サラリーマン金太郎(サラ金)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『サラリーマン金太郎』とは1994年から本宮ひろ志が『週刊ヤングジャンプ』で連載していたビジネス漫画、およびそれらを原作としたアニメ・ドラマ作品である。矢島金太郎(やじまきんたろう)は亡き妻・明美の故郷で漁師をしていた。ヤマト建設会長である大和守之助(やまともりのすけ)を助けた縁でヤマト建設のサラリーマンとなる。ヤマト建設内では、元官僚の大島社長から黒川専務退任案が出ていた。社員達は渋々従っていたが、トラブルにも正面からぶつかっていく金太郎に感銘を受け、大島社長の追い出しを決意をする。

加柴建設の子会社であり、ヤマト建設と合併し「ヤマト中央建設」となる。

北東建設

河北市の役人によって作られた建設会社。実際には、山金幸四郎が資金工作の為に設立した会社。

『サラリーマン金太郎』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

矢島金太郎「男ってのは男の為なら男を張るんだよ」

長髪に鉢巻姿で出社し、言葉遣いも改めようとしない金太郎に偶然エレベーターで遭遇した黒川専務が「この会社に入ってきた以上勝手な態度は許さん。鉢巻と髪を切れ。次に会った時そのままならクビだ。サラリーマンを舐めるんじゃない」と言い放つ。
その後会長を庇うために黒川専務が退陣することを聞き、新入社員であっても真剣に仕事に対する心構えを教えてくれた事に感銘を受け、その場にあったハサミで髪の毛を切り落とす。
その際に周りから「黒川専務が怖いのか」と冷やかされた際に「教えておいてやるよ、男ってのは男の為なら男を張るんだよ」と言い放った一言。

矢島金太郎「私は会社と恋愛がしたい」

見習い期間を終え正社員となり、新人研修の打ち上げで役員への質疑応答にて金太郎が役員会を見学したいと発言し、理由を聞かれた際に言った一言。
「私はこれからヤマト建設と人生のかなりの時間をかけて関係していく事になります。それは1人の女を選んで人生を共にしていく、そのことと同じくらい重いはずです。私は会社と恋愛をしたい」
「好きになった時男と女に秘密はタブーですよね。同じ会社の仲間じゃないですか。ケチケチしないで皆さんが何をしているのか役員会くらい見せましょうよ」
聞いていた役員や新入社員が驚く中、堂々と発言し黒川社長を「発想もしなかった。脳天を撃ち抜かれた」と驚かせた。

黒川優作「人間というのはな、1人じゃ生きられない」

社員達は「エレベーターに黒川専務が来る時は一緒に乗らない」と言った暗黙の了解がある。しかし金太郎は「みんな何で乗らねぇんだ?ガラ空きなのに」と疑問に思う習慣だった。
長髪に鉢巻姿で言葉遣いもできない金太郎に対し、黒川専務が不愉快さを感じていると発言する。金太郎が「エレベーターを空けて、あんたを気持ちよくさせるのがサラリーマンならクソの集まりだ」と言い返すと、黒川専務は「人間というのはな、1人じゃ生きられない。社会を営んで初めて生きていける」と言い放った。
この言葉と黒川専務の退任を聞いて金太郎は髪を切り、態度を改める事になる。

『サラリーマン金太郎』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

女性キャラクターの考案は妻のもりたじゅん

妻は元漫画家のもりたじゅんであり、自身も作品を連載していたが現在は引退している。
作中の女性登場人物は彼女が担当している。
長女はアマチュアゴルファーのもとみやあゆみ。

金太郎のモデルはワンステップスクール伊藤学校の名誉顧問「伊藤幸弘」

金太郎のモデルはワンステップスクール伊藤学校の名誉顧問「伊藤幸弘」。
伊藤氏の経歴は高校中退で元暴走族となっており、不登校や非行、家庭内暴力に悩む若者向けの全寮制の学校も運営している。
主人公の矢島金太郎も元暴走族であり仲間思いの性格となっている。

『サラリーマン金太郎』の主題歌・挿入歌

アニメ版

OP(オープニング):松澤由美「時空〜ときのそら〜」

「時空〜ときのそら〜」は松澤由美の9枚目のシングル2001年4月28日発売。
作詞:松澤由美 作曲・編曲:朝本浩文 歌:松澤由美

ED(エンディング):高橋紀成 「Heaven〜僕の中の天国〜」

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