルの人格形成に大きな影響を与えている。
ヴァレンティナは、ミーアが14歳になる5年前に亡くなっている。彼女の死は、家族だけでなく、彼女が生きたレムノ王国においても大きな影響を与えた。ヴァレンティナの生き方や価値観は、彼女が遺した教えを通じて、今もなおレムノ王国やその民に影響を与え続けている。
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目次 - Contents
- 『ティアムーン帝国物語』の概要
- 『ティアムーン帝国物語』のあらすじ・ストーリー
- 断頭台と違う現実
- 文官ルートヴィッヒが味方に
- 新月地区での視察
- セントノエル学園での生活
- 飢饉への対策
- 火種の火消し
- ルールー族との友誼と変わった未来
- 『ティアムーン帝国物語』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ミーア・ルーナ・ティアムーン
- ミーアベル・ルーナ・ティアムーン
- 主要人物
- アンヌ・リトシュタイン
- ルードヴィッヒ・ヒューイット
- アベル・レムノ
- シオン・ソール・サンクランド
- キースウッド
- ティオーナ・ルドルフォン
- リオラ・ルールー
- ラフィーナ・オルカ・ヴェールガ
- クロエ・フォークロード
- ディオン・アライア
- ティアムーン帝国
- マティアス・ルーナ・ティアムーン
- アデライード・ルーナ・ティアムーン
- パトリシア・クラウジウス
- ムスタ・ワッグマン
- ペトラ・ローゼンフランツ
- バルタザル・ブラント
- ジルベール・ブーケ
- バノス
- オイゲン
- エメラルダ・エトワ・グリーンムーン
- ニーナ
- サフィアス・エトワ・ブルームーン
- ダリオ・シューベルト
- レティーツィア・シューベルト
- ルヴィ・エトワ・レッドムーン
- シュトリナ・エトワ・イエロームーン
- ローレンツ・エトワ・イエロームーン
- バルバラ
- ビセット
- モレス神父
- セリア
- セロ・ルドルフォン
- ルドルフォン
- エグル
- ワグル
- ラエロ・ルールー
- ベルマン子爵
- エリス・リトシュタイン
- ガルヴァヌス・アルミノス
- アレクシス
- サンクランド王国
- エシャール・ソール・サンクランド
- エイブラム・ソール・サンクランド
- モニカ・ブエンディア
- グレアム
- ジェム
- ランプロン伯
- コネリー・コルドウェル
- レムノ王国
- レムノ国王
- ゲイン・レムノ
- クラリッサ・レムノ
- ヴァレンティナ・レムノ
- ダサエフ・ドノヴァン
- ゴリアル
- ベルナルド・ヴァージル
- ギミマフィアス
- リンシャ
- ランベール
- ムジク
- 神聖ヴェールガ公国
- オルレアン・オルカ・ヴェールガ
- サンテリ・バンドラー
- マルコ・フォークロード
- マルティン・ボーカウ・ルシーナ
- リオネル・ボーカウ・ルシーナ
- レア・ボーカウ・ルシーナ
- ペルージャン農業国
- ラーニャ・タフリーフ・ペルージャン
- アーシャ・タフリーフ・ペルージャン
- ユハル・タフリーフ・ペルージャン
- ミラナダ王国
- タチアナ
- シャローク・コーンローグ
- 騎馬王国
- 林 馬龍(リン・マーロン)
- 火 馬駆(カ・マク)
- 火 慧馬(カ・エマ)
- 火 燻狼(カ・クンロウ)
- ガヌドス港湾国
- オウラニア・ペルラ・ガヌドス
- ヤナ
- キリル
- その他
- ギロちん
- 『ティアムーン帝国物語』の用語
- ミーア関連
- 日記
- ユニコーンのかんざし
- ティアムーン帝国関連
- ルールー族
- 百人隊(ひゃくにんたい)
- 世界関連
- 風鴉(かざがらす)
- 革命軍
- 『ティアムーン帝国物語』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- ミーア・ルーナ・ティアムーン「パンがなければ肉を食べればいいじゃない」
- ミーア・ルーナ・ティアムーン「なくなる時はなくなるし、壊れる時は壊れるもの。ならばせいぜい意味のある使い方をするべきですわ」
- 圧巻のダンスシーン
- ミーア・ルーナ・ティアムーン「あなたのおかげでこうしてお弁当を作ることができた。だからありがとうございました」
- 『ティアムーン帝国物語』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 12月16日はミーアのお誕生日
- グッドスマイルカンパニーからミーアのねんどろいどが発売
- YouTubeで主要なキャラクターのボイスドラマが公開
- 『ティアムーン帝国物語』の主題歌・挿入歌
- OP(オープニング):上坂すみれ 「ハッピーエンドプリンセス」(第1話〜第12話)
- ED(エンディング):Kanoerana(カノエラナ) 「Queen of the Night」(第1話〜第12話)