ハートカクテル(漫画・アニメ・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『ハートカクテル(Heart Cocktail)』とは、1983年から1990年まで、講談社発行の青年漫画誌である『週刊 モーニング』に掲載された、わたせせいぞう作によるオールカラーコミックだ。男女の蓮阿模様を中心に。親子の愛情や友情の深さについて。基本的には一話完結スタイルで、アーバンテイスト溢れる作画で描いた。単行本は全11巻、後に講談社漫画文庫として全6巻が発売。1986年にはテレビアニメ化、1987年にはテレビドラマ化された。掲載終了後も大人のオシャレなコミックとして人気が高い。

スタンダードなロックからJAZZなど幅広いナンバーが登場する。

シチュエーションに合わせたクラシックからこだわりの車種が登場。

『ハートカクテル』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

彼女「二度と寄ることのない銀河鉄道999のプラットホームのようだった」

「ノックをしなかったサンタクロース」より。
喧嘩中の彼女がそっと彼に会いに来た際のサプライズのセリフが、「二度と寄ることのない銀河鉄道999のプラットホームのようだった」である。
たとえ喧嘩していたとしても彼の事を忘れられない、複雑な女心が魅力的だ。

男性2人「僕たちのお互いの...あのー」「前途を祝してだろ」「そう!それを祝して!」

「ふたりの会社1970-1975」より。
男性2人が自分たち会社を起ち上げたときの会話が「僕たちのお互いの...あのー」「前途を祝してだろ」「そう!それを祝して!」である。数年後会社で重要なポストについていた1人の男性の背後の壁には半分になったプレートが掲げられている。。

彼「ユミコの墓は、この深い雪の下に」

「北へ251キロ」より。
サイドカーに山のような薔薇の花を積んではるか北の地へやって来た男性。
薔薇の花を放り投げながら呟いたセリフが「ユミコの墓は、この深い雪の下に」である。
亡くなった恋人への深い愛情と彼の表情に心揺さぶられる明言。

『ハートカクテル』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

連載35周年を迎えても衰えない人気

2018年には連載開始35周年を迎えたが、その人気は衰えることなく、宮城県石巻にて「わたせせいぞうの世界展 ハートカクテルin石巻」が開催された。
その後も2018年のテイストでリタッチ、リニューアルして描かれた『ハートカクテルR』、作品展のために描きおろされた「ハートカクテル4枚連画」などが展示され話題を集めた。

テレビドラマ・アニメ化の詳細

テレビドラマ版

1987年12月24日にクリスマスドラマスペシャルとして、日本テレビ系列にて放映。
原作をベースにしながらもオリジナル作品として制作された。

出演は三上博史、鈴木保奈美ほか。

エピソードは「ノックをしなかったサンタクロース」「人魚がため息をついたテーブル」である。

テレビアニメ(日テレver.)

1986年10月3日〜1988年3月25日まで、日本テレビ系列で放映。全78話。
提供が日本たばこであったことから、たばこ1本のストーリーとタイトルに付いた。

声の出演 奥田民義ほか。

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