異世界美少女受肉おじさんと(ファ美肉)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『異世界美少女受肉おじさんと』とは、原作を津留崎優、作画を池澤真が担当するラブコメ漫画、およびそれを原作とするアニメ作品。「ファ美肉」の略称で親しまれている。主人公の平凡なサラリーマン、橘日向は、幼馴染の神宮寺司と共に愛と美の女神によって勇者として異世界転移させられてしまう。さらに橘は見た者すべてを魅了する美少女にされており、男に戻るために仕方なく魔王を倒す旅に出る。おっさんと元おっさんの絶対惚れてはいけない異世界ラブコメという、斬新な設定とテンポの良いギャグが魅力の作品。

『異世界美少女受肉おじさんと』の概要

『異世界美少女受肉おじさんと(ファンタジーびしょうじょじゅにくおじさんと)』とは、2019年からWEBコミック配信サイト『サイコミ』で配信されている原作津留崎優、作画池澤真による漫画、およびアニメ作品。「ファ美肉」の略称で親しまれている。コミックは小学館の裏少年サンデーコミックスから発行されており、2022年にOLM Team Yoshioka制作でアニメ化した。
主人公の32歳の平凡なサラリーマン、橘日向(たちばなひなた)は、小学生の頃からの幼馴染でイケメンの神宮寺司(じんぐうじつかさ)がいつもそばにいるせいで、女性に見向きもされない日々を送っていた。ある日の合コンの帰り、惨敗した橘が神宮寺と一緒に帰りながら「こんな惨めな気持ちを味わうながら、この世のものとは思えないくらいの金髪美少女になってちやほやされたい」と愚痴ると、2人の前に愛と美の女神を名乗る全裸の女性が現れる。そして気付いたときには、2人は異世界へ転移しており、橘の身体は望んだとおりの金髪美少女になっていた。さらに女神によって「是が非でも世界を救いたくなる呪い」をかけられたせいか、橘と神宮寺はお互いに惹かれるようになってしまう。そして2人は、お互いを本気で好きになってしまう前に、魔王を倒す旅に出ることになったのだった。異世界転移したおっさんと元おっさんの美少女という設定が斬新で、友情と愛情の狭間で揺れ動く2人の様子がコミカルなテンポの良いラブコメディ。

『異世界美少女受肉おじさんと』のあらすじ・ストーリー

突然の異世界転移とファ美肉

会社員の橘日向(たちばなひなた)は、イケメンでハイスペックな幼馴染の神宮寺司(じんぐうじつかさ)のせいで、長年モテない日々を送っていた。その日も合コンで惨敗した橘は、泥酔状態で神宮寺に連れ帰られながら、「こんな惨めな気持ちを味わうなら、この世のものとは思えないくらいの金髪美少女になってちやほやされたい」と愚痴る。すると2人の前に突然愛と美の女神を名乗る全裸の女が現れ、気づいたときには異世界へ転移していた。さらに橘は自分が望んだとおりの金髪美少女の姿になっており、女神からは「元の姿に戻るためには勇者として魔王を倒すしかない」と告げられたのだった。女神から加護と「是が非でも世界を救いたくなる呪い」を付与されてしまった2人は、なぜかお互いのことを異性として意識するようになってしまう。お互いに意識し合っていることを隠しながら人里を目指して歩いていると、村に辿り着く。その村は賊に襲われていたが、橘に付与されたパッシブスキルである「絶世の美貌」と「トラブルメーカー」のせいで、賊同士が橘を巡って同士討ちを始めてしまったのだった。

黒の剣士の登場

橘の能力によって賊のアジトを聞き出し、神宮寺のパワーで賊を全て倒した2人。しかしなぜかアジトから火の手が上がり、付近の森まで炎上してしまう。夜が明け、怒り狂った森のエルフの頭目のティロリロ・リリリ・ルーが「犯人を差し出せ」と村へやってくる。しかし美しさに誇りを持っている頭目は、橘の美貌にライバル心を燃やし、結局争いになってしまう。戦いのさ中、髪を切られてしまった頭目がショックを受けている間に、橘と神宮寺は村を発ったのだった。レベル上げをしながら旅をしていた橘と神宮寺は、ようやく人の多い町に辿り着く。しかし周りの人間を魅了してしまう橘は顔を出して歩けないため、まずは魅了の効果を下げるアイテムを購入することにした。人目除けの髪飾りを身に付け、ようやく堂々と歩けるようになった橘と神宮寺が町を散策していると、異世界から召喚された勇者の1人である黒衣の剣士、シュバルツ・フォン・リヒテンシュタイン・ローエングラムに出会う。しかし橘に魅了されたシュバルツが神宮寺に決闘を申し込み、自身の武器である聖剣グラムで町の建物を破壊するという騒ぎを起こしたため、3人は自警団のルシウスによってとらえられてしまった。勇者であることを証明するには、町の付近で強盗を働いているというリビングアーマーを討伐するしかない。リビングアーマーの正体は魔王軍幹部であるヴィズドで、通りがかる人間から魔力を持つ持ち物を根こそぎを奪っていたのだった。一緒に討伐へ向かったルシウスとシュバルツはヴィズドを倒そうとするが、武器だけでなく衣服まで奪われてしまった。しかし実は女性だったルシウスに橘が上着を貸したため、薄着の橘の姿を見たシュバルツに魅了がかかってしまう。仕方なく神宮寺が自身のスーツの上着を橘に貸すが、今後はその姿に萌えてしまった神宮寺に魅了がかかってしまい、そのパワーでリビングアーマーを倒すことに成功したのだった。

イカ神様と生贄

シュバルツと別れ、王都へ向かって旅立った橘と神宮寺。その途中でエルフの頭目を乗せた奴隷商人の馬車を追い越し、2人はイカが名物だという村に辿り着く。イカを食べながら村を楽しむ橘だったが、神宮寺が目を離した隙に橘の姿が消えてしまった。橘も奴隷商人に攫われたのではと焦った神宮寺は、エルフの頭目を運んでいた馬車を見つけ、思わず壊してしまう。しかしそこに橘の姿はなく、馬車の持ち主である奴隷商人のシェンも橘のことは知らなかった。一方、エルフの頭目と橘は、若い娘を生贄に求めるイカ神様への生贄として村人に捕まっていた。しかしイカ神様への生贄は最も美しい娘1人だけであるため、生贄を見つけてきた村人同士が言い争いになる。結局生贄には橘が選ばれ、神宮寺がシェンがやってきたときにはエルフの頭目だけが残されており、橘は移動させられた後だった。生贄の役目から逃れることができたエルフの頭目だったが、また美しさで橘に負けたことでやさぐれていた。しかし、イケメンな神宮寺に免じてイカ神様を捕らえることに協力するという。そこで神宮寺はエルフの頭目を餌にして、イカ神様を釣り上げることにするのだった。しかしイカ釣りは普通は夜に行うものであるため、いくら待っても反応がない。餌にされたエルフの頭目も途中から諦め気味になっていたが、日が暮れはじめ、怪しげな巨大なイカの影がエルフの頭目に迫る。突如現れたイカ神様に食らいつかれ、エルフの頭目は慌てて神宮寺に引き上げるように怒鳴るが、橘と離れているせいか神宮寺は超人的なパワーが出せない。一方、生贄にするために檻のまま運ばれていた橘は、扉に体当たりして檻から逃げ出すことに成功する。しかしその衝撃で人目除けの髪飾りが外れてしまったため、橘の魅了が全方位に効いてしまい、村は大混乱になってしまった。村の男達に求婚され、女達からは魔女だと糾弾され追いつめられた橘は、泣きながら村にある巨大なイカのモニュメントによじ登っていた。そんな橘の姿を見た途端、神宮寺にパワーが漲り、神宮寺はイカ神様を釣り上げたのだった。そして釣り上げられたイカ神様はそのままモニュメントに突き刺さり、その体内から現れたエルフの頭目がイカ神様にとどめを刺した。さらにエルフの頭目がそのまま村人たちの目の前でイカ焼きにして食べたため、「イカ神様はただの巨大なイカ」ということで騒動は収束したのだった。

王都イシュルナでのクーデター騒動

なぜか奴隷商人のシェンが神宮寺に興味を抱き、王都を目指す橘と神宮寺に付いてくる。結局シェンの案内で王都へたどり着いた2人は、愛と美の女神を祀る神殿を訪れる。最初は新しい信者だと歓迎される2人だったが、橘のうなじにある愛と美の女神の紋章を信者達に見られてしまった。この世界で女神の紋章を持つ者は勇者のみであるため、2人は勇者を騙る罰当たりな人間だと糾弾されてしまう。そこへシェンの上司である王国の諜報部の隊長ムリアが登場し、2人は本物の勇者として城へ招かれることになった。実は奴隷商人というのはシェンの仮の姿であり、シェンは王国のスパイとして各地で暗躍していたのだった。城で王に謁見し、晩餐会にも招かれる橘と神宮寺。橘は周りの人間を魅了することを防ぐため、会場の外で1人神宮寺を待っていた。しかし橘に対してもやもやとした感情を抱いていた神宮寺は、橘がむやみやたらと周囲の人間を魅了していることを咎めてしまう。いたたまれずその場を離れた橘は、つまらなさのあまり城の窓から飛び降りようとしている王女ユグレインに出会う。ユグレインと話をして少し仲良くなる橘だったが、翌日、橘の正体が勇者であること知ったユグレインは、一緒に共に旅に出たいと言い出してしまう。しかし王に却下されたユグレインは、王への反抗から橘を巻き込んでクーデターを引き起こすのだった。

クーデターの終息

ユグレインがクーデターを起こしたのは、メイドとして城に潜入していた魔王軍のカームが唆したことが原因だった。一方、王都へとやってきたシュバルツとシュバルツの面倒を見ているルシウスは、橘とユグレインの魅了によっておかしくなっている民衆の服を切り刻んで正気を取り戻させる。民衆の精神操作が解けていることに気付いたカームは、橘を国の地下に眠っていた古代兵器メーポンに乗せる。メーポンを動かすには勇者が持つ女神のパワーが必要なため、カームは橘を使って王国を吹き飛ばすことにしたのだった。メーポンを止めようとする神宮寺とシュバルツだったが、神宮寺は橘から離れているため超人的なパワーが出せず、戦うことができない。そんな中、メーポンの中で意識を取り戻した橘は、カームによる精神操作の影響から神宮寺への長年にわたる嫉妬心を爆発させる。橘が暴走してしまったのは、これまで神宮寺から1度も褒められたことがないということが原因だったのだ。人を褒めたことがない神宮寺は困惑するが、シュバルツに「男同士でも嫉妬することはある」と説得され、これまでの悩みから解放される。神宮寺は吹っ切れたように「俺はお前がうらやましかった!」、「お前のまわりにはいつも笑顔であふれていた!」、「そこに俺がいるだけで温かい気持ちになれた!」と橘のことを褒め殺しにし、橘も自力でカームの精神操作を解除した。そして橘は、神宮寺の手を取って爆発するメーポンから脱出したのだった。クーデター騒動はユグレインの責任もあったため、橘へのお咎めはなかった。そしてシュバルツから魔王城の場所を聞いた橘と神宮寺は、魔王を倒すための旅を続けことになるのだった。

新たな勇者との出会い

新しい土地へと移動した橘と神宮寺だったが、町に着くなり突然現れた猿に荷物を盗まれてしまう。荷物には橘の家の鍵や下着などが入っており、翌日には町のオークションに珍品として出品されていた。橘の荷物は領主に競り落とされてしまったため、2人は荷物を返してもらうために、地下ダンジョンに潜って代わりの珍品を探すことになる。しかしダンジョンに潜るためには登録料が必要だった。無一文の2人は困り果てるが、そこへポニーテールの少女・鈴奈なずな(すずななずな)が協力を持ち掛けてくる。なずなも日本から来た勇者だったが、非常に不運でトラブルメーカーだったため、前のパーティから厄介者扱いされて1人ぼっちになってしまったのだった。最初は警戒する神宮寺だったが、健気ななずなに橘が絆されてしまったため、結局3人でダンジョンに潜ることになる。さまざまなトラップを乗り越えながらダンジョンを進んでいく3人だったが、殺人お掃除ロボットだらけの場所で出口が閉まっていくというトラップが発動してしまう。そこへ「ライトニング」を名乗るエリートパーティのリーダーが現れ、なぜかミュージカルのようにスポットライトを浴びながら歌い、あっという間にお掃除ロボットを一掃したのだった。ダンジョンの第1階層の試練の間へたどり着いた3人だったが、神宮寺が試練をクリアできずに装置を破壊してしまう。装置が壊れたことで、3人の存在はダンジョンマスターの森(もり)に気付かれてしまった。森は勇者でありながら魔王軍のライズに協力し、ダンジョンを作り上げた人物だ。監視カメラで橘の姿を見た森とライズは魅了され、ライズは森をその場に残し、橘に会うために早速ダンジョンへと繰り出すのだった。

橘と神宮寺、なずなは恐ろしい攻略スピードで第4層まで攻略しており、他のパーティから一目置かれる存在になっていた。そんな3人に興味を持ったライトニングが声をかけてきたが、そこへ間が悪くやってきたライズが橘のことを口説いたため、神宮寺とライズの間で勝負が始まってしまう。結局2人の勝負は決着がつかず、ライズは「最下層で待つ」と言い残して去って行った。攻略を急ぐ3人が第7階層の試練の間へたどり着くと、そこにはライトニングが率いるエリートパーティがいた。3人はライトニングに助太刀をするが、ライトニングはなぜか神宮寺に刃を向けた。実はライトニングは太陽の女神に召喚された勇者であり、自身の目的を果たすためには他の勇者のことが邪魔だったのだ。ライトニングの女神の加護は、周りの観客の目を集めてスポットライトを浴びることでパワーアップするというものだった。ライトニングに圧倒され、神宮寺は橘に自分のことを見てもらわなければ勝てないと悟る。そして神宮寺は、突然オールバックにしていた髪の毛を下ろし、眼鏡をはずした。神宮寺のイメチェンによって橘がときめいたことで、その場の主役が神宮寺へと移り、ライトニングは爆発して敗北したのだった。しかし戦いが終わると同時にダンジョンの謎のセキュリティが作動し、4人は巨大な檻の中に閉じ込められてしまった。ライトニングは自身の正体が吉田薫(よしだかおる)という高校3年生の女子であることを明かし、4人は協力してダンジョンを脱出することになる。ライトニングが異世界に持ち込んでいたスマホで情報検索をしたところ、このダンジョンがもとは死の女神の神殿だったことがわかった。そして巨大な檻の上下に穴が開いていることもわかったため、なずなの足の装甲のパワーで地面に穴をあけ、そのまま4人は第8層へ突入したのだった。

ダンジョンからの脱出

ダンジョン攻略を進める4人だったが、魔王軍のライズによって神宮寺が精神操作を受け、距離の近いライトニングと橘の様子に嫉妬心が暴走してしまう。そして暴走した神宮寺が橘に無理やりキスをしようとしたことから、ライトニングとなずなは2人で神宮寺を止めるためにダンスを踊り、2人の加護のパワーで神宮寺を吹き飛ばしたのだった。このことで、なずなが風の女神に召喚された風の勇者だったことが明らかになった。その後、町で橘の荷物を盗んだ猿を連れた盗人のヤンを捕まえたことで、ダンジョンマスターの森と盗人のヤンがグルであることが判明する。さらにヤンの直接の雇い主はシェンであり、最初からこのダンジョンに潜ることがシェンによって仕組まれていたこともわかったのだった。ダンジョンをすべて把握しているというヤンに案内させながら最下層を目指すが、鉄球が転がり落ちてくるトラップに襲われ、橘と神宮寺の2人と他の3人とが離れ離れになってしまった。橘と神宮寺が進んでいくと、そこにはなぜかビーチがあり、サーファー姿のライズがいた。そしてライズによってビーチにリングが登場し、神宮寺はライズと一騎打ちをすることになるのだった。一方、ライトニングはトラップによって足を負傷しており、ライトニングとなずな、ヤンの3人は足止め状態になっていた。そこへ森が操る小型のロボットが現れ、3人をバトルフィールドへ案内する。たどり着いた場所はサバイバルゲームのフィールドのようになっており、2丁拳銃を装備した森が待ち構えていた。一方的に銃で攻撃される3人だったが、足を負傷しているライトニングをなずながお姫様抱っこし、足の装甲でフィールドのコンテナに穴をあけて逃げるという力技に出た。なずなのパワーで発想の転換をしたライトニングは、なずなに肩車をしてもらい、2人でフィールドを無茶苦茶に壊して回ることにしたのだった。2人に煽られて出てきた森となずなはフィールドの主役となり、ライトニングのスポットライトの力を浴びながら一騎打ちを行うことになる。そしてなずなはライトニングへ抱いていた恋心に蓋をしたまま、足の装甲を使いこなし、森に勝利したのだった。一方、ライズと戦う神宮寺だったが、欲望パワーがむき出しのライズに押されることになる。このダンジョンが階層が深くなるほど欲望の力に比例してパワーアップするということを知った橘は、神宮寺のために一肌脱ごうとするが、神宮寺に止められてしまう。それでも神宮寺の力になりたかった橘は、異世界へ来てから初めて神宮寺に「好き」だと告げ、神宮寺の額にキスをした。そして女神の加護がMAXになった神宮寺は、橘を男に戻すことが自分なりの愛の形であると宣言しながら、ハート形のビームを放ってライズを吹き飛ばしたのだった。神宮寺が放ったビームのせいでダンジョンが崩壊していく中、橘と神宮寺、ライトニング、ヤン、そして森は、なずなが持つ風の加護によって地上へ一気に射出され、脱出する。

ダンジョンから脱出した際の衝撃で湖から温泉が湧いたため、ダンジョンのあった町は温泉地として復興することになった。ライトニングとなずなは町の復興を手伝い、橘と神宮寺はダンジョンで見つけた宝と引き換えに、領主から荷物を返してもらった。死んだかに思われていたライズは小さくなっただけで生きていたため、脱出後他の勇者の前から姿を消していた森は、ライズ、ヤンとともに、ヤンの故郷へ帰ることにしたのだった。

そしてなずな達と別れた橘と神宮寺は、お互いがお互いを本気で好きになってしまう前に、魔王を倒す旅を続けるのだった。

『異世界美少女受肉おじさんと』の登場人物・キャラクター

主要人物

橘 日向(たちばな ひなた)

CV:M・A・O(女)、伊東健人(男)

本作の主人公。32歳の平凡なサラリーマンで、愛と美の女神に選ばれた勇者。容姿、身長などすべてが平均的だったが、異世界転移した際に愛と美の女神の力で自分好みの金髪美少女になってしまった。小学校からの幼馴染である神宮寺が女性にモテるため嫉妬しているが、困っている人に当たり前のように手を差し伸べられる善性を持つ人物。勇者としてのステータスは貧相だが「運」だけが高く、女神に与えられた加護とパッシブスキルの「絶世の美貌」、「トラブルメーカー」によって自分の姿を見た全員を無差別に魅了してしまう。異世界に転移してからは、神宮寺のことが格好良く見えてしまい困っている。

神宮寺 司(じんぐうじ つかさ)

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