フォールアウト(ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『フォールアウト』とは2024年4月にAmazon Prime Videoにて公開された、アメリカ合衆国の「ポストアポカリプス」ドラマシリーズであり、ゲーム作品『Fallout』シリーズ初の実写作品である。監督はジョナサン・ノーラン。原作のレトロフューチャーな世界観が細部まで再現されており高い評価を得ている。本作はシェルター「Vault」の襲撃から始まる。監督官の娘である「ルーシー・マクレーン」は、襲撃の際に攫われた父親を救出するべく、核戦争後の荒廃した世界に足を踏み出すのであった。

「アド・ヴィクトリアム!!」の掛け声とともにサディアスを救出するマキシマス。

化け物に襲われ下半身を飲み込まれかけていたサディアスを救出する際に、マキシマスが「アド・ヴィクトリアム!!」と叫び、引っ張り出す。
この掛け声は原作ゲームではおなじみのフレーズとなっており、「B.O.S」の兵士が戦いの際、士気を上げる為に叫んでいる。ゲームのファンには嬉しいサービスである。

グール「人は過ちを繰り返す」

グールが最終局面で放ったセリフ。
このフレーズは『Fallout』原作の大きなテーマとなっている。
核戦争という人類最大の過ちで崩壊した後の世界でも、人はまた同じように大きな過ちを繰り返し続ける、ということを原作ゲームでは何作にも渡って表現している。
シリーズファンとしては、お馴染みのフレーズをここぞという場面で出してくれたことに喜びを隠せない。

『Fallout』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

原作ゲームとのつながり

本作『Fallout』は原作ゲームシリーズの中で一番後の時系列を描いている。
『Fallout:NewVegas』というゲームで「シェイディ・サンズ」が登場しており、またドラマのラストシーンではゲームで登場した「ニューベガス」が映っている。

監督は兄弟で同時期に核をテーマにした映画を制作

監督であるジョナサン・ノーランの兄である「クリストファー・ノーラン」もまた映画監督であり、偶然ではあるが『フォールアウト』の配信と同時期に『オッペンハイマー』という核兵器をテーマにした作品を公開している。

グールの特殊メイク

グールの特殊メイクは、見た目を人外にしつつも役者の表情が最大限出るよう、プロの特殊メイクアップアーティストがギリギリまで薄く仕上げているという。

『フォールアウト』の主題歌・挿入歌

主題歌:インク・スポッツ「I Don't Want To Set The World On Fire」

インク・スポッツはアメリカのヴォーカルグループ
本作の主題歌であり、原作ゲームでも使用されている。
『フォールアウト』世界の代名詞的一曲。

挿入歌:ナット・キング・コール「Orange Colored Sky」

ナット・キング・コールはアメリカのジャズピアニストであり歌手。
劇中ではプロローグにて使用されている。

挿入歌:ペリー・コモ「Don't Let the Stars Get in Your Eyes」

ペリー・コモはアメリカの歌手。
Vault33評議員とルーシーの面接シーンに使用されている。

挿入歌:コニー・コンウェイ:「Who Do You Suppose」

mashmao1219o8
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@mashmao1219o8

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