Divinity: Original Sin 2(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ

『Divinity: Original Sin 2』とは、Larian Studiosにより2017年9月14日に製品版が発売された見下ろし型の古典的なRPGゲーム。
本作はヴォイドウォークンによって滅びかけている世界で、迫害されているソース使いである主人公たちが様々な選択を迫られながら最強のソース使いを目指していく物語である。
プレイヤーの行動はかなり自由度が高く、クエスト1つにも攻略方法が複数存在する。戦略的な戦闘や謎解き要素、奥が深いストーリーなど様々な楽しみ方ができる。

プレイヤーたちを助けるために船に乗って現れるマラディ

メインクエスト:名も無き島

力強き目覚め後に自動で開始される5章前半の主要クエストである。

名もなき島に到着したプレイヤーたちはそこでマギステルと世界の終焉を目論む闇の魔法使い達の秘密結社「ブラックリング」との対立に巻き込まれていく。
基本はマギステルと協力するが、プレイヤーがアンデッド種族を選択していた場合のみブラックリングに協力することが可能だ。
神殿やエルフの寺院、ブラックリングの隠れ家などを探索可能で、アレクサンダーの依頼によりブラックリングの首領を始末することになる。
依頼の完遂後にはアレクサンダーと戦うことも可能で、これに関してはプレイヤーの選択次第である。

メインクエスト:アカデミー / 選ばれし者の闘技場

名も無き島後に自動で開始される5章後半の主要クエストである。

ブラックリングたちとの戦闘が落ち着いた後、プレイヤーたちは評議会アカデミーへ向かうことになる。
アカデミーに入るとヴォイドウォークンたちの王である「ゴッドキング」の使節が居り、プレイヤーがアンデッドを選択していた場合のみゴッドキングと聖約(味方になる約束)をすることができる。
アカデミーでは他のゴッドウォークン候補たちが殺されており、さらにはヴォイドウォークンがかつては世界を支配していたエターナルという種族であり、七大神の反乱で虚無に落とされて今の姿になってしまった事実を告げられる。
戦闘をしつつアカデミーを探索するプレイヤーたちだが、最奥に存在するソースの源泉に一番初めに到達した者が神へと昇華できると知りそこへ向かう。
だがその源泉はダリスに奪われてしまい、そのことに激怒した内なる神々がプレイヤーたちに体をあけ渡すように要求し襲い掛かってくるのであった。
神々を何とか退けたプレイヤーたちはマラディの助けもありアカデミーを脱出し、ダリスに奪われた力を取り戻すために次の目的地に旅立つこととなった。

6章:○○○を追って

悪魔である医者に招かれるプレイヤーたち

メインクエスト:ハンマーフォール

選ばれし者の闘技場後に自動で開始される6章の主要クエストである。

ダリスを追ってアークスにたどり着いたプレイヤーたちは、「ルシアン」に仕える「パラディン」とアレクサンダーに仕える「マギステル」の争いや、ヴォイドとの戦闘を繰り広げることになる。
パラディンはマギステルのことをブラックリングの仲間だと認識しており、パラディンの隊長は特に過激な対応をしているという。
だが捕らえられていたソース使いの話によればその隊長はブラックリングであるらしく、ダリスの行方を追いつつ彼らの目的を探っていくことになる。
マギステル兵舎や下水道などの探索が可能であり、サブクエストも豊富である。
最終的にはダリスたちの目的が世界からソースをなくすことだと判明する。
ダリスが大聖堂の血の道の先のルシアンの墓所にいることを突き止めたプレイヤーたちだが、そこに至るためには謎解き要素も多く存在している。
そして少ないヒントを頼りに進んでいくと、最奥で最後の戦いが始まる。

7章:神となる

エンディングシーン

メインクエスト:最後の刻

最終クエストであり、ラストバトルとなっている。

最奥に居たダリスたちとの会話で彼らの本当の目的が明かされる。
かつて七大神によって世界と虚無との壁に穴が空いてしまいそこから虚無が攻めこんできていること、そもそもヴォイドウォークンが生まれたのも七大神のせいであるということを知る。
そしてルシアンはプレイヤーにソースを捧げるように迫ってくるが、この時に捧げることを選択すると1回目の戦闘を回避することが可能だ。
拒否をすると1回目の戦闘が開始され、周囲全員が敵となって襲い掛かってくる。
敵の主要キャラの内誰か一人でも生命力を3割以下にするとイベントが発生して2戦目が開始される。
余談だが1戦目を回避している場合はこの時にルシアンが味方となって参戦してくれる。
そしてこの戦闘に勝利するとエンディングとなる。

ちなみに6章の道中で医者からのサブクエストをクリアしていると特殊な3戦目が開始される。
2戦目の終了後に医者が登場し、彼と敵対するか否かでルートが分岐する。
医者に協力するなら医者以外の全てが敵となり戦闘が始まり、医者と敵対した場合はプレイヤーが消滅してその他の仲間と医者での戦闘になる。

ラストバトルの終了後にプレイヤーは二つの選択を迫られることになり、その選択によってエンディングが分岐する。

1.自分が神となる
→プレイヤーが神となり虚無の使いたちと戦うエンド。虚無から侵攻してくる原因は排除できていないのでずっと戦争が続くことになる。
2.世界の全てにソースを与える
→みながソースの力を得たので虚無の使いたちとの戦いには勝利するが、共通の敵が無くなったことで種族戦争などが勃発するエンド。
3.ソースを粛正する
→プレイヤーがソースの力をダリスに渡して虚無の使いたちの侵攻の原因を排除するエンド。ソースの力を抜かれた者は意思のない人のようになってしまうため、マラディの慈悲で肉体に魂が戻り普通の人のような生活を送る。
だがこちらも共通の敵がいなくなるので種族戦争が勃発する。
4.ゴッドキングが征服
→かつての神々であるエターナルの王が変異したゴッドキングが神となり全種族を奴隷とするエンド。エターナルはみな地獄の存在に成り果てているので、もはや世界は地獄と化す。
5.天使と悪魔エンド
→医者と協力した際のエンド。世界は悪魔のものと化す。

*ゴッドキング聖約時は強制で「ゴッドキング征服エンド」になる
*悪魔と共闘していると強制で「天使と悪魔エンド」になる
*医者と協力→最後に敵対というルートだと生贄エンドは選べない

『Divinity: Original Sin 2』のゲームシステム

ゲームモード

ゲーム開始画面

本作には3つのゲームモードが存在し、どのモードでもオンラインでのマルチプレイが可能になっている。

ストーリーモード

ストーリに沿って物語をすすめて楽しむモード。
最大4人までマルチが可能である。

ゲームマスターモード

ゲームシステムを利用してTRPGのセッションを行えるモード。
ゲームマスターはストーリーや敵を含むNPC、アイテムなどの多数のコンテンツを作成し、プレイヤー最大4人と一緒にTRPGを楽しむことができる。
敵を含むNPCの直接コントロールもできるため、ゲームマスターによる細かい裁量が可能になっている。

アリーナモード

最大4人のプレイヤーで対人戦を楽しむことができるモード。
予め作成されているキャラから選択してターン性での戦闘を行う。
ルールは自由に設定でき、AIとの戦闘も可能である。

ゲーム難易度

natoriyuta534
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