ホタルの嫁入り(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホタルの嫁入り』とは、橘オレコが『マンガワン』にて2023年1月1日より連載している恋愛サスペンス漫画だ。明治時代の日本が舞台となっており、持病で余命わずかな美女の桐ケ谷紗都子(きりがやさとこ)と、殺し屋の後藤進平(ごとうしんぺい)が結婚の約束を交わし孤島からの逃避行をする物語。歪んだ愛をぶつけ続ける進平に、紗都子の心が動かされていく様子が予測不能で見どころとなっている。
小川 康太郎(おがわ こうたろう)
紗都子の幼馴染であり、護衛の少年。真面目で責任感が強く、心配性な性格だ。
自分が目を離したせいで紗都子が攫われたと責任を感じており、連れ戻すため1人で「天女島」まで来た。
幼いころから紗都子に片思いをしている。
三枝(みつえだ)
紗都子の義母が依頼した殺し屋。
年老いているが、殺しの腕前は進平と同格。紗都子と進平が逃げた後も後を追い、落とし前をつけさせようとする執着深い性格だ。
紗都子に義母の情報を渡す代わりに朝霧に身請け話を受けさせるよう説得する条件を出す。
『ホタルの嫁入り』の用語
天女島
遊女屋が多く繁盛している孤島。本土からは3里離れている。
政治家や警察など立場がある男が政府の目を盗んで遊女を買いに訪れる。船着き場は1つしかなく、銃を持った見張りがいるため女が無傷で出るには男に身請けされる他ない。
政府の管轄外なので法律が通用しない。
いせ吉
天女島で最下級の遊女屋。楼主は山本という老人で、進平は用心棒としてよく出入りしている。
他の遊女屋で落ちこぼれたり、飛び入りで入ってくる女がほとんどなため売り上げは良くない。そのためお金持ちの客が来ることは滅多にない。
売り上げ2位は紫、1位は朝霧。
遣手
風俗店で遊女を監督する女性のこと。遊女らの仕事の監視、客の品定めなどを行い、店を取り締まる役。
身請け
遊女屋にて身代金を払い、遊女を買って仕事を辞めさせること。遊女の価値によって金額は大きく変わるが、普通は大金と身請け対象である遊女の同意が必要だ。
桐ケ谷家
町でも有数の権力を持つ伯爵家。紗都子の実家である。
年老いた紗都子の父親が1人で家を守っており、お抱えの侍女や庭師、用心棒や画家もいる。
『ホタルの嫁入り』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
約束の口づけをする二人
進平は結婚の契りとして口づけを紗都子に要求する。絶体絶命に追い込まれた紗都子はハンカチで彼の口元を拭い、口づけをした。
進平の斬り殺した死体の転がる中でのキスシーンはこの漫画の異様さを表現している名シーンだ。
同時に、生き抜くため殺し屋に口づけをする紗都子の必死さも伝わる。
愛する紗都子に尽くす進平
夢で自由に外出ができなかった幼少時代を思い出していた紗都子に、進平が川辺で蛍を捕まえ部屋に放つ。
愛する者のために全力で尽くす進平の一途さが伝わる名シーンだ。
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目次 - Contents
- 『ホタルの嫁入り』の概要
- 『ホタルの嫁入り』のあらすじ・ストーリー
- 殺し屋との出会い
- 島から脱出するため遊女になる
- 紗都子の最初の客
- 結婚できないと進平に伝える紗都子
- 葵の企み
- 天女島脱出当日
- 康太郎との再会
- 首謀者の発覚
- 『ホタルの嫁入り』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- 桐ケ谷 紗都子(きりがや さとこ)
- 後藤 進平(ごとう しんぺい)
- 桐ケ谷家
- 紗都子の父親
- 紗都子の義母
- 桐ケ谷 美和子(きりがや みわこ)
- いせ吉の遊女
- 葵(あおい)
- 紫(ゆかり)
- 朝霧(あさぎり)
- その他の登場人物
- 小川 康太郎(おがわ こうたろう)
- 三枝(みつえだ)
- 『ホタルの嫁入り』の用語
- 天女島
- いせ吉
- 遣手
- 身請け
- 桐ケ谷家
- 『ホタルの嫁入り』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 約束の口づけをする二人
- 愛する紗都子に尽くす進平
- 自分の恋心を自覚し始める紗都子
- 紗都子「その心臓私に譲ってくださらない?」
- 進平「紗都子を守る役は新渡戸じゃない。俺だから」
- 進平「俺は紗都子が好きだから。紗都子が幸せになれないのは嫌だ」
- 『ホタルの嫁入り』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作者は子育てするママ
- ボイスコミックも公開されている人気作
- 貴族の娘と殺し屋の異色コラボ