ハートカクテル

ハートカクテル

『ハートカクテル(Heart Cocktail)』とは、1983年から1990年まで、講談社発行の青年漫画誌である『週刊 モーニング』に掲載された、わたせせいぞう作によるオールカラーコミックだ。男女の蓮阿模様を中心に。親子の愛情や友情の深さについて。基本的には一話完結スタイルで、アーバンテイスト溢れる作画で描いた。単行本は全11巻、後に講談社漫画文庫として全6巻が発売。1986年にはテレビアニメ化、1987年にはテレビドラマ化された。掲載終了後も大人のオシャレなコミックとして人気が高い。

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ハートカクテルのレビュー・評価・感想

ハートカクテル
8

今も昔も変わらない恋愛の素晴らしさ

ハートカクテルは1話完結の短編漫画を集めた漫画。何気ない男女間の会話や思いを、お洒落な雰囲気で書き上げています。甘酸っぱい恋やほろ苦い恋、どちらにしても、このようなお洒落な恋をしてみたいと思わせる漫画です。雑誌に連載された後、テレビでも放送され、テレビで放送された音楽はサウンドトラックとして発売されました。その音楽もまたお洒落。漫画の中のそれぞれの話しにあった音楽でした。
作者であるわたせせいぞう氏のオールカラーの絵はイラストレーターらしく、綺麗な色使いで、他の漫画とは一線を画しています。80年代の背景の漫画ではありますが、その懐かしさだけでなく、今でも新しい男女間の思いに気づくことができるでしょう。それは、男女間の生業は、今も昔も変わらないものだからです。ドラマ仕立ての恋愛漫画にはない、いつの時代でも通じる日常を描いているからでしょう(中にはSFの話の回も混じってはいるが)。
私は今でも漫画とサウンドトラック全巻を持っています。私の息子たちも、私がこの漫画に出会った思春期の時期に近づいてきました。そろそろこの漫画の素晴らしさが分かる年頃なので、息子たちにこの漫画を譲ろうと思います。
この漫画から、恋愛の甘酸っぱさやほろ苦さを感じてもらい、恋愛の素晴らしさに気づいてもらいたいものです。

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