坂本太郎(SAKAMOTO DAYS)の徹底解説・考察まとめ
坂本太郎(さかもと たろう)とは、鈴木祐斗によるサバイバルアクション漫画『SAKAMOTO DAYS』の主人公で元伝説の殺し屋。結婚を機に殺し屋を引退し、夫婦で坂本商店を経営している。家族と仲睦まじく暮らしていたが、元同僚の朝倉シン(あさくら しん)が坂本商店を訪れたことから生活は激変。殺し屋連盟から懸賞金を掛けられ狙われる日々。シンの超能力、マフィアの娘ルーシャオタンの中国拳法の術に助けられながら、殺連(日本殺し屋連盟)やX(スラー)に立ち向かっていく。全ては妻と娘と過ごす幸せな日々のために。
どんでん会所属の超武闘派コンビの1人。JCC卒業生。坂本がJCC在校生時代、坂本のことを気に入って一緒にいることが多かったが当時もことを坂本はあまり覚えていなかった。ハードボイルドなことが好き。爆破を得意とし、スーパーボルを爆弾に改造したりして戦闘する。遊園地で坂本を懸賞金目的で襲った。
ピッツァ中島(ピッツァなかしま)
ピザ屋兼殺し屋。坂本商店にピザを配達に来た際に坂本を狙った。
栗井ニング(くりいにんぐ)
清掃員兼殺し屋。坂本が家族で遊園地に遊びに来ている際に清掃員に扮して襲ってきた。
坂本太郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面
「俺の娘が欲しいと言った。それ以上の理由はない。」
愛する娘、花が好きなキャラクターの限定ランドセルをゲットする戦いの果て、現役時代の戦闘のように血を流しながら放ったセリフ。
娘の花が大好きなキャラクター、『シュガーちゃん』。花は近々小学校に入学を控えており、テレビCMを見ながら「シュガーちゃんランドセルが欲しい!」と言う。シュガーちゃんランドセルとは、個数限定で販売される激レアなランドセルであり、娘の願いを叶えることは重大なミッションだった。
坂本は新宿のレンタルVDにいる情報屋からの情報を元にランドセルの入荷を突き止め、シンと共にデパートに向かう。
デパートの入荷数は20個。売り場は既にランドセルを狙う沢山の客で賑わっており、店員が坂本に「諦めた方がいい。シュガーちゃんランドセルはキャラものランドセルの最高傑作、欲しがる奴が後を絶たず日本中の親が子供のために命を削っている。」と告げるほどの人気ぶりだ。
だが坂本は諦めない。ランドセル売り場へと向かい、強い老婆の和子と幸子などに肘打ちされたり打ちのめされたりとズタズタになりながらも、残り一つのランドセルを手に取ったのだった。
やっとの思いで頭から血を流しながら会計に向かうと、レジの店員が坂本の姿を見て「ぎゃー!!」と驚きランドセルを放り投げてしまう。店内の吹き抜けを落ちていくランドセルを、また傷を負いながらすかさず追う坂本とシン。その姿を見た店員が「ランドセルにそこまでしなくても!」というと「俺の娘が欲しいと言った。それ以上の理由はない。」と坂本は答えた。
「弱い?俺はここまで凄腕のスナイパーと戦ったのは初めてだ。」
商店街での大サバゲー大会。懸賞金目的で狙ってきた平助に、戦闘後坂本が放ったセリフ。
優勝者には100万円の賞金が貸せられる本大会。フィールドは商店街全域、BB弾に青いインクが入っている弾を使い、当たるとインクが飛び散るようになっている。街全体のクリーニングも兼ねており、大会が終わった後は皆で汚れた箇所を清掃する目的だ。坂本とシンは坂本商店の壁やガラスを新しいものにリフォームする目的で参加。昨日、坂本商店に正面から坂本を狙いにきた殺し屋の平助も参加するために訪れていたが、グループ戦なので参加できないという受付と揉めているところに坂本達と遭遇する。
平助の希望で3人で参加することになり、平助のことを「あしでまとい…。」と心の中で思う坂本とシンであったが、試合開始の合図とともにその想いは一変。後ろにいた敵を、平助が秒の速さで全員撃ったのだ。あまりに速すぎて「今もう始まったよな?!」と少し焦る平助を見て、坂本とシンはスナイパーとしての腕の凄さを思い知らされるのであった。
元殺し屋と現殺し屋の3人は楽々と順調に勝ち進んでいく。しかし、応援に来ていたルーが坂本の名前をフルネームで呼んだことで、平助の昨日狙っていた坂本は目の前にいることがバレてしまう。「嘘つきは嫌いだぜ!」即座に軌道を変え、本物のライフルを坂本に向ける平助。
平助の使う弾は3連跳弾といって、弾をバウンドさせて相手に軌道を読ませない特別仕様だ。平助は坂本を殺して10億円の懸賞金を得るため、離れたビルの屋上から坂本に狙いを定めて狙っていた。坂本は投石でそのライフルを破壊、武器が使えなくなった平助は自分のことを弱い奴といって泣くが、坂本は平助の射的技術を認めていた。「弱い?ここまで凄腕のスナイパーと戦ったのは初めてだ。」と言うと、平助は嬉しそうに泣いた。
坂本太郎の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
日常のものが全て武器
坂本は殺し屋を引退しているので武器を常備していない。殺し屋に襲われた時や戦闘の時は、ポケットに入っているものやその辺にあるものを武器として使用し、戦うスタイルだ。鹿島との戦闘では、坂本商店の半額シールやチラシ、シャーペンを上手く使って勝利。その他アイスの棒やハンガーなどでも銃弾を防いだり、なんでも武器にするという特徴がある。
本気で戦闘するとスマートに変身
伝説の殺し屋と呼ばれた坂本、引退し太ったことで全盛期と比べると動きが鈍くなっている。それでも大概の敵には通用するのだが、強敵と戦闘するとカロリーを消費し痩せた姿になる。痩せると身軽になることで数段強くなり、太った姿では倒せなかった敵にも立ち向かうことができる。
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『SAKAMOTO DAYS』とは、『週刊少年ジャンプ』において漫画家・鈴木祐斗が描くバトル・アクション漫画である。2020年から連載がスタートした。次にくるマンガ大賞2021」ではコミック部門では9位に入り、さらに特別賞U-NEXT賞を受賞している。 引退した伝説の殺し屋・坂本太郎が前と変わらぬ強さを武器に、家族と普通の日常を守っていく物語。主人公・坂本太郎のもとに様々な困難が舞い込んでくるが、圧倒的な強さで解決する爽快アクションストーリーでもある。
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『SAKAMOTO DAYS』(サカモトデイズ)とは、元伝説の殺し屋、坂本太郎が日常を守るために戦う日々を描いた鈴木祐斗による漫画作品。かつて最強の殺し屋として名を馳せ、恐れられていた男・坂本太郎はある女性に一目惚れしたことであっさりと現役を引退する。その後結婚して一児の父親となった坂本は商店を営んで平穏な日々を過ごしていた。だが、そんな坂本のもとに次々と刺客が現われる。多種多様な殺し屋たちが登場するため、各々の生き様から滲み出る名言が多く登場する。
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目次 - Contents
- 坂本太郎の概要
- 坂本太郎のプロフィール・人物像
- 坂本太郎の来歴・活躍
- JCC入学
- 結婚を期に殺し屋を引退
- 坂本に10億円の懸賞金がかけられる
- X(スラー)との交わり
- JCCに潜入するため編入試験を受ける
- 世界の殺し屋展に潜入
- 坂本太郎の関連人物・キャラクター
- 坂本商店
- 朝倉シン(あさくら しん)
- 陸少糖(ルーシャオタン)
- 眞霜平助(ましも へいすけ)
- 坂本太郎の家族
- 坂本葵(さかもと あおい)
- 坂本花(さかもと はな)
- ORDER(オーダー)
- 神々廻(ししば)
- 南雲与一(なぐも よいち)
- 豹(ひょう)
- 篁(たかむら)
- JCC関連
- 赤尾晶(あかお あきら)
- 勢羽真冬(せば まふゆ)
- 虎丸尚(とらまる なお)
- 加耳丈一郎(かじ じょういちろう)
- 四ツ村周(よつむら あまね)
- X(スラー)
- X(スラー)/有月(うづき)
- 楽(がく)
- 鹿島(かしま)
- その他
- 宮バア
- 朝倉(あさくら)
- 京(かなぐり)
- その他の殺し屋
- 赤尾リオン(あかお りおん)
- 四ツ村暁(よつむら さとる)
- 帯黒(おびくろ)
- ボイル
- ピッツァ中島(ピッツァなかしま)
- 栗井ニング(くりいにんぐ)
- 坂本太郎の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 「俺の娘が欲しいと言った。それ以上の理由はない。」
- 「弱い?俺はここまで凄腕のスナイパーと戦ったのは初めてだ。」
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