異世界美少女受肉おじさんと(ファ美肉)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『異世界美少女受肉おじさんと』とは、原作を津留崎優、作画を池澤真が担当するラブコメ漫画、およびそれを原作とするアニメ作品。「ファ美肉」の略称で親しまれている。主人公の平凡なサラリーマン、橘日向は、幼馴染の神宮寺司と共に愛と美の女神によって勇者として異世界転移させられてしまう。さらに橘は見た者すべてを魅了する美少女にされており、男に戻るために仕方なく魔王を倒す旅に出る。おっさんと元おっさんの絶対惚れてはいけない異世界ラブコメという、斬新な設定とテンポの良いギャグが魅力の作品。

家の鍵を捕られた橘と神宮寺が潜ることになったダンジョンで登場した筋肉質な大男。脳筋で声が大きい。作中で登場した魔族の中では唯一の男性。勇者であるはずの森と組んでいる。

『異世界美少女受肉おじさんと』の用語

異世界の十二女神

橘と神宮寺が転移させられた異世界に12人存在すると言われている女神。魔王の存在を警戒して異世界から勇者を召喚した。「愛と美の女神」や「夜の女神」の他、「風の女神」、「太陽の女神」、「死の女神」などが存在することが分かっている。

魔族

絶腕のヴィズド

魔王の眷属を名乗る謎の存在。魔族と言っても見た目は人間と大差ない。ただし、作中で登場している魔族には頭頂部にアホ毛があるという共通点がある。精神に干渉する能力を持っており、怒りや憎しみなどの特定の感情を増幅させることができる。

メルクス領

メルクス領の自警団を務めるルシウス(右)

橘と神宮寺が異世界に転移してから初めて訪れた町。王都からは離れた場所にあり、ルシウスが自警団の団長を務めている。物流が盛んな場所で、街道沿いでは強盗が発生していた。

イシュルナ

橘と神宮寺が転移させられた異世界の国の王都。愛と美の女神を信仰している。

『異世界美少女受肉おじさんと』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

賊「結婚しよう。君のためなら賊もやめよう。真っ当に生きる覚悟もある…。野菜なんかを作って生計を立てよう。子供は2人欲しい」

魅了された賊(左)と橘(右)

橘の魅了にかかった相手は、毎回同じ定型文で橘に結婚を申し込むのが定番となっている。橘達が初めて訪れた村は賊に襲われていたが、賊の男は橘の姿を見た途端魅了され、「結婚しよう。君のためなら賊もやめよう。真っ当に生きる覚悟もある…。野菜なんかを作って生計を立てよう。子供は2人欲しい」と告げたのだった。また、2人目に魅了にかかった賊は、「結婚しよう。君のためなら賊もやめよう。真っ当に生きる覚悟もある…。壺を作って生計を立てよう。子供は8人欲しい」と言っており、ほとんど同じである。ほぼ同じセリフで口説きにかかるとわかっていても、テンポの良い展開に笑える名セリフとなっている。

橘日向「俺のために…俺のために争わないでくれー!!!」

橘の美しさによって村を襲っていた賊達は仲間割れを起こし、大乱闘になってしまう。賊達は全員が同士討ちになり、バタバタと倒れていく。そしてその場に残された橘は「俺のために…俺のために争わないでくれー!!!」と叫ぶのだった。橘の持つ「魅了」と「トラブルメーカー」というスキルの恐ろしさがわかる名セリフとなっている。

橘を褒め殺しにする神宮寺

魔王軍に操られた橘は、古代兵器メーポンに乗せられてしまう。橘はこれまで溜まっていた神宮寺への思いを吐露するが、そのせいでメーポンは暴走し、王国は危機に陥ってしまった。神宮寺は橘を助けるために奮闘し、ついに橘に対して本音をぶつけることになる。しかしその内容は、「お前がいると優しい空間になる」、「俺はそれでたくさん助けられている」など、聞いている方が照れてしまうような褒め殺しの言葉だった。ほとんど告白のような神宮寺の言葉の数々に橘は動揺し、その結果、神宮寺は橘を救うことに成功したのだった。普段は寡黙な神宮寺の怒涛の褒め殺しが輝く名シーンとなっている。

『異世界美少女受肉おじさんと』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

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