ベルサイユのばら(ベルばら)の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人まとめ

『ベルサイユのばら(ベルばら)』とは、池田理代子による漫画である。1972年から漫画雑誌『週刊マーガレット』で連載され、アニメや宝塚歌劇団による舞台、映画などが展開された。フランス・パリを舞台に、時代が革命へと突き進んでいく中でフランス王妃マリー・アントワネットと「男装の麗人」オスカルらの人生を描く。史実に基づくマリー・アントワネットの恋模様や、オスカルをめぐる恋の駆け引きが見どころである。

『ベルサイユのばら(ベルばら)』の概要

『ベルサイユのばら(ベルばら)』は、1972年から漫画雑誌『週間マーガレット』で連載された少女漫画である。作者の池田理代子がオーストリアの作家シュテファン・ツヴァイクの小説『マリー・アントワネット』に影響を受け、漫画として描いた。フランス革命前後のベルサイユを舞台に、フランス最後の王妃であるマリー・アントワネットや「男装の麗人」と呼ばれるオスカルらの人生が描かれている。史実をもとにしているものの、オスカルやその侍従アンドレなど、架空のキャラクター・登場人物も多い。ただの歴史ものに収まらないユニークなキャラクターたちが人気を集め、新書版、文庫版、愛蔵版などさまざまな種類の文庫本が発売。さらに1974年に宝塚歌劇団が舞台化し、大成功を収めた。

renote.net

恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人について

オーストリア皇女だったマリー・アントワネットをめぐっては、フランス国王ルイ16世の結婚や、スウェーデンの貴公子フェルゼンとの禁断の恋などが史実に基づいて描かれている。またオスカルやアンドレなど、フィクションのキャラクター・登場人物に関しても、それぞれの愛憎劇が繰り広げられている。中でも、女性でありながら男性として育てられたオスカルに対しては、男女問わず恋心を寄せる者が多い。

『ベルサイユのばら(ベルばら)』の恋愛関係・カップル・カップリング・夫婦・恋人

片思いや恋愛要素がありそうなキャラクターたち

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン&マリー・アントワネット

マリー・アントワネット(左)とフェルゼン(右)

スウェーデン出身の貴公子ハンス・アクセル・フォン・フェルゼンとマリー・アントワネットは、それぞれ18歳の時に仮面舞踏会で初めて出会う。初めて会った時から惹かれあった2人の関係はマリー・アントワネットがフランス王妃となった後も続き、心ない噂話にさらされるマリー・アントワネットのために、フェルゼンはアメリカ独立戦争に出征して距離を置いたこともあった。しかし戦争が終わりフランスに帰国した後は、マリー・アントワネットを始めフランス王国のために務めると決意。フランス革命が起こった後も、国王一家の逃亡に全力で協力した。

ルイ・ド・ローアン&マリー・アントワネット

ローアン(右)を毛嫌いするマリー・アントワネット(左)

ルイ・ド・ローアンは教会でも高い地位を持つ僧侶だが、だらしない女性関係でマリー・アントワネットに毛嫌いされている。一方でルイ・ド・ローアンは高貴なマリー・アントワネットに長年片思いしており、その恋心をジャンヌ・バロアに利用されて大規模な詐欺事件となった「首飾り事件」に巻き込まれた。

ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン&オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

フェルゼン(右)のためにドレスを着たオスカル(左)

生まれたときから男性として育てられたオスカル・フランソワ・ド・ジャルジェだが、初めて会った時からフェルゼンに恋心を抱く。とうのフェルゼンはオスカルのことを完全に男性だと思っており、負傷したオスカルの手当てを拒まれるまで女性とは気づいていなかった。オスカルが女性だとわかってもフェルゼンの心はすでにマリー・アントワネットに向かっており、オスカルの気持ちが実を結ぶことはなかった。オスカルは人生でただ一度となるドレス姿で舞踏会に出席し、フェルゼンと踊ることで気持ちに決着をつけた。

ルイ・ジョゼフ&オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

オスカル(左)に告白するルイ・ジョゼフ(右)

マリー・アントワネットの長男として生まれたルイ・ジョゼフは、幼くして脊椎カリエスという難病を発症。幼いころから面倒を見てくれたオスカルに淡い恋心を抱いており、7歳で亡くなる直前にオスカルへ愛の告白をした。ルイ・ジョゼフの葬式の日にオスカルは、「未来のフランス王妃になりそこなった」とアンドレにこぼした。

アラン・ド・ソワソン&オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

剣の手合わせをするアラン(左)とオスカル(右)

長きにわたって近衛兵として王家に仕えてきたオスカルだったが、困窮する民衆を目の当たりにして民兵組織・フランス衛兵隊へ移籍する。そこで出会ったのが優秀な剣の使い手であるアラン・ド・ソワソンだった。男尊女卑の考えが強く、初めは「女の命令になんか従えるか」とオスカルに猛反発するが、身を挺して自分たちを守るオスカルに対し、上官としての敬愛と恋愛感情を抱くようになる。

ヴィクトール・クレマン・ド・ジェローデル&オスカル・フランソワ・ド・ジャルジェ

オスカル(左)とジェローデル(右)

shuichi
shuichi
@shuichi

Related Articles関連記事

ベルサイユのばら(ベルばら)のネタバレ解説・考察まとめ

ベルサイユのばら(ベルばら)のネタバレ解説・考察まとめ

『ベルサイユのばら』とは、池田理代子原作の漫画作品である。通称「ベルばら」。1972年から1973年にかけて、『週刊マーガレット』(集英社)で連載された。フランス王妃マリー・アントワネット、男装の麗人オスカル、スウェーデンの貴族フェルゼンの三人を中心に、ルイ15世末期からアントワネット処刑の頃までを描いている。1974年に宝塚歌劇団でミュージカル版が上映されると、続々とテレビアニメ化・劇場版アニメ化され、爆発的な人気となった。発行部数2,000万部を突破するなど、愛され続ける作品である。

Read Article

ベルサイユのばら(ベルばら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

ベルサイユのばら(ベルばら)の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『ベルサイユのばら』とは、池田理代子が描いた少女漫画で、1770年から17789年頃のフランスを舞台とした物語である。週刊マーガレットで連載以来、少女たちを中心に人気に火が付き、アニメ化や宝塚化などを果たした。 ロマンチックな恋のセリフや、時代の波に飲まれながらも必死に生き抜こうとする格好良いセリフの数々は、読者に長年愛され続けている。

Read Article

40年ぶりに新しいオスカル様に会える!「ベルサイユのばら」が再始動

40年ぶりに新しいオスカル様に会える!「ベルサイユのばら」が再始動

『ベルサイユのばら』は、池田理代子によって描かれた国民的ともいっていいほど有名な少女マンガです。フランス王妃マリー・アントワネットとフェルゼンの恋と、男装の麗人オスカルとその恋人アンドレの悲劇的な運命は日本だけでなく、世界中の少女たちの涙を誘いました。40年以上も前に連載が終了していた「ベルばら」ですが、2014年から今年にかけて再び新作が発表され、マンガ界に衝撃を与えました。

Read Article

今年で25周年の1991年のアニメ作品10本

今年で25周年の1991年のアニメ作品10本

今年2016年は、「きんぎょ注意報!」「新世紀GPXサイバーフォーミュラ」などの作品の、25周年、四半世紀にあたる。1991年は、サンライズのロボットアニメが活況な年だった。エルドランシリーズの「ライジンオー」、勇者シリーズの「ファイバード」のほか、ガンダムシリーズも「F91」「0083」が競い合うかのように作られた。そんな時代を代表する、10本の作品を選んでみた。

Read Article

目次 - Contents