サラリーマン金太郎 / サラ金

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『サラリーマン金太郎』とは1994年から本宮ひろ志が『週刊ヤングジャンプ』で連載していたビジネス漫画、およびそれらを原作としたアニメ・ドラマ作品である。矢島金太郎(やじまきんたろう)は亡き妻・明美の故郷で漁師をしていた。ヤマト建設会長である大和守之助(やまともりのすけ)を助けた縁でヤマト建設のサラリーマンとなる。ヤマト建設内では、元官僚の大島社長から黒川専務退任案が出ていた。社員達は渋々従っていたが、トラブルにも正面からぶつかっていく金太郎に感銘を受け、大島社長の追い出しを決意をする。

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サラリーマン金太郎 / サラ金のレビュー・評価・感想

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私のイチ推し作品「サラリーマン金太郎」

私が1度は見てほしい作品として紹介したいのは、「サラリーマン金太郎」です。この作品は、本宮ひろ志の作品です。
1994年から幾度かの休載期間を挟みながらも、週刊ヤングジャンプで連載されています。漫画では、サラリーマン金太郎、サラリーマン金太郎 マネーウォーズ編、新サラリーマン金太郎を含む全5シリーズがあり、2001年にはテレビアニメ化され、1999年から2004年までは、高橋克典主演で連続ドラマが4シリーズ、スペシャル版が1本放送されました。また、2008年10月から12月1までと2010年1月8日から3月までは永井大が主演による2シリーズも放送されたことからもわかる通り、とても人気のある作品です。
作品のあらすじとしては、主演の高橋克典、永井大が演じる主人公の矢島金太郎は元暴走族で八州連合の元ヘッドリーダーでした。金太郎は、一人息子の竜太とともに、竜太と入れ替わるように亡くなってしまった妻を思いやり、亡き妻の故郷で漁師をしていたある日、事故で漂流中のヤマト建設の会長を助けたことがきっかけで、ヤマト建設に入社することになりました。
サラリーマン経験のない金太郎は、官僚から天下りしてきた横暴な社長や政治家と大手ゼネコンとの癒着を暴き、クリーンな会社に生まれ変わらせようとするのですが、それに反対する裏社会の権力者達が、次々とヤマト建設や金太郎、やがては息子の竜太にまで手を伸ばし、事故を装った災いや災難が降りかかるのでした。金太郎はそんな中で、どんなに自分や家族が危険な事態にさらされても、自分の信念を曲げることなく、家族や仲間を守りながら敵に立ち向かい、大きな壁を乗り越え問題を解決へと導いていきます。その中にある人の温かさや仲間の有り難さ、反対に人間のしたたかさやずるさなど、人間性もリアルに描かれています。
私も当時はまだ若く、小さな会社でサラリーマンをしていたので、自分が成長するために何か良いヒントになるのではと思い、フィクションであることを理解しながらも真剣に見ていました。また、とある動画配信サイトで無料配信されているのを見つけ、懐かしく昔を思い出しながら見てみたのですが、金太郎の熱意を感じることができ、何年たっても良い作品は色あせないものだと、この作品の魅力を再認識しました。好みは人それぞれあると思いますが、見るととても元気が出るので、サラリーマンの方はもちろん、老若男女を問わず、多くの方にお勧めしたいイチ推し作品です。

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