うさぎ(ちいかわ)の徹底解説・考察まとめ

うさぎとは、ナガノ原作のTwitter連載漫画『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ』に登場する兎をモチーフとするキャラクター。主人公のちいかわの友人の1人。「ウラ」「プル」「ヤハ」などの言葉しか発さず、破天荒で自由奔放な言動を繰り返す。しかし、「草むしり検定3級」を所持し、「たまにくる怖いやつ」の擬態型を見破っている素振りがある、3人で赴いた討伐で退場の判断を任されるなど切れ者の一面もある。作中では友人であるちいかわ達も居住地等を知らないなど、私生活が謎に包まれている。

上述のとおり、うさぎは奇行が目立つ反面、非常に有能であることが描かれているキャラクターである。言葉を発さず表情も変わらないため考えが読めないところも多いが、エピソード終盤にうさぎの言動を振り返ると、すでに「たまにくる怖いやつ」に襲われていた・目をつけられていたなどの状況に陥っていたとわかることがある。
このことからファンの多くが、うさぎの言動を根拠の中心とした考察を展開し、エピソードの着地点を推測している。これにより、うさぎはファンからの厚い信頼が寄せられていることが伺い知れる。
ただし上述のとおり、うさぎは一見すると奇怪な言動ばかりで考えが読めないため、多くのファンがうさぎの思考を読みきれずにいることも事実である。
またうさぎ自身が呪われてしまうエピソードもあるため、一概にうさぎの言動が全て正解でないこともある。

特異すぎる感性

ヤクルトの底を齧りとるうさぎ

うさぎは独特の感性を持っており、読者が「子どもの頃になぜか執着してよくやった」と思われるような行動をよく起こしている。例えば、チーズ鱈の真ん中だけを残して割いて振り回す、アイスの木の棒を折ったささくれをつつくのを楽しむなどが挙げられる。
さらに、マシュマロのツノだけ集める、ヤクルトの底を齧りとってそこから飲むなど、「やったことがある人物が非常に限定されてくる」「全くの意味不明」とされるようなエピソードもある。
原作漫画がTwitterで公開されていることもあり、これらのエピソードは「やったことがある」「流石にない」「別のパターンならある」といった読者の経験がコメントされることも多い。

初登場は作者の別作品『MOGUMOGU食べ歩きくま』の告知漫画

うさぎは『ちいかわ』のレギュラーキャラクターであるが、ナガノの漫画で初登場したのは本作品ではなく、『MOGUMOGU食べ歩きくま』の告知漫画である。その時の紹介文は「なんかはしゃいでいる生き物」であった。この時のうさぎは食べ物などの条件なくはしゃいでおり、『ちいかわ』作中でのうさぎとの違いはほとんどない。上述の特異な感性もそのまま『ちいかわ』作中で継承されたことがよくわかる作品である。

作中のリサイクルショップに関してコメントを寄せたハードオフ公式Twitter

うさぎは、作中でリサイクルショップで買ってきたアイテムをよく持ってくる。しかし、そのアイテムは何らかの不利益をもたらす呪われたアイテムであることが多い。実際、「杖」は欲しい物を出現させるが、使った人が怪物化してしまうものだった。2度目の購入品である「木彫りの人形」も、羽がついて飛べるようになるが、虫のように小さくなってしまうものである。これについて、ハードオフ公式Twitterが「ちいかわ達がいつもリサイクルショップでとんでもない目に合うので申し訳ない気持ちになる」と言及している。これに対して、ファンは「気にする必要はない」「うさぎの目利きが凄い説」としており、さらに「もっといわくつきぽい物を置いて」というリクエストまであった。
このことから、『ちいかわ』は企業にも関心を持たれている作品であることも伺い知れる。

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