姫ちゃんのリボン(姫リボ)のネタバレ解説・考察まとめ

『姫ちゃんのリボン』とは水沢めぐみによる少女漫画。1990年8月から1994年1月まで集英社『りぼん』で連載され、テレビアニメ・小説・ミュージカル化もされた。オテンバな中学生・野々原姫子は、魔法使いのエリカから他人に変身できる「魔法のリボン」を貸してもらい、人間界と魔法の国での様々な騒動に直面していく。物語序盤は軽率な行動も多い姫子だが、騒動を通じて成長していく姿が楽しめる学園、恋愛、魔法など、多くの要素を持った作品である。

姫子たちが住んでいる風立市にある駅、公園などは東京都国立市と立川市に実在する場所をモデルとしている。風立駅の駅舎はJR中央線国立駅、風立中央公園は国営昭和記念公園にある噴水広場がモデルとなっており、ファンの間では聖地とされている。
またアニメ版ではオープニングとエンディングに昭和記念公園内に似せた風景が使われている。

妊娠報告と同時のアニメ化決定

本作品は作者の水沢が2歳の長女の子育て中に、子供向けの絵本やテレビ番組に接する中で生まれた。そして連載が中盤に差し掛かり「そろそろ連載を一区切りさせよう」と考えた水沢は2人目を妊娠。集英社の担当に連絡したところ「たった今会議でアニメ化が決定した」と言われ、元々アニメ化を切望していた水沢はアニメの話を断ろうとする担当を押し切り、休みは出産時の1ヶ月だけで連載を続けた。

『姫ちゃんのリボン』の主題歌・挿入歌

OP(オープニング):SMAP「笑顔のゲンキ」

歌-SMAP/作詞-森浩美/作曲-馬飼野康二/編曲-船山基紀

テレビアニメのオープニングテーマはSMAPの「笑顔のゲンキ」である。この楽曲はSMAPの5枚目のシングルで1992年11月11日にリリースされている。またシングルB面の「ブラブラさせて」がエンディングテーマとなっており、エンディングテーマ2曲目「はじめての夏」、3曲目「君は君だよ」も全てSMAPの楽曲である。

ED(エンディング):SMAP「ブラブラさせて」(第1話 - 第31話)

姫ちゃんのリボン ED1

歌-SMAP/作詞-森浩美/作曲-馬飼野康二/編曲:船山基紀

「笑顔のゲンキ」のシングルB面曲である。

ED(エンディング):SMAP「はじめての夏」(第32話 - 第53話)

歌-SMAP/作詞-森浩美/作曲-馬飼野康二/編曲-船山基紀

SMAP8枚目のシングルで1993年6月6日にリリースされている。

ED(エンディング):SMAP「君は君だよ」(第54話 - 第61話)

歌-SMAP/作詞-小倉めぐみ/作曲-谷本新/編曲-重実徹

SMAP9枚目のシングルで1993年9月9日にリリースされている。第87〜89代内閣総理大臣を務めた小泉純一郎がSMAPの番組に出演した際、好きなSMAPの楽曲としてこの曲を挙げている。

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