ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜

『ティアムーン帝国物語』とは、餅月望によるライトノベル小説、およびそれを基にした漫画・アニメ。転生で逆転人生をテーマにしたファンタジー作品である。強国ティアムーン帝国のミーア・ルーナ・ティアムーン姫が断頭台での最期を迎える瞬間、過去の記憶を取り戻し、運命を変えるために奮闘する物語である。姫が過去の記憶を活かして運命に立ち向かう「1度きりのファンタジー」が描かれており、バッドエンドを回避するべく奮闘する姫の努力が報われるのかが見どころ。

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜の関連記事

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜のレビュー・評価・感想

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜
10

ギロチンから始まる帝国の叡智

わがまま放題のティアムーン帝国の姫、ミーア・ルーナ・ティアムーン。
帝国の崩壊と共に断頭台にて処刑されることになった彼女は、何が起きたのか、過去の時代に記憶だけ遡っていた。
その手に持っているのは未来で書き続けていた血塗れの日誌で、そこに書かれているのはこれから起こる未来の出来事だった。
「絶対に生き延びてみせますわ!」ミーアの未来の記憶を使ったポンコツ無双がはじまる!

基本的にぽんこつであるミーアと、帝国の叡智といわれているミーア姫のギャップがとても素晴らしいです。
まず周りから見たミーア姫の「天才極まる叡智な行動」、からの「ただぽんこつで自分ファーストを貫いているだけ」のミーアにクスっさせられます。
最初はシリアスな展開から始まるので、「ちょっと違うかな?」と思われるかもしれませんが、最初だけです。すぐにギャグ路線に入りますので、もう1話だけ見ていってください。アニメ、漫画共にどんどん笑えるようになっていきます。

第一章後半では「まさか帝国の崩壊にそんな事実があったなんて…!」と、「なるほどな」と思わせてくれるところもあります。
果たしてミーアは革命を防ぐことができるのか。ギロチンから逃れる術はあるのか。
とても面白く、笑える作品を探している方には是非オススメしたいです。

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜
9

ポンコツ姫の人生やり直しは成功するのか?『ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜』

私のお薦めのマンガ、『ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜』を紹介します。
このマンガは、餅月望原作のライトノベルをコミカライズした作品です。小説は、小説投稿サイト「小説家になろう」にて2018年8月から連載開始され、書籍はTOブックスより2019年6月より刊行され、2023年9月までに14巻が発売されています。
マンガは「COMICコロナ」で2019年8月12日から連載開始され、紙と電子書籍を合わせて累計55万部の売上を記録しています。
過去には2回舞台化され、2023年の10月からアニメの放送も始まる人気のマンガです。

どんな話かというと、わがまま姫と蔑まれたティアムーン帝国の皇女ミーアは、革命によって国が滅びた時に処刑台で首を跳ねられたのですが、目が覚めると何故か12年前の少女の時代に戻っていました。手元には処刑される日までの書き記した血染め日記。
ミーアは、この日記と処刑までの記憶を頼りにギロチン刑を回避するために奮闘する歴史改変ファンタジーです。
重そうな内容に思えますが、ミーア自身が自分ファーストの小心者のキャラで、あくまでも自分が生き残るための行動をしていく中で、周囲からの勘違いの忖度から名声が高まり大陸全土の未来も変えてしまうという勘違いコメディーになっています。
周りの忖度具合、ミーアの顔芸と鋭いナレーションの突っ込みで笑えて楽しいマンガになっているので、興味を持っていただけたらぜひ読んでみてください。

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜
10

崩壊した帝国の姫ミーアルーナティアムーンは処刑されたが、気づくと時間が巻き戻っていた!甘い物が大好きなポンコツ姫が処刑を回避するために奮闘する!

ティアムーン帝国は、反乱が起き崩壊した。
唯一の姫であったミーアルーナティアムーンは、民から蔑まれながら断頭台で処刑されるはずだった。叫びながら飛び起きると、そこは崩壊前の帝国。12歳の姿になっていたミーアは、「夢かしら?」と思うが、血に染まった日記を見つけて夢ではなかったと気づく。
ミーアは、日記を頼りに帝国の崩壊を止めるため動き出そうとするが、頭を使うためにまずは甘い物を食べることにした。甘いものが大好きで、自分に甘いポンコツ姫が帝国の崩壊を止めることができるのか。未来を知っているミーアは、崩壊に向かうきっかけになっていた財政の悪化、疫病の発生、ルールー族との戦闘、大飢饉などの数々の難題に立ち向かう。
ポンコツ姫が解決するには難しい問題だったが、ミーアは周りの人たちを巻き込み頼ることが上手かった。難題に立ち向かう度に味方をどんどん増やし忠臣を増やしていった。忠臣たちはミーアを崇拝するあまり、残念な言動や行動を深読みして全てに意味を見つけていく。
そんなことが続いていきミーアの名声はどんどん広がっていき、帝国の叡知とまで言われるように。徹底した自分ファーストで怠け者、甘いものが大好きなミーアは、周りの盛大な勘違いによって、先陣を切って問題に立ち向かっていく。

ティアムーン帝国物語〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜
8

ギロちんに萌える?

人気ライトノベルが原作のコミック版。

民衆の反乱で処刑されたはずの皇女ミーアが、12歳の少女に逆戻り。今度こそ断頭台を回避しようと奮闘するストーリー。
ミーア自身は、あくまでも自分の処刑を回避しようと画策し、行動します。

しかし、ナゼか周囲は勘違いの連続。知らぬ間に「帝国の英知」とまで呼ばれるように?
そんなミーアと、彼女を取り巻く人々のすれ違いが様々な展開を生んで行きます。そのすれ違いがギャグテイストで、「処刑回避」という重いテーマながら、何所か微笑ましく読む事が出来ます。

前世では「わがまま姫」と呼ばれていたミーア。
わがままだった事は間違いないのですが、中には悲しいすれ違いもあり、読み進めて行くと前世でも決して悪人ではなかった事がわかります。そうして過去を悔やむシーンでは、思わず感傷的になる事も?

様々なキャラクターが登場しますが、中でも注目は断頭台を擬人化したギロちん。使用目的に反したゆるキャラぜんとしたギロちんは、マスコットキーホルダーになるほどの人気。不意に登場するギロちんを見付けるのも、一つの楽しみでしょう。

ドタバタあり、恋愛あり、シリアスも少々。
「果たして断頭台は回避できるのか?」とドキドキするよりも、まさしくライトに読める作品です。

親タグ